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電車男

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ドラマ版


DVD-BOX
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仕様
本編全7枚
DISC7には
「もう一つの最終回SP」を収録

24,990円
舞台版


舞台版DVD
発売中

仕様

6,090円
演出:堤幸彦・主演:武田真治
映画版
2005.12/9発売

DVDは2パターン
発売されます

スペシャル・エディション
スタンダード・エディション

映画「電車男」の
レビューページはこちら

電車男
映画批評
SPドラマ「電車男DELUXE〜最後の聖戦〜」のレビューはこちらから

出演
青山沙織伊東美咲
山田剛司伊藤淳史
陣釜美鈴 白石美帆 沢崎果歩 佐藤江梨子
観月裕子 須藤理彩 啓介 速水もこみち
松永勇作 劇団ひとり 山田 葵 堀北真希
皆本宗孝 小栗 旬 一坂 進 温水洋一
富永 我衆院達也 浅野真平 山崎樹範
山田恒生 岸部シロー 桜井和哉 豊原功補
青山由紀 秋吉久美子

スタッフ
演出
 武内英樹、西浦正記、小林和宏
脚本
 武藤将吾、徳永友一
原作
 中野独人
主題歌
 サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」
オープニング曲
 エレクトリック・ライト・オーケストラ「トワイライト」
製作
 フジテレビ
 公式ホームページ
 http://www.fujitv.co.jp/denshaotoko/index2.html
視聴率
2005.7/7第1話18.3%
7/14第2話21.3%
7/21第3話20.0%
7/28第4話21.0%
8/4第5話18.3%
8/11第6話19.5%
8/18第7話21.0%
8/25第8話19.9%
9/1第9話22.5%
9/15第10話24.1%
9/22第11話25.5%
平均視聴率21.036%
10/6特別編15.6%
2006.9/16映画版12.8%
9/23SP版18.7%
2005.9/8は世界柔道
伊東美咲、伊藤淳史関連作も気になったらクリック!Amazonへ
 

ドラマレビュー
最終平均評価点 3.3/10

評価点評価点
放送前の感想-放送後の感想-
第1話4第7回4
第2話5第8話4
第3話5第9話5
第4話5第10話4
第5話0最終話0
第6話0特別編-

放送後の感想
 このドラマ、視聴率はめっちゃよかったみたいだったけど、私はまるでハマれなかった伊藤淳史は多少、演技は冗長だったが、思った以上によくがんばっていたと思う。やはり、思ったとおり、ダメだったのは伊東美咲だったわ。エルメスに焦点を当てる作品だといいながら、全然エルメスのキャラを掘り下げられていなかったからね。やはり、こちらが期待するのは、原作や映画版のような偶像的なエルメス像ではなく、より人間的なエルメスだったはずだ。恋に臆病になったというくだりもまるで説得力なかったし、キャラ描写・伊東美咲の能面演技と相まって、なおさらエルメスを偶像化してしまっているように思う。それでは、エルメス目線と高らかに宣言した意味がまるでない。そして、端々に見られる明らかに嘘であるギャグには最後の最後までなじめなかった。事実を基にしている話なのに、なぜ、そこまでして事実をファンタジー化したいのかが分からん。ドラマは本当のことばかりだとつまらないのは確か。しかし、肝心な部分には本当のことがないと全てがダメダメになる。そういうドラマを作る上での最低限のモラルがこのドラマの脚本家には欠けていたと思われて仕方がない。

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特別編「もう一つの最終回スペシャル」 10/4放送 視聴率15.6% 演出:武内英樹

 もう視聴率をいいことに大暴走の回だったね。このスペシャルは電車を影で応援してきた人気の高かったキャラクターに電車男のような恋を強引にさせてしまえ、と本編の話と強引に話を結びつけたかなりあざとい企画です。今回メインとなっていたのは、劇団ひとり演じるアニメヲタ松永と六角精児扮する阪神ファンの牛島。

 もはや、この作品は「電車男」じゃありませんよ。ドラマの中で電車がスレの人たちでは追いつけないところに行ってしまったとか言っていたけども、それは電車本人というよりは「電車男」という作品そのもの。本当の本当の電車男さんのあずかり知らぬところで、このドラマは「電車男」という作品を無視した世界を勝手に作ってしまった。どんどんこのドラマは間違った方向に進んでいると思うけどなあ。

 細かいキャラクターのエピソードが語られ、本編の話とは見事すぎるくらい自然につながっているものの、このスペシャルの話が加わることで、ドラマとしてはまた世間が狭くなった。日本のどこかで応援しているはずのネットの住人たちがこんな身近にいっぱいいていいのか?甚だ疑問だ。スケールが大きいようで、内容はどんどん小さいところでグルグル回っているだけの話になってきた。視聴率には自信があるのか、大したことのないシーンも延々と長く、高視聴率で頭がショートした製作スタッフが大暴走した悪ふざけを垂れ流しているようにしか見えなかったなあ。

 別にこういう悪ふざけ的な展開が悪いとは思わない。ただ、「電車男」という作品でやる必要性はまるでないと思うのだ。このドラマではAちゃんねると名前こそ伏せられているものの、「2ちゃんねる」という実在のものが題材となっているわけだし、ネットというかなり現実的なツールを使っているのも事実だ。こういう現実を内包した作品でそれ以外は全て嘘で塗り固めるというのはやはり、作り方として間違っていると思う。それも、もはや、「電車男」とはいえないところまで話が脱線してしまっている。こういう嘘で固めた作品を作るには現実味を排除してくれなきゃダメでしょ。例えば、「トリック」みたいに。リアルさを残した上で、嘘の話を展開させたいなら、土着性とライブ感を映像に映した「池袋ウエストゲートパーク」みたいな映像作りを心がけなきゃ。こう考えると、やっぱり、堤幸彦監督というのはすばらしい腕の監督なのだなあ、と改めて認識させられる。

