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ファンタズマ〜呪いの館〜


このドラマはテレビ東京系ですので、放送しない地域もございますし、放送する地域でも放送時間は異なります。
公式ホームページで放送の有無、時間を確認の上、ご覧ください。(公式ホームページのリンクは下にはってあります)

また、この作品に関しまして、視聴率の掲載の予定は今のところございませんので、ご了承ください。

DVD発売情報


DVD-BOX

発売中

仕様
全3巻
12,915円
単品も発売されます(各5,040円)
Vol.1(episode1,2を収録)
Vol.2(episode3,4を収録)
Vol.3(episode5,6を収録)

監督
episode1「午前二時のチアガール」パパイヤ鈴木
episode2「いつも一緒」千葉雅子
episode3「ひと夏の拘束」及川奈央
episode4「花言葉は嫉妬」恵 俊彰
episode5「別れのワイングラス」伊原剛志
episode6「最後の呪い」津田寛治

企画監修
岩井志麻子

レギュラー出演
伊藤裕子 篠井英介
製作
テレビ東京
公式ホームページ
東宝ホームページ内
http://www.toho-a-park.com/dorama/fantasma/index.html
テレビ東京ホームページ内
 http://www.tv-tokyo.co.jp/fantasma/

前クール放送の「ヴァンパイアホスト」のレビューはこちら

ヴァンパイアホストのススメ!

ドラマレビュー
最終平均評価点 4.5/10

評価点評価点
放送前の感想-放送後の感想-
EPISODE1#11EPISODE4#16
EPISODE1#22EPISODE4#27
EPISODE2#15EPISODE5#15
EPISODE2#26EPISODE5#24
EPISODE3#13LAST EPISODE6
EPISODE3#25  

放送後の感想
 まあまあの作品だったんじゃないかと思います。この作品はパパイヤ鈴木、千葉雅子、及川奈央、恵俊彰、伊原剛志、津田寛治という6人の著名人が本格的な監督に初挑戦するという企画でした。この企画は企画で面白かったと思いますよ。演出も六者六様で。まあ、パパイヤのエピソードの関してはヒドかったな。そのときは、このドラマはどうなるかと思ったけどその他のエピソードに関しては、目も当てられないという作品はこれと言ってなくて、それなりに楽しめたかなと思う。ストーリーに関しては、微妙だったのは否めないが、このような深夜帯という時間を活かした実験的な内容の作品を積極的に作っていってもらいたい

LAST EPISODE 9/26放送 監督:津田寛治
(ゲスト出演)須賀貴匡

評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

 1回は、選挙でEPISODE1前篇の再放送、そして、もう1回はサッカーか何かで放送が1週お休みとかで、2回前に進めない週を乗り越え、何とかこの作品も最終回を迎えました。最初はこの作品も30分ずつの前篇と後篇に分ける予定でしたが、放送日程の都合で、最終回は何と1時間SPで1本につなげて送ることになったようです。

 さて、今回はレギュラーキャストである伊藤さんが主演の回となります。伊藤さん扮する早坂刑事が5つの事件の謎を解いていくのが今日のお話となります。まず、5つの事件について。5つの事件には、鏡、人形、浴衣、薔薇の花、そして、ワイングラスが関わった変死事件なんですね。そして、それをつなげるのが一人の少女。

 要はこの少女がいろいろと人を呪い殺していたわけですね。この変死事件の共通点は同じマンション内で事件が起こっていて、事件に関わった5つのモノは篠井さん扮する内藤が店主をつとめるアンティーク店に集まってくることだった。そして、ここでようやく本格的にレギュラーキャスト伊藤さんと篠井さんの絡みのシーンが出てきたというわけです。ここまでくるのに長かった。そこで、内藤と少女をつなぐ鍵が出てくるのです。少女の名前は恩田沙織。母親である美津子が忙しいとかいう理由で内藤の店に毎日のように来ているのでした。そこで、手に入れた本が黒魔術に関する本。そこに書いてある呪文が「マージケ・スペーニ」。毎回出てきているあの呪文です。

 この黒魔術により、呪いを封入された品物が前述の5つ、鏡、人形、浴衣、薔薇の花、そして、ワイングラスなのです。なぜ、沙織は黒魔術で呪いをかけねばならなかったのか。それは、母親の美津子にあった。美津子は夫を亡くし、娘と2人だけで暮らしていた。そんなとき、美津子に恋人ができ、美津子は沙織を奥の部屋に軟禁状態にし、自らは快楽にいそしんでいたということなのです。この黒魔術の精神は"快楽(エロス)の代償は血で贖(あがな)え"。だから、5つのモノに引き付けられた人たちはある快楽を得る代償として、死によって贖わされたということになります。

