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夫婦。

DVD発売情報


DVD-BOX

発売中

仕様
本編全5枚
19,950円
単品も同時発売
各3,990円

出演
山口太一田村正和
山口華黒木瞳
山口菜穂 加藤あい 山口順 塚本高史
田之上静香 西田尚美 元木慎吾 大森南朋
待田幸子 羽田美智子

スタッフ
演出
 清弘誠、高成麻畝子
 脚本
 遊川和彦
主題歌
 森山良子「あなたが好きで」
製作
 TBS
 公式ホームページ
 http://www.tbs.co.jp/fu-fu/
視聴率
10/10第1回18.0%
10/17第2回15.0%
10/24第3回16.4%
10/31第4回13.5%
11/7第5回17.6%
11/14第6回14.3%
11/21第7回12.8%
11/28第8回15.3%
12/5第9回14.2%
12/12第10回16.4%
12/19第11回18.1%
平均視聴率15.600%
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ドラマレビュー
最終平均評価点 5.0/10

評価点評価点
放送前の感想-放送後の感想-
第1回6第7回5
第2回6第8回6
第3回6第9回5
第4回5第10回4
第5回5第11回3
第6回4  

放送後の感想
 まあ、最後は一昔前の典型的なホームドラマみたいな終わり方になってしまいました。このドラマのコンセプトって、夫婦をリアルに描くということでしたよね。確かに途中までは脚本がうまいな、と思うところもあったし、田村正和氏、黒木さんの演技も肉薄しているな、と思うシーンも多々あった。だけど、最後はどう考えてもリアルではない。あくまでもドラマらしい展開。コンセプトがずれていると思う。まあ、夫婦に関しては、それなりによかったのかもしれない。ただ、その子供たちの像がやや時代錯誤。それに、最後のほうで子供のことを打っちゃり仕事みたいに適当に片付けちゃって、ものスゴく手抜きの印象を受けた。まあ、家族揃って泣いてばかりのありえない家族像も"古きよき時代"の家族の形を投影したものと前向きに解釈しておきましょう。だからといって、これといって面白いドラマではありませんでしたが。


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第11回(最終回) 12/19放送 視聴率18.1% 演出:清弘誠

評価★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3

 まあ、話としては予想通りかなり丸く収まったのではないでしょうか。まさに、「夫婦。」の「。」ということですね。まあ、丸く収まったのはそれはそれでいいのですけど、明らかに結婚式のシーンは古くさかったし、存在意義の分からない展開は多かったし、設定に無理がありすぎるところが多々見受けられた。見終わったときはそうでもなかったけど、後から考えると、あれは必要だったのか、というところが多かった。

 ホント、結婚式のシーン、古くさかったわ。何だろ、雰囲気が次第に「渡る世間」みたいになってきていた。それに結婚式のシーンで展開の意味がよく分からないところが多かった。司会者は貧血で倒れるは、菜穂はいきなり妊娠が発覚するは、慎吾さんは酔っ払うはで、一体、どんな結婚式なんだよ。そりゃ、ドラマだし、15分拡大だし、それくらいしないとドラマが間延びしちゃうのは分かる。だけど、いかにもコミカルに仕上げています、というのがバレバレでわざとらしすぎますよ。それに極めつけは何、あの爆発(?)は?アクション映画の爆破シーンで火薬量を間違えた?あれは、果たしてストーリー上、必要だったのか?そもそも、先週のラストの思いもよらないことが起こるというのは、菜穂に子供ができたこと、それとも、火薬量が間違っていたこと?どちらにしても、太一さんと華さんが離婚するという結果は変わらないのですよね。何だか、私には展開上、それらの展開が時間稼ぎにしか思えませんでした。それと、宮迫は必要だったか?

 その結婚式が終わった後、太一さんと華さんは離婚届を提出しにいくわけです。そこで、提出のところが先客がいて、ちょっとの間、待つ時間あったわけなのですが、そこで、太一さんと華さんはこれまで25年を振り返って互いに涙する、いわゆる最終回らしい泣かしのシーンに入るわけなのですが、確かに田村正和氏と黒木さんの演技は申し分ないし、普通だったら素直に感動できるシーンなのかもしれません。だけど、その場所は区役所よ。離婚届の提出ロビーの前で離婚届をこれから提出しようという中年夫婦が泣いているのよ。シチュエーション的に明らかに不自然でしょう。そんな目立つ夫婦を周りの人が誰も気付いていないというようなありえない演出もされていますし、ことごとくこのドラマはご都合主義だな、と思いましたね。