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最終話 9/22放送 視聴率25.5% 演出:武内英樹

評価☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 0

 何やの、この最終回?めちゃめちゃ腹立ったわぁ。いい方向に、いい方向にしか行かなくて、逆に萎えちゃったわ。1時間半も幸せな主人公を見てると、はらわたが煮えくり返ってくるのよね。

 何か、今日は無理クリに引き伸ばしたのが如実に分かった回だった。最初の30分くらいなんて、ほとんど回想だったもんね。前回、エルメスが掲示板のことで誤解が生じて、2人の仲が険悪になったのでしたが、エルメスが掲示板を熟読することによって、誤解が解けて、晴れて電車の告白タイムになだれ込むという運びです。いやいや、そんな単純に人の誤解は晴れないぞ。いくら電車がエルメスを思う気持ちが本当のものでも、エルメスのプライバシーそのものを切り売りしていたことは事実なわけで、それを天秤に掛けるのは難しいと思う。それを、ああもいとも簡単に理解できてしまうとは、エルメスの懐が広いのか、はたまた、ただ単純なのか。

 そして、まあ、告白のシーンはよしとしてやろう。散々、引っ張りまくりやがって、かなり腹が立っていたが、そこは大目に見ちゃる。その後が問題よ。その後のシーンはまるまるいらなかったね。告白が成就した時点で話を終わらせておけばよかったのだと思う。その後の急激な電車とエルメスの密着ぶりには引いたわ。オノロケの電車を見ていると、無性に腹が立つ。それにしても、エルメスって、なんだかんだいって、かなり積極的じゃない。こりゃ、真正のSだわ。電車を誘惑して、舌まで突っ込んじゃってんでしょ(モザイク入れんなよ)。エルメス改めSメスやね。あの甘すぎる展開に虫唾が走った。

 その後の冗長なネットの住民たちとの別れのシーンもありえねえと思ったし。というか、ネットの掲示板って、ある程度の距離感を持っていると思うし、顔を合わせているわけでもないから、こんな仰々しい別れはないと思う。もうちょっとさりげないものはできなかったか。桜井、陣釜のくだりもサブかった。

 映画版ですら、ありえねぇ〜と思っていたのに、このドラマはありえるありえないの次元を超えたファンタジーでしたな。このドラマの中にやや冗長なヲタクの描写は別にして、その他で本当のことは何一つもない。嘘だけで塗り固められた実に陳腐なラブストーリーやったわ。嘘ばっかりだから、ダメだったのよ。真実は真実の部分でしっかりと描かないと。このドラマはエルメスを主軸にするという設定だというのに、エルメスのキャラ自体に何のリアリティもない。根幹の部分を嘘で塗り固めてしまうと、話が全然面白くなくなるというのを証明した作品だったと思う。少なくとも、事実を基にしているという前提なら、もうちょっと真面目に作ってほしかったと思う。

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第10話 9/15放送 視聴率24.1% 演出:武内英樹

評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

 エルメスにスレのことがバレて、拒絶されてしまった電車。スレに参加していた人たちが秋葉原で必死に電車を掲示板に引き戻し、応援して、諦めかけていた電車を再びやる気にさせるというお話。

 まあ、こういう登場人物たちがコソコソと主人公を応援するという部類のくだりはこの手の話には付き物。しかし、いくら何でもあれはやりすぎじゃないの?秋葉原のそこらかしこに「電車がんばれ」という文字ばかり。こんな不可思議な事態は国家権力が動かないと無理な話。まだ貼り紙くらいなら許せるさ。でも、看板とか、飛行機の空文字とか、あれは確実にやりすぎでしょ。何事にも限度がある。これは、あくまで事実を基にしていると踏み台があるし、もし、電車の話が嘘だったとしても、2ちゃんねるが存在していることは確かだ。少なくとも、実在するものをモチーフに描いているのだから、その実在するものに対する配慮がいるんじゃないのか?ドラマなんだから、ある程度の嘘は許容されよう。しかし、このドラマはその嘘が過ぎる。そこが、このドラマの脚本家の倫理観を疑いたくなる部分だ。

 それに、このドラマの掲示板参加者はみんな揃って、いい人ばかり。そこが気持ち悪い。悪い人が欲しいと言っているわけじゃないけども、性善説が過ぎると思う。人は誰しも心に天使と悪魔がいるはずだし、あくまで他人のことと冷静な目を持っている人がいると思う。そこを捨てて、全てのキャラを善で貫いてしまおうとするのが気に入らない。その天使と悪魔を持ち合わせたキャラが桜井なのだが、こいつが病院送り相当のアホと来ている。何で、ここでふざけちゃうのかねえ。

 それに、エルメスもそうね。エルメスというか、伊東美咲ね。演出する側も使い方を分かってきたのか、台詞を少なくして、伊東美咲をいるだけの存在にしているね。まあ、この人は言葉を発しなければ、かわいい。もはや、エルメス重視で描くという前提はそっちのけで存在だけのキャラになっちゃったね。

 これらから言えることは、このドラマは事実を基にしているという前提なのに、あまりにもファンタジーがすぎるということだ。どうして、製作サイドは「電車男」をファンタジーにしようとするのか?やはり、私としては、ドラマだからこそ許される嘘と、ドラマだからといっても最低限ついてはいけない嘘、そこらの分別をつけてもらいたい。劇中でエルメスには嘘が嫌いだ、と言わせているではないか。それなのに、脚本家がついてはいけない嘘をついているとは言語道断だ。そこらの嘘を区別できるようになってから、エルメスに嘘が嫌いと言わせろちゅう話だ。

 でも、責任を取って一発ヤラせろと電車に迫る陣釜には笑った。責任を取り方がセックスって、あんたこれまでどんな生き方してきたんだよ。それでも、あの時の白石美帆はスゴかったね。あの人、癒し系とか猫かぶってないで、これからは脱ぎも辞さないくらいのS女キャラで攻めるべきじゃない?