 まあ、長々と今日の話のあらすじを説明してきましたが、全体的な評価はまあまあといったところです。全体通して見ると、何だか雑なところと凝っているところが、まちまちでやや統一感に欠けたというのが本音です。

 まず、もったいなかったのが篠井さん。篠井さんがLAST EPISODEでようやく本格的に活躍するかと思いきや、すぐに…なことになってしまう。う〜ん、これは残念。もっとこの人はレギュラーで出しているからには、うまく使ってほしかった。

 次に早坂刑事の過去について。早坂刑事にはお兄さんが事故に遭い、事故死するという過去があった。お兄さんは模範的な刑事として通っていた人物だったらしい。このお兄さんが結構、この事件の重要人物だったりする。だけど、このお兄さんのお話が出てきたのは、EPISODE5から。この前出てきたばかりの設定では視聴者は驚けないのが実情だろう。あまりにレギュラーキャストが前半、絡んでこなさすぎたと思う。この過去はある程度、前から提示しておけば、ある程度の驚きは与えられたと思う。

 まあ、でも、呪いのカラクリに関しては、まずまずといったところ。2時間くらいの映画ならちょうどいいくらいのものだったかな。3ヶ月も引っぱるほどのものではなかったような気がする。2時間くらいの作品で見たら、まずまずの出来だったかもしれない。

 しかし、このドラマのコンセプトは著名人の素人監督が演出をするということ。今回の監督は俳優の津田寛治さん。津田さんはどんな映画にもちょこちょこ顔を出す名バイプレイヤーなだから、数多くの監督の演出には触れてきました。だから、6人の監督の中では一番、技巧的でした。映像トリックを使った面白い映像もところどころあって、センスはいいものがあるなあと思います。さすが、多作の俳優さんなだけあって、監督のいいところは吸収しているな、と思いました。

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EPISODE5#2(後篇) 9/19放送 監督:伊原剛志
(出演)森下千里 松永博史 高樹マリア

評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

 少女の正体の核心には迫りつつありましたが、今回エピソードの事件に関しては何だかあまり話が転ばず、消化不良のまま終わってしまったな、という印象。

 少女があの謎の呪文「マージケマージケスペーニスペーニ」を唱えると、いろいろと呪いが引き起こされるということらしいです。この少女は何らの理由で非常に孤独であったらしいのです。だから、いつも孤独な人の心につけ込み、その人に危害を及ぼすような危険分子へ呪いの制裁を加えていたようなのです。そして、少女は誰かその者に孤独を解消してくれるような人物が現れてしまうと、その者に相手がいることを羨望し、その者を呪い殺すということにしているようです。

 まあ、今までの話を思い返してみれば、確かにそうでした。でも、そう言われたからって、別に大して感心する点はないのが悲しいところね。まあ、ここまで引っ張ってきたけど、大して気になる呪いではなかったからねえ。今回は次の津田寛治さんが監督するLAST EPISODEの前に呪いのある程度の謎解きの糸をほどいておくための回だったんですね。

 だから、特に今回はエピソード自体のワイングラスに関するストーリーに魅力が感じられなかったと思う。結局、大して事件そのものの話が転ばないまま、呪い殺されてしまったな、という感じ。まあ、LAST EPISODEの下敷きとしてのエピソードだったのかな。だから、今回の事件に関してはやや穴埋め的な感がしないでもない。

 次の津田さんのエピソードで、ここまで引っ張ってきた少女の謎がようやく解き明かされ、伊藤さんと篠井さんが謎を解く方向へ進む見通しです。ここまで来るのに、かなりの紆余曲折ございました。そもそもレギュラーキャストが脇役で、その人たちがちょろちょろ出演だから、呪い捜査の進展がものスゴく緩慢だったのよ。この設定はもうちょっと考えるべきだったのではないでしょうか。

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EPISODE5#1(前篇) 9/12放送 監督:伊原剛志
(出演)森下千里 松永博史 高樹マリア

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 今回の監督は俳優の伊原剛志。まあ、伊原さんは結構、いろんなドラマ、映画でよく見る人なんで、演出に触れる機会は多いことでしょう。それなりには雰囲気を持ったエピソードでしたかね。

