勝手に、輝け!ドラマアルデミー賞2007(7月-9月クール)
勝手に、ドラマアルデミー賞2007
(7月-9月クール)
ドラマアルデミー賞とは、私、有 パチ夫の独断と偏見で各部門において、すばらしいと思ったドラマをその当事者には決して知られることなく、表彰してしまおうではないか、というコーナーです。だから、本家のドラマアカデミー賞ではなくて、アルデミー賞、だいぶうさんくさいですが。この賞は1クールにつき、それぞれ発表され、1年の終わりには、その各クールの受賞作の中でもっとも優れた作品にアルティメット・アルデミー賞を授与したいと思います。それでは、2007年三発目は7-9月クールです。
総評 前クールも期待したドラマがことごとくコケたが、今クールも同じような結果に終わった。期待した「ファースト・キス」「スシ王子!」の不発は大きかったな。それでも、個人的には期待半分、不安半分での鑑賞となった「ホタルノヒカリ」「ライフ」の2本のみが比較的満足できた作品であったといえる。「ホタルノヒカリ」「ライフ」ともに、キャストをどう使うかが大きな鍵であると思っていただけに、それぞれ役者をうまく使いこなせていたというのは大きかった。
ゴールデン枠で、視聴率的に今クールで成功を収めたのは「花ざかりの君たちへ」、あとは「山田太郎ものがたり」くらいか。この2つはお世辞にもよくできたドラマであるとはいえなかった。加えて、深夜枠も含め、平均1桁のドラマが5本もあり、扱った16本のドラマのうち9本が1桁落ちを経験するなど、内容面のならず、視聴率もかなり低調なクールであった。
その中で大きな収穫といえば、深夜枠で最終回に17.4%という驚異的な数字をマークした「ライフ」だろう。ゴールデン枠を圧倒するような力を持つ深夜枠の強さを改めて証明する形となった。まあ、「スシ王子!」は例外だけど…。
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作品賞
 | 日本テレビ |
ドラマとしてのうまさや面白みを表現できていたのは、やはり、このドラマであったと思う。演出も抑えるところと盛り上げるところのさじ加減をうまく心得ていたと思うし、それでも掛け合いのテンポのよさはキープしていた。加えて、綾瀬さん、藤木さんの演技も光り、脚本のキャラクター描写の巧みさと相乗効果を生んでいたと思う。 |
演出賞
 | 谷村政樹、加藤裕将、遠藤光貴 |
劇伴音楽の細かい編集や力を入れた暴力描写、悪役をトコトンまで悪役として見せるなどの点が評価できるが、最大の評価ポイントは若手役者からいい表情を引き出せていたことであろうと思う。 |
| 脚本賞
 | 水橋文美江 |
最終回は例によって、早足になっていたことは否めなかったけど、特に、第九夜の仕上がりは秀逸だった。掛け合いからテンポとキャラクター性を実にうまく炙り出していたと思う。 |
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主演男優賞
 | 舘ひろし |
舘さんがギャル語を話すと聞いたときはイタそうな感がしたものの、そんなイメージを払拭するさすが、ベテラン役者の役作り。役をつかみ、イメージのギャップを見事、楽しみながら演じ切った。 |
| 主演女優賞
 | 綾瀬はるか |
綾瀬さんはすべての作品で心に残る演技をしてくれるとは限らないのだが、クセの強い役柄をやらせると、輝きを放つ女優さんだな。コメディも思い切りよく演じ切り、干物女を愛らしく演じていた。 |
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助演男優賞
 | 藤木直人 |
藤木さんは多作なのだけど、どうも琴線に引っ掛かる役柄に出会えていなかったと思う。硬い言葉を多用する潔癖の変わり者なのだけど、その根はいい人という役柄のよさにも支えられ、これまでで最高の演技を披露。 |
| 助演女優賞
 | 福田沙紀 |
最初から最後までヒールとして演じ切った姿勢を評価したい。振り返れば愛海がいる状態で、サイコの領域に足を踏み入れる怪演を披露。オスカーの先輩なんぞより、よっぽど迫力ある存在感だった。 |
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撮影賞
毎度のことながら、細かいカット割りをよくまとめ上げた。照明の使い方にしろ、カメラワーク、俯瞰の使い方もうまかった。中でも、振り返れば愛海カットは鉄板。 |
| 編集賞
寿司の握りバトルを演出するために、あの手この手でCGを駆使した見せ場を作ってくれていた。かなり細かい見せ場ではあるが、その仕事は実に細かい。 |
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美術賞
蛍が干物女に見えるか否かが鍵のドラマであるので、美術スタッフの細かい仕事は大きかった。蛍と部長の住む一軒家のセットが秀逸で、縁側がいい。 |
| 衣装デザイン賞
とにかくこれは量。あれだけの人数の制服、普段着に加え、各回における各種のコスチュームと量はハンパじゃなかったと思う。 |
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作曲賞
このドラマの音楽は耳に残った。「G線上のアリア」を用いた愛海のテーマ曲的な楽曲がよかった。クラシックの曲をロック調にアレンジするのもアリだと思う。 |
| メイキャップ賞
あれだけ人数が多くて、それぞれにキーコンセプトとなっている髪形等があるのだろうから、苦労したことだろうと思う。コスプレ等変則的なメイクも多かったし。 |
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主題歌賞
出演者等に関係ない純粋な主題歌としては、最も耳に残った曲だったと思う。内容を踏まえて書かれた曲であるので、詞の内容もドラマと符合しているし。 |
| タイトルバック賞
キャストがそれぞれノリノリでエアギターをする様をカラフルに演出し、嵐の主題歌「Happiness」との相性も抜群だったと思う。 |
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