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第9話 9/1放送 視聴率22.5% 演出:西浦正記

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 まあ、悪くはないか。ドラマとしては、まあまあよくまとまっているといえるだろう。だけども、もはや、原作の域を超えたエルメスの母親・父親にまで話が発展してしまうと、話の筋としてはあれでよくても、世間一般の通念上からしたら、やはり、おかしいと思わざるを得ない部分が多々見られる。

 まあ、結局、エルメスが恋に臆病な体質であるのは父と母の不仲が原因で、その父親の嘘が原因で嘘に過剰に反応してしまうということで、嘘を嫌う理由はこれで本決まりのようだ。親が原因か…。あの山下真司さん扮するお父さんはそれほど嘘つきの極悪父ちゃんだったのか?私には秋吉久美子さん扮するお母さんも気が強そうなキャラクターだし、少なくともお父さんだけに原因があったとは思えないのだ。ここまでエルメスの話に言及するならば、お父さんがどのくらいヒドい嘘をついたのかというあたりまで言及してほしい。その嘘の度合いによっても、エルメスの嘘を嫌うエピソードに説得力が出てくるか否かが変わると思うのだが…。なら、エルメスが父親をどこか侮蔑するような目を持って見ていれば、そこを言い換えているとも言えるが、別に父親をそこまで嫌っているような素振りも見せていない。エルメス中心にするといいながら、あまりに感情の浮き沈みが分かりにくい偶像的なキャラクターに作り上げてしまった問題点がここにあると思う。

 それに、電車が他人様の家族の問題にまでいちいち首を突っ込むというのは、話が飛躍しすぎなのではないか?「電車男」という話は電車とエルメスの間だけの話でいいと思うし、エルメスに告白も出来ていないのに、ご両親の離婚に関して物を申すというのは、順番が違うんじゃないかと。とある女の子と付き合っている男がいて、その女の子の両親が離婚しようとしていて、その男がその離婚に関してどうこう言え、と言われたら、恐らくためらうのが当然だろう。2人だけの関係ならまだしも、親が絡んでくると話は別問題だ。親にいろいろ言う勇気があって、エルメスに告白する勇気がない。これは大いなる矛盾だと思う。要は、電車というのはバカなんだな。嘘など言えるほど器用ではないバカ正直だし、エルメスのことをレスで書きたい放題書いていたという大きな問題点にも全然気付いていなかったわけだし、こういう人並みはずれたバカな人だったからこそ、やはり、人並みはずれて抜けているエルメスは好きになったちゅうことなんでしょうな。

 そして、今回のラストでスレに電車がエルメスとの恋愛に関する相談をしていたことがエルメスにバレてしまった。ドラマとしては、やはり、こういう展開が必要なんだろうね。やはり、これだけエルメスさん個人のこと細かい部分までをネタとして晒しているわけだから、それを知って、いい気分がするわけがない。でも、そのスレを見つけるなどは、恐らく天文学的確率だろうな。いろいろ雑誌等で話題になってきているという設定ではあるようだが、エルメスくらいの話題音痴ならばその情報が入ってくる恐れもまずはないだろう。それを強引にも見つけさせてしまうわけだ。そのルートが毎度のことだが、実にアホらしい。キーボードを適当に押したら、毒男レスに行き着いた陣釜のパソコンを偶然、覗き込んでしまったエルメス弟がエルメスにチクる。それも、そのページを一瞬見ただけなのに、エルメス弟は自宅のパソコンでそのレスのページをいとも簡単に開いてみせる。ドラマに偶然が必要なのは分かるが、あまりに偶然すぎる。この世間の狭さでは、日本のどこにいるか分からない人が恋の応援したという前提からして崩れてしまっているではないか。

 笑って見過ごしてやるが、桜井のキャラがバカすぎる。あそこまでバカは絶対にいない。あれはビョーキだ。今すぐ病院にかかったほうがいい。桜井のバカぶりはもう、呆れて物が言えない。

 何だか、来週は世界柔道で1週放送がないみたいね。世界柔道の存在を最近まで気付いていませんでしたので、ここ最近で1週お休みを知って、驚いております。それにしても、このクールはスポーツものの中継で1週ドラマが休みになることが多い…。

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第8話 8/25放送 視聴率19.9% 演出:武内英樹

評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

 いやいや、最後の電車の独白のシーンよかったじゃないですか。軽くジーンと来てしまいましたよ。伊藤くん、迫真の演技でしたな。このシーンに免じて、今日は★4つにしておいちゃる。

 でも、やっぱり、個人的には釈然としない部分があるわけよ。今回の電車が独白したことは、嘘が嫌いなエルメスさんに、自分はヲタクであることを包み隠さず、ありのままを見せたいと、自分はヲタクだ、と告白したわけだな。この告白のシーンに関しては感動的だったわな。だけど、電車が脱ヲタしたのは、前回ですよ。前回、脱ヲタしたばっかりなのに、次の回ではもうヲタ復活?こういうところが展開にありがたみがないといいたいところ。そもそもさ、エルメスさんが怒っていたのが、自分がヲタクであったからではないということが分かったから、すぐにヲタ復帰というのはどうなんだろう?エルメスさんに嘘をつきたくないからと言い訳をしているが、要は自分はヲタクを止められないということなんでしょ。

 前々回にエルメスにはヲタクであることを見つかってしまったわけだから、わざわざヲタク一式揃えて、自分はヲタクです、と言わなくてもいいと思う。復帰するなら、最初から止めなければいい。止めたのなら、最後まで止めたまま貫けよ。ヲタであることをカミングアウトするのは問題ではないが、「かつてはアニメヲタだったけども、今はそれを止めて、あなたに夢中です」とか言って、例のフィギュアをプレゼントするとかいう発展性を持たせた展開にしてほしいなあ。誕生日プレゼントであのフィギュアをもらって、嬉しいと感じるかなあ?あれで嬉しいと思うのは、かなりの変わり者かと思う。そこを、自分がヲタを止めて、新たな一歩を踏み出した記念として、あなたにかつての残骸を預かってほしいというような意味合いを込めたほうが、フィギュアにも深い意味が出てくると思う。