 今回の呪いのツールはワイングラス。梨花という女性が主人公で博之という男性との不倫で悩んでいた。彼を独り占めしたい、そんな気持ちが常に彼女の心にはあった。そこで、梨花の友人・みどりはアンティーク店でペアのワイングラスを購入し、適当に作ったおまじないを彼女に教える。みどりが適当に作ったはずのおまじないがなぜか効果を示し、梨花のもとに博之は会いに来る。しかし、妻である智子からの呼び出しで博之は帰ってしまう。一人の寂しさから、梨花は自分が智子と入れ替わった様子を妄想する。すると、智子は梨花にまるで憑依されたかのように言葉を発し、最後には自殺をしてしまう…。

 どうやら、この一連の呪いにはある少女が関連しているらしいということは分かってきましたね。鏡、人形、浴衣、薔薇、そして、このワイングラス。少女とどうやって結びつけるというのでしょうか?少しつかみきれないところがありますが…。何だかその少女の呪いの作用が働いて、いろいろ人が死んでいるという話みたいです。それにしても、少女の割りにはツールによって、まあ、多種多様な呪いの仕方をしてきますなあ。

 今回のエピソードは最初から、ある程度、官能と恐怖が融合された形をなしていたところはよかった。だけど、どうも少女がみどりまでも呪い殺す必要があったのか、ちゅうところが釈然としないところ。基本的にツールの周辺でイチャイチャしている人を見つけたら、呪い殺すというのがスタンスなの?なら、何で梨花の妄想の片棒を担ぐようなことをしたわけ?彼女はイチャイチャを最後までしていなかったから、いいのか?ここらがまだ消化不良の感。

 今回の主演はグラビアアイドルの森下千里。まあ、適度に露出はするものの、濡れ場に関しては、元AV女優の高樹マリアが担っていた感がしますね。官能担当ということでしょうね。恐怖と官能はそれなりには融合していた気がするけども、話のつながりに若干の違和感を感じ得なかった。まだ少しよく分からないことが多すぎる。次の回でうまく説明してくれるといいのですけどね…。

 あと、ようやくレギュラーキャストの伊藤さんと篠井さんの初の会話シーンがございました。ここまでたどり着くのに時間がかかったなあ。この2人が事件の謎を解く人たちなんでしょ。もっと早い段階で会っていても、よかったと思うんですが…。

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EPISODE4#2(後篇) 9/5放送 監督:恵俊彰
(出演)加賀美早紀 山本彩乃 加藤晴彦(友情出演)

評価★★★★★★★☆☆☆ 7

 うぉぉ、これは結構、本格的なスリラーでしたよ。びっくりしました。正直、気持ち悪かったかなあ。

 前回はありさが薔薇の花にとり憑かれておりましたが、それが今度はそれを救おうとしていた裕香に伝染したみたいです。そして、裕香はありさを殺し、自分が薔薇の絵を完成させようとするのです。

 そこで、薔薇はありさの血を得て、生き続けてきた。しかし、薔薇はありさの生き血が与えられなくなった今、枯れてしまった。薔薇はありさの化身となっていたのである。裕香は自らの血を薔薇に捧げようとするものの、薔薇はいっこうに赤々しさを取り戻すどころか、ますます枯れていってしまう。

 裕香はそこで、ありさの生き血を飲むということで、薔薇を生き返らせようとする。その血を薔薇に与えることで、裕香とありさは一心同体となったということと考えていいんじゃないかな。つまり、血と血が交わることで、性的な関係以上の官能と恐怖が融合した世界が構築されたということなのでしょう。

 そして、その薔薇は裕香にありさの血がよくて、自分の血が受け入れられないということに著しい嫉妬を覚えていく。この嫉妬の覚え方なんて、屈折していて、ものすごくサイコですねえ。他のエピソードが感情の描写に関して、かなり上滑りなだけに、このエピソードは何かやけにリアルで気持ち悪かったです。

 それに、主演の加賀美早紀の演技がなかなかのもんで、他のエピソードの主演アイドルたちが飾り程度の存在だったのに対し、結構、存在感あったと思うよ。恵さんの演出もなかなかうまかったすよ。