 毎回、最後は田村氏の独白のシーンで終わるのですが、あれは太一さんの半生を振り返る番組の収録だったようで、その収録を行っているのが、今年の冬ということになるのですね。だから、これまでの展開はずっと去年の話。それで、離婚後、太一さんは一人家で暮らしていて、華さんは新婚旅行で行った旅館で住み込みで働いているという。一年離れてみて、太一さんはやはり、華さんに戻ってきてほしいらしく、ラストシーンでは華さんに再度、自分の名前の入った婚姻届を手渡す。華さんは答えは保留したものの、まんざらではない表情。そこで、このドラマは終了したわけです。終わった瞬間は丸く収まってめでたしめでたし、と思いましたが、終わってしばらくたった後にちょっと、待てよ、となったわけです。また婚姻届を出すなら、離婚の必要はあったかなあ?一定時間距離を置く、つまり、別居で十分だったと思う。そうすれば、区役所で泣くなんてこともなかったし。あの結末だと、これまでの展開の意味自体が揺らいでしまうと思うのだな。

 やはり、このドラマも何だか最終回に締りが感じられなかった。日9は「砂の器」は別にして「オレンジデイズ」「逃亡者」と最終回の出来が悪すぎる。このドラマもそう。最終回こそ、もっと盛り上げてほしいのに。

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第10回 12/12放送 視聴率16.4% 演出:高成麻畝子

評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

 何だか、このドラマは後半にくる度に、コテコテの古くさいホームドラマになっていっているような気がするなあ。あんな直球な台詞は最近ではコントくらいでしか聞かない。田村正和氏が言っていなかったら、笑ってくれと言っているのと同じことよ。

 先週、菜穂の話が一件落着して、今週は順の話が一件落着するという展開。西田尚美扮する田之上が勤めていた病院を解雇され、生まれ故郷の瀬戸内の病院に行くことになった。そこで、順くんはどうするの?ということ。結局、大学を中退して、瀬戸内についていってバイトで食いつなぎ、一人前になったら結婚するということらしい。太一さんと華さんは順の判断を尊重するといって、その決意を是認した様子。でもさあ、4年間通ってきた学費は無駄金だったということよね。順は大学にあと1年通っても無駄だ、と堂々と宣言していましたが、その金を出してくれた親の前でその口の聞き方はないだろう。まあ、太一さんが会社の社長さんだからいいものを、普通の家庭だったらぶっ飛ばされていると思うな。また、この両親も甘い。大学にも通いとおせない人は何やっても続かないと思う。いやいやでも入ったことは最後までやる、というケジメは付けさせるべきだ。それと、田之上の娘って、乗れない自転車であんな分かりやすくコケながら、あの距離を移動していたわけですか?あれだったら、誰か気付くだろう。ちょっと展開に無理がある。

 この順の青年像といい、わがままな菜穂が急に改心したり、展開はちょっと古くささが滲み出ていますね。ここまでコテコテだと、引いてしまうのは仕方がないね。でも、考えてみれば、これが某ドラマの台詞みたいだけど"古きよき時代"の家族の形だったのかもしれない。それをあえて、家族のあり方が変容してしまった今の時代にやることで本来あるべき家族の姿を見つめているのかもしれない。

 太一さんは華さんの長年の思いやりに気付き、嫌がっていた離婚でしたが、今できる華さんへの思いやりは離婚届にハンを押すことだとして、離婚届提出を承諾。菜穂の結婚式が終わったら、離婚をしようということになったそうです。しかし、何か結婚式のときに思いもよらないことが起こるといっていました。一体、何なんでしょうか?続きは最終回ということで。

 それにしても、冒頭の黒木さんのダンスのシーンはスゴかった。舞台でダンスをよくやっていらっしゃるから、動きは鋭かった。それに、脚細ッ!でも、あのシーン、話の流れで必要だった?遊びのシーンということでしょうか?

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第9回 12/5放送 視聴率14.2% 演出:清弘誠

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 このドラマで描いているのは、かなりの熟年離婚の話だから、若い人にはちょっとピンと来ないというところもあるのかもしれない。もう銀婚だ、とか言っているしね。だから、私は「まあ、こんなもんなのかなあ」と思って見ておりました。

 離婚届を華さんから突きつけられて、あたふたして、謝りまくる太一さん。翌日から、太一さんは華さんにものすごく気を遣い、今までとは態度を豹変させる。そして、菜穂の結婚の話も丸く収まり、家族の仲が元に戻った山口家で、離婚も丸く収まったのかと思いきや、華さんの思いは変わらないのだった…。