 さて、エルメスが嘘を極端に嫌う理由なのですが、どうやらお父さんにあるということでいいのでしょうか?この理由はここまで引っ張らないで、早々に明らかにしてくれたほうが、ここ数回の一連の電車とエルメスのやり取りに説得力が出たと思う。まあ、演技力があって、きらびやかな中にもちょっとした暗さを表現できる女優さんがエルメスを演じていたなら、ここまで引っ張ってもいい。キレイな中にもちょっとした暗さとか意外な要素を滲ませることができれば、グッと観る者は引き込まれる。伊東美咲にはこの要素がまるで感じられないのだ。それはそうと、お父さん役は山下真司さんですか。今日はC-C-Bじゃなくて、「スクールウォーズ」の「HERO」が挿入歌として使われていたから、何でだろうと思っていたら、こういうわけだったのね。でも、山下真司さん登場のシーンは笑ってしまったな。

 電車とエルメスに関してもそうだが、劇中に散りばめられた悪ふざけの過ぎたギャグは何なのだろう?桜井はなぜ、あそこまでバカキャラなわけ?武内さんが以前に演出していた「カバチタレ!」でも豊原功補は今回くらいバカな役を演じていたけれども、かたや「カバチタレ!」はコミックが原作で、かたや「電車男」は実話が基になっている。本質的に違うのに、同じ論理でキャラ作りをしている感があって、そこがどうも気に入らない。笑いを作りたいのは分かるが、いくら何でもふざけすぎだ。そこの境界線の意識がないところに倫理観の喪失を感じる。これはふとんにもぐる陣釜のくだりにしろ、心電図のくだりにしろ、股間にフィギュアを詰める劇団ひとりのくだりなんかにも言えること。確実にああいう笑いはこのドラマにはいらないと思う。こういうふざけたシーンを見ていると、一気に引く。別にオフザケが嫌いというわけではなく、このドラマにはこの手のオフザケが不要だということだ。

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第7話 8/18放送 視聴率21.0% 演出:小林和宏

評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

 今日はちょいと電車の成長ぶりに感動してしまった自分がいた。基本的に私はアンチなのだが、不覚だ…。そこの部分と、ホリケン扮する秋葉カンペーさん@深夜の頃のネプリーグのゲスト出演に対して、★4つです。

 でも、基本的にこのドラマのご都合主義でいいとも!的な脚本はどうも好きになれない。何らかの展開を用意しても、その展開が後にそれほど響いてこない。見るからに、時間の消費のための展開が目に付く。散々、引っ張った割りには、何のありがたみもなく、前言撤回しちゃうし、そこらをもっと考えてほしい。

 今回は、前回での失態を受け、電車はエルメスの涙の理由を自分がヲタであることだと勘違いし、脱ヲタしようと奮闘する話。私もこういうサイトを持っているくらいだから、テレビ、ドラマ、映画は何物にも変えがたい趣味だ。好きな人がいて、その人と付き合うために趣味を捨てろ、と言われたら、悩むなあ。でもさ、趣味というのは、自分から拒否しない限り、心の友でいてくれるぞ。だけども、男女の縁というのは、永遠とはいかないだろう。永遠ではないと分かっていながら、永遠だと思うのが恋と言うんじゃない、夏(クサいこと言っちゃったなあ)。もし、その永遠のときが終わったとき、趣味がないと、その心の穴を埋めてくれるものが何もなくなるぞ。そういうときに、またヲタに復帰するようでは、脱ヲタする意味がないと思う。

 あれだけ電車のことを突っぱねていたエルメスですが、雨が降りしきる中、エルメスの来るのをひたすら待ち続ける電車の姿を見て、すぐに改心。自分があんな些細な嘘を許せないのがいけないんです、だと。視聴者の知りたいのは、なぜ、エルメスがそこまで嘘を忌み嫌うか、というところでしょうが。そもそも、伊東美咲の演技じゃ、エルメスの過去に何があるか、という部分がまるで謎めかない。このドラマはその部分、ホントに語る気があるのだろうか?もしや、この前の葛山のくだりで終了じゃあるまいな。そんなことだったら、蹴りまくるぞ、このヤロー。こういう強がったのに、発展的なストーリーが何もないまま、改心しちゃうドラマって、嫌いなのよね。電車の描写は悪くない。エルメスなのよ、問題は。

 でもさ、電車がびしょ濡れで待ち続けている場面、素直に入り込めなかったのは私だけだろうか?あれほど、一歩間違ったらホラーになりそうなラブシーンも珍しい。電車の顔の下からライトが当たり、降りしきる雨の中、びしょ濡れで、クサい愛の言葉を吐く。後ろの音楽で辛うじてラブストーリーにつなぎとめているが、あそこを「Mの悲劇」か何かの音楽に変えたら、そのままで電車はストーカーに映る。こんなシーンから、愛と狂気、ラブストーリーとホラーというものは表裏一体なのだなあ、と再認識させられた。何だか、明らかに趣旨を逸脱していますがね。

 それに、基本的に周りのキャラクターが映えないなあ、このドラマは。このドラマに、いわゆる普通の人って、いないよなあ。エルメス一家はずぶの変わり者だし、もちろん、電車も少なくとも普通の子じゃない。陣釜も男漁りばかりに精を出している絶倫女かと思ったら、いきなりいい人に変身なんかしちゃっているし、全くありがたみのカケラもない。そして、桜井さんね。あの人もバカだよねえ。「27時間テレビ」での汚点のドミノなんかやっちゃって、暇人過ぎる。それで、結局、いいところを電車に持っていかれ、エルメスに思いを伝えるも何も、ただのいいオジサン程度で終了ですか?かわいそ。このドラマは基本的に皆さん、どこか頭のネジが基本的に1本半くらい緩んでいる人たちばかりがなんだかんだやっているだけに映っちゃうから、何か心を入れうる箇所がないと思うだなあ。ここだよね、実話が基になっているという部分を蹂躙している倫理観のなさを感じる部分は。