 このエピソードは単体で見たら、なかなか面白いサイコスリラーだった。だけど、このドラマのコンセプトはどうやら、軽い濡れ場と軽い恐怖描写を著名人の素人監督が撮るというものでしょ。本格的すぎて、ちょっと他のエピソードとのギャップを感じたな。恐怖と官能の次元が少し深層すぎる気がしました。贅沢な注文ですがね。

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EPISODE4#1(前篇) 8/29放送 監督:恵俊彰
(出演)加賀美早紀 山本彩乃 加藤晴彦(友情出演)

評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

 いや、なかなか面白かったですよ。恵さん、なかなかやりますねえ。

 今回の呪いのツールは薔薇の花なんだそうです。この薔薇の花はどういうわけだか、嫉妬の気持ちにつけ込む不思議な力を持っているようなのです。そして、その薔薇は人の生き血を吸い、赤々しく咲き続けるのだそうです。

 このエピソードの主人公は美術学校に通う女子高生・裕香。そして、裕香の友達のありさは課題の絵が全く描けないことに焦りを覚えている。そして、絵の腕を上げて、周りからもてはやされる裕香に嫉妬を覚えている。それを見かねた裕香はありさにある洋館で見つけた薔薇を届ける。それからというもの、ありさは何かにとり憑かれたのように薔薇の絵を描き始める。

 結構、ストーリーもこのエピソードに関しては、生々しく息苦しい、なかなかうまい設定なんじゃないかと思います。嫉妬に狂っていく少女は自らの生き血を捧げる代わりに、最高の絵を享受する。なかなか屈折していて、ホラーっぽい世界観です。そこで、少女は自らを自傷し、生き血を捧げる。しかし、これ以上、血を捧げれば、自らが絵が描けなくなる。そこで、嫉妬の矛先である裕香の血を捧げようと、彼女を襲おうとするのです。今までは鏡とか人形とか浴衣とかモノがヒトを殺す恐怖ばかりだったけど、今度はヒトの心を麻痺させて、ヒトがヒトを殺すという方向に話を持ってきたところは評価してもいいことだと思う。

 ただ、恐怖の部分は合格点でも、官能の部分はほとんどなかったかな。最初に男女がイチャついていたくらいで、あとは全くそういう部分はなし。今までは基本的に男女の性関係というのがベースにあったので、これはどうなるのかなあ。まあ、女と女のレズという倒錯した性関係も深夜なら、OKだろうけど、設定が女子高生だから倫理上、問題か。とりあえず、次の回は官能の部分にもズームアップし、恐怖と官能の融合がある程度、なされたものとして作品をしめてもらいたい。

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EPISODE3#2(後篇) 8/22放送 監督:及川奈央
(出演)吉井怜 安居剣一郎 不二子

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 不二子さんが先週の回で殺されてしまったことにより、後篇は急速に官能の部分はトーンダウン。そして、恐怖の部分を重点的に描くようになりましたね。

 いや、意外とがんばっていましたよ。意外とよくできたホラーシーンでしたよ。まあ、恐怖の見せ方とか照明の使い方とか、素人っぽいのは否めないけども、素人の監督なら、よくできていると思いましたよ。この前の浴衣は捨てても必ず自分のところに戻ってくる浴衣のようですね。そして、最後にはその浴衣に憑依している何かにその帯で絞め殺されるというもの。なかなかホラーシーンの展開の仕方もうまくて、それほど期待していなかったのもあったのか、このがんばりぶりは少し意外でしたね。

 ただ、一つ残念だったのは、篠井さんがいまだにどんな役どころかがつかめないこと。まだ、ただのアンティーク店の怪しげな店主だけという感じね。伊藤さんが結構、話に絡んできている中、篠井さんがまだ絡んでこないのが、残念だなあ。

 次のエピソードの監督はホンジャマカの恵さんだそうです。まあ、及川奈央は素人といっても、種類は違えど、監督からの演出は年中、受けていますから、多少は演出に関しては参考になったのでしょう。恵さん自体はドラマ出演経験はそれほどでもないから、演出に関してはどれくらいの腕を持っているのかは未知数だな。

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EPISODE3#1(前篇) 8/15放送(8/8は放送なし) 監督:及川奈央
(出演)吉井怜 安居剣一郎 不二子

評価★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3

 この話に出てくる呪いのツールは今まではアンティークもので統一されていたのに、なぜか今回は浴衣ということらしい。アンティークの鏡と人形、そして、浴衣に共通する呪いって、一体、何だろう?