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第6話 8/11放送 視聴率19.5% 演出:武内英樹

評価☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 0

 原作は一応、実話を基にしたフィクションということになっているのだけども、一応は実話なのですから、もっと真面目に作るべきだと思うけどなあ。いくら何でもふざけすぎでしょ、話。まあ、ドラマっぽく仕上げたい気持ちも分からんでもないけども、ここまでドラマの中での話にしなくてもいいじゃないか。ホントか嘘かは知らないんだけど、一応、実話というくくりがある以上、どこかで起こりそうという匂いを残しておくのが製作者としての義務だと思う。それを視聴率がいいことで図に乗って、どんどんありえない方向に話を持っていこうとする。話として面白い面白くないの次元ではなく、ドラマを作っている人たちに倫理観がないことが一番の問題だ。

 今回は電車がエルメスの家に遊びに行ったが、何も出来ずに帰ってきて、ネット応援団に強く応援されたので告白しようとしたら、告白の前日にエルメスに電車がヲタであることがバレてしまった、という話。エルメスとしたら、電車がヲタであったという以前に、エルメスとの約束を断るときにヲタということを隠すための嘘をついたことのほうがショックだったようだ。エルメスは過去に男にひどい嘘をつかれてフラれたという傷があるみたいだし、エルメスの両親も父親の嘘が原因で疎遠となっているらしい。まあ、エルメスはとにかくどんな些細な嘘でも、嘘をつかれるのがイヤみたいだ。でも、元のヲタルックに戻った電車の姿を見れば、普通なら嘘をついた理由を察しそうなものだが。あのイタい衣装に、イタい友達、あれを見てしまったら、嘘をついたのも納得するでしょう。そこから、発想を膨らませば、もともとはあんな衣装を着ていたのに、この人は自分のために色々変わろうとがんばってくれたんだ、といつもの天然エルメスちゃんなら、考えそうなものだが。見れば一目瞭然で納得の嘘にそこまで過敏に反応するエルメスの気持ちがまるで理解できない。それなら、もっとエルメスが嘘をそこまで忌み嫌う印象的な理由に言及すべきだっただろう。

 エルメス目線で描くということで、エルメスを偶像のままではなく、一人の人間として描くというのが、このドラマのコンセプトだったはず。しかし、回を重ねるごとに、どんどんエルメスが偶像に仕立て上げられていると思えて仕方がない。無用心にも男を自宅へ招き入れ、積極的にかなり自分からモーションをかける。これでは電車が勘違いしても仕方がない。恋に落ちるのが臆病になってしまっていると言っておきながら、かなり積極的じゃないか、この女。まあ、脚本の言い分としては、電車に何か惹かれるものがあったから、自然とエルメスの行動となって現れた、ということなのだろうが、伊東美咲の能面のような演技に、エルメスを偶像に仕上げようとして、感情の侘び寂など無視した脚本、これではそこらをまるで表現できていないと思うぞ。エルメスの人物像をどんどん掘り下げていくことで、美人なのだが、価値観が周りからずれた奇人に成り下がってしまっている。もはや、電車では手の届かない高嶺の花のはずだったエルメスが、周りの人の兼ね備えている価値観が抜け落ちた変わり者になってしまって、電車がたまたまその変わり者を救ったことから恋に発展する、という見ていて何も面白くない話になっちゃったな。まあ、エルメスがこうなら、他の家族も変わり者ばかり。あの家はホント、奇人の巣窟だな。私個人としては、電車とエルメスが「クイール」を見て、一緒に泣いているのを見て、一気に引いた。ホントはあそこは「マトリックス」をやりたかったのだろうけど、ワーナーから映像が借りられなかったというか、エンドロールをいじるのはNGが出たんだろう。基本的に私は動物映画が大嫌いですので、あんな映画を見て、泣き合っている2人はありえなさすぎと思えて仕方がない。

 エルメスの描き方にも問題があるが、それ以上にあまりのこのドラマの中での世間の狭さに驚く。ネットの住人たちがこんなに電車の近くにいていいのだろうか?掲示板で電車の話を見ていて、エルメスに恋してしまった桜井(豊原功補)なんだけど、ふとしたことでエルメスが沙織であることが分かってしまう。それで、沙織=エルメスを落とそうと必死になるというわけだ。電車とエルメスに距離が出来たところに、強力な恋敵が現れたちゅうことですな。話を面白くしようとしているのは分かるが、これはいくら何でもふざけすぎだ。ミリタリー野郎が東京ビックサイトで警備員をしていたり、ベノアの店に衣装そのままでネットの住人たち総集合もふざけすぎ。この話は顔も知らないし、どこに住んでいるかも知らない人が同じく顔も知らないし、どこに住んでいるかも知らない人を応援したことが面白いんじゃないのか?だったら、ここまでネットの住人に実像を与える必要もないだろうし、そもそもこんなに電車の近くに住んでいるのが分かってしまったら、話のありがたみが薄れてしまう。現代を映した題材を用いたからこそ面白いはずの話の前提からして覆してしまっていると思う。あくまでも、実際に起こった話を基にしていて、現代の真実が含まれているからこその題材を描くことに対する倫理観がまるで感じられない。

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第5話 8/4放送 視聴率18.3% 演出:西浦正記

評価☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 0

 つなぎの話になった途端、急激につまらなくなったな、このドラマ。先週といい、今週といい、つなぎの話にも程があるじゃろがいっ!(ゴリエ風?)特に、今週の話はヒドかった。全編矛盾だらけの惨憺たる有り様。

 今週はエルメスにストーカー登場、という回。もちろん、こんな話、原作にあるわけもなく、オリジナルの話を付け足すのはいいが、いくらなんでもストーカーっていうのはないだろう。

 基本的に、特に今日は、電車も若干、ストーカー入っていたっしょ。防犯グッツをあんないっぱい買いだめしてあるのを見せられたり、あんな必死に家まで送らせて下さい、と言ってきたら、普通の人だったら、若干、引いてしまうと思うなあ。ちょうど合コンのシーンで劇団ひとり演じるヲタクにドン引きだったエルメスの友達2人みたいに。この防犯グッツのくだりにしても、合コンのくだりにしても、まるで疑わず、拒まないエルメス。伊東美咲が演じているからなのだろうが、エルメスがただの変わり者の女にしか見えなくなってきた。電車はたまたま美女のエルメスさんが天性の変わり者気質を持っていたから、棚ボタで付き合えそうになっているだけという話。ホントしょうもない。

 ストーカーの本筋の部分もグダグダ。結局、ストーカーも電車と同じヲタクが入った青年だったわけだ。電車がエルメスを守るという口実でやっていることは、傍から見たら確実にストーカー。ストーカー青年のやったことは犯罪で、電車のやったことは正義。そりゃ、おかしくないか?そもそも、ヲタクがヲタクを説得するっていうオチはどうなのよ?何、エルメスの一大事をヲタクの内輪で解決しちゃっているわけ?こういう論議以前に、今回の話は「電車男」という作品自体から確実に乖離してしまった話だと思うがなあ。

 そして、エルメス側の話も激つまらん。何て、話が薄いんだよ。速水もこみちの役なんて、今のところ全くとして存在価値がない。エルメスの家もアンコールワットみたいなお屋敷だし、エルメス目線の話といいながら、どんどんエルメスの実像が霞んできていると思う。

 映画版のほうも面白いとは思えなかったのだが、ドラマ版のほうはそれに輪をかけてつまらなくなってきている。何でこんなのが高い興行収入や視聴率を稼ぎ出しているのか?私は疑問に思えて仕方がない。

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第4話 7/28放送 視聴率21.0% 演出:西浦正記

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 何だかどんどん原作にない話になっていくなあ。電車男がサーフィンに挑戦、結局、出来ませんでしたって、思いっきりつなぎの話じゃないのよ。まあ、もともとはエルメスがネットサーフィンを海のサーフィンと勘違いしたことから始まったわけだから、別に電車男がそれを真に受けて実直にサーフィンの練習などすることなかろうに。別に電車男が嘘をついたわけではないのだから、丁寧に否定すればいいと思うのだが、違うのかな?エルメスも自分が勘違いしたのだと気付けば、別に電車のことを嫌いになるとかないと思うし。この切り返しも後々の11話に話を引き伸ばすつなぎのための伏線だったちゅうことですな。

 どうも、私としてはエルメスのキャラになじめない。恋に臆病になっているとか言っている割りには、電車で会っただけの男でどんな男だか、よく分からない野郎にひょこひょこメアドなんか教えちゃって、無用心というか、イマイチ過去の傷を抱えているようには見えんのよね。その過去の傷についても語られ始めましたな。私は豊原功補扮する和哉がてっきり、エルメスの昔の男だと思っていましたが違ったよう。どうやら、昔の男は先週からネットの住人として登場していた葛山信吾が演じていた役みたい。この人はどうやら、妻子持ちでエルメスと付き合って、その後、全て失ったという過去があるみたいです。それはそうと、何でエルメスの昔の男が偶然、エルメスと付き合おうとしている電車男のスレに書き込みをしているんだ。いくらドラマだって、脚色が過ぎるだろう。

 エルメスの目線で描くといいながら、エルメスの過去を描く描写はまさにメルヘン。どういうこっちゃ。あくまでホントの話が基になっているのだから、エルメスは偶像的な存在でもあるけども、どこかにいそうという雰囲気も必要だと思う。伊東美咲が演じていると、絶対にエルメスは地球上には存在しないと思えてくる。

 それはそうと、このドラマには一体、何の狙いかよく分からないようなオフザケが過ぎるシーンが数多く登場する。伊藤淳史がスケボでどんどん滑っていくシーンは何だ?あんなバカなギャグを突然、挿入されたって、ポカーンとするだけだ。あと白石美帆扮する陣釜が適当にキーボードを打ったら、電車男を応援するスレにつながったちゅう絶対にありえない展開は反則だろう。陣釜の手を見ていても、少なくとも「www」さえ打っていなかったと思うぞ。こういう明らかなオフザケのシーンは一体、何が目的で挿入されているんだろう?書き込みの際の過剰なCGもさすがに飽き飽きしてきたしなあ。そもそも、私には陣釜というキャラクターがどんな存在意義があるのかが、未だによく分からん。このドラマはなんだかんだ言って、存在意義の分からんキャラクターが多すぎる。

 ただ一つ誉めていいことは、第4話にして初めて温水さん扮する一坂さんの台詞に「スローダンス」のストーリーとシンクロする部分が現れたこと。一坂さんも理一くんに電車の話をしてあげればいいのに、と思う。それにしても、「スローダンス」と「電車男」の話がつながっていて、両ドラマ、偶然に次ぐ偶然が続いており、ホントに世間狭いよなあ、としみじみ思う。

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第3話 7/21放送 視聴率20.0% 演出:武内英樹

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 前回のオフザケ全開モードから一転、今回は何だかマッタリモードに。演出家が変わったのかと思ったら、今回も同じ武内さん。個人的に望むのは、前回と今回の間くらいのテンション。前回はふざけすぎだが、今回は真面目すぎる。回ごとに作調を振り分けているようだが、回ごとに振り分けるのではなく、もっと全話的なものの見方は出来ないものかなあ。1話の中にふざけもあれば、真面目もある。もっと演出のバランスを考えたほうがいい。