 今回の監督は、及川奈央ということなので、ドラマ自体を見ようとしている人はあまりいなくて、及川奈央ファンがほとんどだと思いますね。紹介では女優と出ていましたが、この人はAV女優ですよ。AVが付くと付かないとでは大きな違いです。

 内容としては、監督が官能が本業ということで、官能の面で言えば、まあまあだったかな。主演の吉井怜は一応、有名なタレントさんだから、官能的な場面はほとんどありません。そこを不二子という方が官能の面を全て担っておりました。彼女あってのこの回だったのじゃないですかね。不二子さんというのはお美しい人だし、スタイルもいい。こういう濡れ場専門の女優さんになりそうな人ですね。

 しかし、このドラマは官能と恐怖というのがテーマのはず。恐怖の部分に関しては、やはり、稚拙さが目立った。次の回で分かるということなのだろうが、結局、その浴衣と恐怖がどうつながってくるのかが、イマイチつかめない。まだ今までのエピソードはツールがどう恐怖とリンクしているのかがある程度、分かったが、このエピソードは分からない。ストーリーとしたら、大して説明することがない。主人公の理沙は翔太に思いを寄せているのだが、実は理沙の友人とあさみは付き合っていて、それを理沙は知らないというだけの話。そこで、浴衣がちょこちょこ出てきて、濡れ場を導き出すためのツールで使われる。そして、最後にあさみがひとりでに動き出した浴衣の帯で絞められて殺されて、また来週というオチ。恐怖の部分は正直。ポカーンという感じですね。

 まあ、AV女優さんですから、これくらいしないと見ている人には怒られてしまうので、しょうがないことだとは思います。ただ、あまりに官能が先行しすぎていると思うのです。そこらへん、恐怖と官能の融合をもっとうまくやってほしかったものです。前篇、後篇でできているわけですから、まあ、一本通して見てくれ、ということなんでしょう。だけど、そういう場合は、前篇にもそれなりの見所を作るように脚本を構成しなければいけません。脚本家の未熟さが目立つ作品ですね。

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EPISODE2#2(後篇) 8/1放送 監督:千葉雅子
(出演)赤坂七恵 江口のりこ 政岡泰志 永山たかし

評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

 今日は先週、祥子が執着していた人形に未来がその魅力にとり憑かれる回。どうやら、この人形なのですが、EPISODE1のときの鏡にも出ていた少女と「マージケマージケスペーニスペーニ」という謎の呪文が登場。謎がつながっているんですね。

 この人形の魅力にとり憑かれると、人形とその人物がリンクされ、人形が何か痛めつけられると、その人物も同じところに傷を負うということなのだそうです。まあ、未来の場合、その人形が行方不明になって、未来はとんでもないことになるわけです。その人形はある少女が持っていっていたのですが、その人形をその少女がもてあそぶたびに未来は痛い目にあわねばならないということです。これはこれで、怖いことです。結局、マンションの屋上から人形が落とされて、未来も人形と同じくマンションから転落…。

 今回はふつうに見ていて、なかなか面白かったんじゃないですか。まあ、ストーリー自体もよく分からないところもありますが、展開はまあまあよくできているしね。演出も下手じゃなかったですよ。映像ものの素人といっても、これくらいだったら、まあまあ許容範囲くらいじゃないですか。

 伊藤さんも篠井さんも初めて、他の役者さんとの絡みがありましたね。だんだんと核にこの2人が迫っていくのでしょうか。とにかく、この2人がしっかりと絡んでくれるのかが心配です。二人だけののレギュラーキャストが共演しないままではもったいないでしょう。

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EPISODE2#1(前篇) 7/25放送 監督:千葉雅子
(出演)赤坂七恵 江口のりこ 政岡泰志 永山たかし

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 今回は舞台演出家の千葉さんが演出の回。まあ、多少、映像ものとしては素人感が目立ったものの、パパイヤの時よりは断然面白かった。まあ、作品としてはあんまりだけど、比較対照でということね。

 話は劇団の女優・未来は同棲相手を同じ劇団員に寝取られて、ルームシェアする相手を探していて、司法試験合格を目指す祥子という女性に押し切られてルームシェアをするようになる。しかし、その祥子という女性はアンティーク人形になぜか、異常な執着を見せていた…。