 今回見ていて、やはり、思ったのが、伊東美咲の演技力不足。台詞が基本棒読みなんだよなあ、この人は。「いいとも」とかに宣伝で出ても、終始、優等生発言でタレントとしての面白みもない。何でこんな人が主役をはれているのかが分からん。かわいければそれでいいのか?それに、これは何度も言うけど、伊東美咲は28歳でしょ。あと2年で三十路ですよ。そんな三十路への危機感とかを表現できてもいい頃合の年齢なのに、この作品での25歳という設定みたいな、いつまでも年下の女を演じていて、この人はこれから女優としてやっていけるのだろうか?この業界は何だか、伊東美咲を甘やかしすぎだと思う。

 まあ、このあたりは後々語られるのだろうと思うが、エルメスの過去のトラウマが話に活きていない気がする。恐らくは豊原功補扮する桜井と過去に何かがあったということなのだろうが、それで恋に臆病になっているという割りには、結構、エルメスの恋愛スタンスは軽いと思う。電車男に次に誘ってくれないかカマをかけたり、会ったばかりの男の誘いにヒョコヒョコと付いていったり。確かに電車男は見るからに真面目そうだと分かるものの、いくら何でも軽すぎはしないか?もしかしたら、トラウマのくだりが話を補完するのかもしれないが、見ている限りではそれほど大したことにないような話っぽい。どうせ、豊原さんも同じ武内さん演出の「カバチタレ!」の中でのダメ男キャラを踏襲してんじゃね?

 そして、速水もこみち扮する役柄の正体も明らかに。何とエルメスの弟なんだと。え〜、おかしくないか。秋吉久美子さん演じる母親から伊東美咲と速水もこみちが産まれる?秋吉さんと子ども2人があまり似ていないし、秋吉さんの身長が162pに対し、伊東さんが171p・もっこりもこみちが186pですよ。どう考えても計算が合わない。どんだけ、父親は背が高かったんだよ。岸部シローから堀北真希が産まれてきたというのも疑問だし、このドラマはホント家族構成に疑問が多い。

 でもまあ、誉めてもいいところは、レス荒しを話の中に盛り込んできたこと。2ちゃんねるには必ずといっていいほど、こういう荒しがあるし、所詮は他人なわけだから、こういう悪口を言う人だっているはず。その悪口から波及して、レスが閉鎖されかけになりそうになったくだりは、いくらがんばっても"所詮は他人"というシビアな面が出ていて、映画では触れられていないドラマならではのことでよかったと思う。しかし、そのレス荒しにドラマを与えてしまったのは間違いだと思う。そのレス荒しが有名なバスケットボール選手だった、なんて、いかにもドラマという実に陳腐な設定。そのバスケ選手も電車男に感化されて、故障して復帰を断念しそうになっていたけど、リハビリをしようと思うにいたったというくだりも予定調和で面白みに欠ける。このドラマの登場人物は皆、性善説のひとばかりで一人くらい性悪説の人がいたっていいじゃないか。個人的に、レス荒しの人の姿は写さないで、彼に実像を持たせないほうが、ドラマとしては面白くなったと思えてしょうがない。

 このドラマ、巷ではかなり評判がいいようだ。私にとっては好かん。どうも、私は「電車男」という話からして、好きではないようだ。でもまあ、途中棄権するほど、出来が悪いわけではないし、恐らくマイノリティーであろうアンチ派として感想を書けたら、と思う。

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第2話 7/14放送 視聴率21.3% 演出:武内英樹

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 何だか、せわしないドラマだなあ。全体的に落ち着きがなくて、コントのような展開。その割りには話が一向に進まない。全体的にドラマっぽい嘘くささが溢れていますけど、一応、この話は実話に基づいているわけですから、もうちょっとリアルな部分も打ち出していったほうがいいんじゃないかと思う。いささか、ふざけすぎだし、話を引っ張りすぎ。

 今回は、ようやく電話がかけられて、電車男が変身して、エルメスに会うぞ!というところまで。長い、長い。携帯電話がエルメスに通じるまでに既に15分経過してましたもん。エルメスに電話しようとしても、邪魔、邪魔の連続なわけですね。最初はつながったが留守電でジャブ、その後に、男を食い漁る女・陣釜と電話中にエルメスからキャッチ、そして、折り返し電話を試みたら充電切れ。まだまだ電車男の悲劇は続き、コンビニに行って充電器を買おうと思ったら、携帯をいくつも抱える男に充電器を買い占められ、次のコンビニに行ったら、SATの訓練に巻き込まれる。いくら何でもやりすぎだろうよ。ここまできたら、「世にも奇妙な物語」だよ。

 それに、音楽もせわしなかったなあ。「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーのテーマの着メロから始まり、SAT登場のシーンでは「ザ・ロック」、そして、「プリティ・ウーマン」、そして、極めつけはC-C-B。まあ、笑えるっちゃあ、笑えるんだけども、もっと落ち着けよ、と思っちゃったなあ。

 あと、伊藤くんの演技なあ、あれはオーバーすぎじゃない?あんなドモっていたら、はっきり言って聞き取れなくないか?それを一言一句聞き返すことなく、聞き取るエルメス。何だか、「スター・ウォーズ」みたいなドラマだな。チューバッカの言っていることを理解するハン・ソロ、チューバッカのほうはチューバッカでハン・ソロの英語を聞き取るみたいな。見た目はとてもリアルなのに、演技はとても仰々しいのね。

 エルメスのバックボーンというのもどうなんだろう?あのお母さんはないだろう?ていうか、秋吉さん、素じゃん。あの能天気なお母さんから、あのエルメスが産まれる?う〜ん、考えられないなあ。家の中も何だかメルヘンだし。

 でもまあ、唯一の救いは割りと伊藤くんがまともに変身していたこと。やっぱり、しっかり変身しなきゃ、フジテレビに苦情の電話が来ちゃいますから、スタッフさん、どうすればしっかりと変身しているように見えるか、入念に打ち合わせしたんだろうなあ。伊藤くんの見た目と部屋の様子は非常にリアルなんですけど、エルメス側の描写はどこまでもメルヘンチックだし、演技も展開もコントのような落ち着きのない感じ。一体、どこを目指しているのか、イマイチ掴みきれない。

 周りのメンバーもコント性重視の感が強いし、コントのような展開が続いているのに、突然、真面目モードに戻るから、コントメンバーがそれに対応しきれていないのよね。特にドランクドラゴン塚地ね。シリアス演技もコントにしか見えない。電話で話しているのは、はねとびメンバーですか?