 どうやら、今回は人間を狂わせるアンティーク人形のお話のよう。その人形に心を奪われると、その人形と身体が同一化し、人形に何か危害が加わると、それを所有している人物も同様に危害が加わる。何かブードゥー教の呪いみたいですね。まあ、男がいきなりその人形の服を脱がせたり、取り合いをしたりとかなり強引な展開は多々、ありましたが、パパイヤのときよりは官能と恐怖という面ではなかなかバランスがよかったかなと。

 今回、もう笑ってしまいそうだったのですが、その人形にとり憑かれている祥子を演じていた江口のりこの絵に描いたようなオーバーなイッチャッてる演技があそこまでやられると、人物像の掘り下げが浅くても不気味でね。結局、この祥子は男たちが人形を取り合いをして、人形が全身バラバラの状態になったあと、バラバラ死体の状態で発見されることになるのです。深夜なんだから、これくらいの展開はほしいわな。

 そして、次回の後篇ではその祥子とルームシェアをしていた未来がその人形に侵されていくようになるようで、ようやくレギュラーキャスト、伊藤さんが物語の本筋に絡んでくる様子。まだまだ篠井さんは謎の存在のままですが。でも、篠井さんって、こういう謎の役をやらせたら天下一品ね。あの微妙な表情だけで、気になるもんなあ。

 どうやら、このドラマはやっぱり、その演出家のセンスいかんで面白いエピソードかそうでないかは大きく分かれそうです。特にあまり演技には慣れていない恵さんなんか、ちょっと不安が残るところか。

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EPISODE1#2(後篇) 7/18放送 監督:パパイヤ鈴木
(出演)上野なつひ 江畑浩規 あすか 岡田 薫

評価★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2

 相変わらず、役者の皆さん、演技が下手ですねえ。まあ、それは前回から同じことなので、よしとして、今回のお話について。はっきり言って、よく分からなかったというのが本音かな。何だかシュールな結末だった。

 まあ、お話自体はなぜかいつも鏡の前で午前2時になると、犯されかかるか、何かされる女の子で、その鏡に映って、その女の子と交わろうと試みたら、その人たちはみな変死、そして、その女の子も行為を済ましてしまうと変死するというものなのかな?2度は男に、1度はレズの女に犯されそうになった女の子ですが、ついに本人も合意の上、セックスをするわけなのですが、その現場が鏡に映って、多分その女の子とその相手の男は変死したということなのだろう。しかし、間接的な表現で実際、死んだということは明言されていないから、もしかしたら違うのかもしれない。

 まあ、こんなことを考えてしまうくらい、結末がイマイチ分からなかったちゅうことです。この鏡の何らかの呪いに関して、キーポイントとなるのは、「マージケマージケ〜」とかいう呪文なわけです。この呪文の正体、呪いの原因というものはほとんど明示されず。何だか少女、バレリーナあたりのヒントは出されていたような…。ということは、この他愛もない呪いを最後まで引っ張るつもりなんだろうか?

 先々週、わずかな期待を示したレギュラーキャストの伊藤さんと篠井さんは今回も最後にちょろっと出てくるだけで、何らこれといった出番なし。この2人は結局、2人で謎解きをすることになるんだろうか?2人の接点がなければ、何のためのレギュラーなのか、ということにもなりますからね。

 このドラマ自体のテーマのはずの官能と恐怖も何だかなあ。官能シーンも官能と呼ぶにはおこがましいもので、役者の演技が固い。恐怖シーンにも思い切りがなく、首の静脈に鏡の破片が刺さったはずなのに、出る血糊はチョロ〜。そこはケチらず、ドバッとイケよ。画自体がしょぼくなるから。

 パパイヤも素人だね。ストーリーテリング自体、なっていない。まず、午前2時になぜ、いつも決まってその女の子は犯されにゃならんのか、というところに説得力のかけらもない。映画「ファイナル・デスティネーション」みたいに強引に信じさせるくらいの勢いのある創意工夫が欲しい。ここらのディテールが弱いのに、ストーリー自体が釈然としないシュールなものって、これ以上タチの悪いものありませんよ。

 EPISODE1を見終わってみて、どうやら話としては、各EPISODEで違った種類の呪いを描きながら、その呪いには共通項があって、その点と線をレギュラーの伊藤さんと篠井さんが結んでいくという展開になるのかなあ。イマイチ先行きが見えてこない、コンセプトがイマイチよく分からないドラマですね。

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EPISODE1#1(前篇) 7/4放送(7/11選挙のため再放送) 監督:パパイヤ鈴木
(出演)上野なつひ 江畑浩規 あすか 岡田 薫 石塚英彦(友情出演)

評価★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 1

 6人の著名人が監督を務め、官能と恐怖を融合させたストーリーを各2話ずつ合わせて6つのエピソードを送る実験的手法のドラマ。今回の監督は、振付師パパイヤ鈴木。

 振付師のパパイヤらしく、大学のチア・リーディング部に所属する女学生の亜矢が主人公。まあ、チア・リーディングをしているときのカメラアングルなど、パパイヤのエロ親父ぶりが分かる、露骨なローアングルショットが目立つ。

 話の筋は亜矢がアンティークショップで見つけた鏡、その鏡を置いたときから、今までダメだったチア・リーディングもメキメキ上達するようになる。しかし、その鏡の前で亜矢は先輩に強姦されそうになる。その後、その先輩は謎の変死を遂げることになる…、というもの。

 まあ、はっきり言って、素人が作った感がプンプンする作品でしたわ。演出、演技、ストーリーからして全てにおいて、素人っぽい実にちゃちい感じのするものでした。出来の悪い「ほんとにあった怖い話」といったところか。

 まあ、いい機会ですので、それぞれ愚痴らしてもらいます。まず、演出から。まあ、始める当初から、危惧はしていましたが、パパイヤの演出能力は予想通りの素人レベルでした。まあ、多少撮影などにお金がけられる分、自主制作映画に毛の生えた程度といったところでしょうか。人が死ぬときのショックシーンの見せ方の下手さなんか、見てられません。怖く見せようとしたら、絶対もっとうまい見せ方があったと思いますが。それに、鏡のおかげでメキメキ上達したというところが、演出のメリハリがないから、うまく伝わってこない。さらに、官能がテーマの1つのはずだけど、それらしいカットはなかったなあ。強姦されかかるといっても、亜矢は服の1つも脱がされないし、お決まりのシャワーシーンもあるが、これまたお決まりの肩、足のみのショットのみ。こんなん、ゴールデンでも許容範囲だろ。この時間帯で、官能がテーマの1つだったら、もう少し思い切りが欲しい。

 そして、続いて演技。出ている人はあまりよく知らないんだけど、上野という人はグラビア関係の人なのかな?他のキャストも含め、演技は下手すぎである。出てくる男がみな、チャラチャラした男役というのも癪に障る。まあ、パパイヤと「でぶや」とかで縁の深い石塚英彦が一瞬だけ登場。

 最後にストーリー。これが実に陳腐。まず、鏡に何か呪いが込められているというような設定からして、陳腐。さらに、これは午前二時になると、なぜだか主人公は男に強姦されるという訳の分からない筋書き。嘘くさすぎ。

 まあ、強いて気になるとしたら、あの亜矢がしゃべっていた訳の分からない呪文みたいな言葉。それから、6つのエピソードをつなぐキャストの伊藤さんと篠井さんの位置づけ。今回はほんの少ししか出てきませんので、これからこの2人がどう絡んでくるのかというところは少しにわかに期待。どうやら、伊藤さんは刑事、篠井さんはアンティーク店の主人のようなのですが…。まあ、篠井さんは「トリック」のミラクル三井等々、変な役をやらせたら、うまい人ですから、どんな役どころになるかは気になるところです。

 まあ、このエピソードの関しては、次が完結篇ですが、それほど盛り上がりはなさそうだなあ。このドラマは「ヴァンパイアホスト」ほどの完成度はなさそうです。ま、監督が違えば、少しは違ってくるかもしれませんが。特に、及川奈央が官能の面でどう見せてくれるのか、ということを期待しています。この人が今回みたいな生半可な描写にとどめたら、これは問題ですよ。

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放送前の感想
 この枠は「ヴァンパイアホスト」が思いのほか、いい出来だったので、次も続けて見ようと思いました。内容はエロティック・ホラーなのだということ。う〜ん、実に深夜1時に放送するだけのことはある。それ以上に6つのエピソードをそれぞれ監督が本業ではない皆さんが担当するという試みが面白いじゃないですか。まあ、演出に関しては素人同然でしょうから、少し心配な面もありますが。でもまあ、及川奈央を監督としてセレクトするなんて、いや〜、さすが深夜帯、さすが、テレ東です。視聴率目的ではない、この実験的なドラマ、期待してみてみます。


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