 まあ、映画版との違いを出したいというのも分からんでもないが、ここまで嘘くさく作りこむ必要はないだろう。あくまで実話が基なんだから、リアルな側面も残してほしかった。まあ、主演の「ダブル伊トウ」が繊細な演技ができる人たちじゃないから、あくまで一元的に感情を捉えやすいコント調にしたのかもしれん。まあ、傷跡は少ないが、それは本当に面白いドラマといえるのだろうか?

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第1話 7/7放送 視聴率18.3% 演出:武内英樹

評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

 何だかな〜。ちょっとこのドラマはオタクサイドの描写がリアルすぎて、笑えない。深夜番組とかで、この手のオタクを特集していることがたまにあるけど、あれと同じ。笑えなくて、ちょっと引いてしまうのね。このドラマは10時じゃ、まだ早い。今回の内容では、深夜に放送すべきだ。

 話は有名だから、ご存知の方も多いかと思うが、秋葉系の青年が電車で酔っ払いに絡まれている美人の女性の方を助けたことから始まった恋の話。その恋の相談を「2ちゃんねる」、ドラマの中では「aちゃんねる」の顔も名前も知らない人たちにして、彼らの応援を受けて、ちょっとずつ前進していく。とりあえず、今回はエルメス(知っている方も多いと思うけども、電車で助けてくれたお礼にエルメスのティーカップが届いたことから、その女性の掲示板上での通称)に電車男が電話をかけようとする、というところまで。

 伊藤淳史くん、笑えないなあ。ハマりすぎているんだもんなあ。こういう決してリアルを求めてはいない内容のドラマで、やけにキャラクターがリアルすぎるとやはり、入り込めないんだよなあ。伊藤くん、スーツとか着ても、全く社会人には見えないし、見るからにダメダメボーイのオーラ全開。次々に起こる悲劇も演出としては笑ってほしいのだろうが、何だかハマりすぎていて、見ていていたたまれなくなる。今回、カッコいいリーマン役でちょこっと出演していた映画版主演・山田孝之のほうがやっぱり、適役だっただろうなあ。彼はどう見ても男前。だけども、そんな男前が秋葉系を演じていることが面白いわけで、山田くんの映画での演技は仰々しさとリアルさの中間の色合いをうまく出していて、よかったと思う。伊藤くんはリアルすぎて逆にこのドラマには合っていない。どこまでもリアルを追求すればいいというものではない。ドラマって、そんなもの。

 それに、伊藤くん扮する電車男を応援する人たちもキャラが濃ゆすぎて、どうかと思う。映画版も十分濃かったと思うが、私からしたらあれくらいで十分。電車男の実際のオタク友達に劇団ひとり、ネット応援団の一人にドランクドラゴン塚地って、見るからにオタクという人たちの巣窟じゃないですか。そして、なぜか女優として出演の菊間アナも何なんでしょうか?

 オタクサイドが妙にリアルすぎたのですが、エルメスの描写はどうなんでしょうか?こっちは妙にエルメスを偶像に仕立て上げすぎているような気がしてなりません。このドラマの一番の注目点はこれまで語られることがなかったエルメス視点のストーリー。やはり、そこを語るならば、エルメスこそをリアルに描くべきなんじゃないでしょうか。映画版はずっと電車男の目線なわけですから、エルメスは偶像のような存在でいいと思うんです。だけど、このドラマは映画版とは違う色合いを見せていくべきじゃないかと思う。そもそも、伊東美咲ではエルメス側のドラマが何だかとても嘘くさいものに思えて仕方がありません。伊東美咲って、かわいいだけで演技力が伴っていない。もう28歳だというのに、あんな役ばかりでこの人は大丈夫なのだろうか?私は映画版のほうが伊東美咲で、ドラマ版のほうに演技のできる中谷美紀を回すべきだったのではないか、と思うなあ。

 「電車男」は秋葉系と絶世の美人というミスマッチな2人のラブストーリーという部分がウケているのだろう。映画版は個人的にはあまり好きではないが、オタクサイドの描写を極力マイルドに抑えて、フジらしいラブストーリーにまとめていたと思う。しかし、このドラマはあまりにオタクサイドがハマりすぎているし、「ダブル伊トウ」が頼りないし、しっかりとラブストーリーに収束していけるのかがとても不安だ。とにかく、今回の内容は10時ではまだ早い、深夜向けの内容だったかと思う。

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放送前の感想
 昨年、「世界の中心で、愛をさけぶ」が取った「原作→映画→ドラマ」のいわゆる「柳の下」方式で、フジテレビがTBSへの雪辱に燃えるドラマ。「2ちゃんねる」で恋が成就した物語。映画版は意外と評判がよく、私も近々、見に行こうかとも思っております。まあ、映画版は山田孝之、中谷美紀が主演で、共演の役者の方々も粒ぞろい。しかし、ドラマ版はどうも頼りない伊東美咲に伊藤淳史、私はこの2人ともにそれほど演技力がある役者だと思えない。山田、中谷の演技のうまさに比べれば、明らかに劣る。脇役も映画のほうがずっと魅力的。「世界の中心」の場合はドラマは映画に比べると、キャストは地味だがしっかりと演技の出来る人たちを集めていた。さらに、「世界の中心」は映画版・行定勲、ドラマ版・堤幸彦と一流の演出陣を揃えたが、「電車男」は映画版・村上正典、ドラマ版・武内英樹ではやはり、実力には差がある。どう考えても、「世界の中心」のほうが上質そうなのは目に見えているが、それなりに話題になると思うので、様子見程度に見たいと思う。肌が合わなければ、やめようかな

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