 今日は前々回とか、前回とは違って、不気味なほど山口家が仲がよかった回でした。菜穂が秋田に慎吾のために行くことを決意した朝には、家族全員で泣いているし、何年前のドラマなんだよ、とツッコみたくなるようなコッテコッテのホームドラマでした。演出の雰囲気自体は嫌いじゃないんだけど、あの必要以上に仲のいい家族の風景を見ていて、引いている自分がおりました。

 それはそうと、菜穂の結婚の話は急激に丸く収まってしまいましたね。あの菜穂の突然の変貌ぶりには唖然。一応、菜穂がわがままで占いばかりに頼っていた理由というのが、母親がしっかりとした人だったから子供の頃からコンプレックスで自分に自信が持てなかったということらしい。でも、人って、意味なく自信持っているところが少なくとも一つはあると思う。ちょっと子供の頃の話を持ち出されると、根拠として薄い。自分に自信が持てない若者は多いけど、このキャラクターはちょっと極端すぎる。

 山口家の家庭崩壊の一件は丸く収まったものの、太一さんと華さんは離婚に至るということに間違いはなさそうです。その離婚は、決して華さんが太一さんが嫌いになったからではない。華さんは太一さんも子供たちのことも今までと同じく愛している。だけど、今まで家の中だけで切り盛りをしてきた華さんにとって、外のことは何も知らなくて、この25年間、自分で何かを切り開いてきたことがなかったことに気付く。太一さんに頼るのは止めて、何か自分で道を見つけるための離婚なのだそうです。まあ、熟年離婚の理由って、案外こういうものが多いって、よく聞く。まあ、私は聞いたことしかありませんから、こういうものなんだと思って、普通にこのドラマを見ております。

 それにしても、このドラマは要所要所に、いろもん(お笑いの人)が出てくるのは何でなんだろ?前は島田珠代が出てたし、今日は宮迫に、FUJIWARAか。どれも大阪系の吉本ですが、何のパイプがあるんですかね?

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第8回 11/28放送 視聴率15.3% 演出:高成麻畝子

評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

 今日は目障りな子供2人のエピソードがそれほど前面に出ていなかったので、好印象。華さんがいなくなって初めて華さんがどれだけ大事か気付いた太一さん。家庭に尽くしてきて、街を歩き回って初めて自分が何も外のことを知らないことに気付いた華さん。この双方向の心情がしっかりと捉えられていて、うまくまとまった脚本だったと思うよ。

 華さんが家を飛び出してしまって、山口家は大混乱。料理から何まで、家事の全てが華さんによって行われていたのだという現実を実感し、改めて後悔し、反省する太一さん。再びやり直そうと家の周りを必死で探し回る太一さん。そのころ、華さんは家にいてはできないことを満喫していた。

 なんだかんだいって、田村さん、演技うまいなあ。いつも最終的にはその演技に引き込まれてしまっている気がします。そこら周辺を走り回って、実に若々しい。走っているたたずまいが年を感じさせないね。さすがに、あそこまで家事ができないというのはオーバーすぎるけど、太一さんが家事や子供たちと改めて華さん抜きで向き合ってみて、自分は華さんがいなければ何も出来ないんだ、ということを理解する過程には説得力がありました。

 家にいてはできないことを満喫したものの、同年代の女性たちが自分では想像も出来ないようなことをしながら、生活しているという現実を目の当たりにした華さんは、これからは家にいるのではなく、自分の好きなように生きて人生をもっと素敵なものにしたいと願うようになる。そして、華さんは離婚という結論に至ってしまう。

 やり直したいと思う太一さん、離婚したいと思うようになった華さん。この2人の気持ちの温度差がもどかしいです。さらに、待田さんの口から山口家の子供たちに太一さんの浮気が露見し、さらに、菜穂の結婚にも暗雲が立ち込め始めた。ほぼ家庭崩壊状態の山口家ですが、あと残り3回、タイトルの「。」のように丸く収まるのでしょうか?

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第7回 11/21放送 視聴率12.8% 演出:高成麻畝子

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 今日は最後がよかった。脚本、演技、演出、よくできていたと思う。それも、最後の5分くらい。そこまでの展開はタルい。同じ展開をシチュエーションを変えて繰り返す天ドンを多用した構成だったけど、ちょっとクドかった。

 今日は先週、太一さんが待田さんと別れたことで一件落着かと思いきや、二人の間にできた軋轢は変えられず、子供の処遇を巡り、ふとしたことから大喧嘩。遂には華さんは家を出て行ってしまう。

 最後の5分になるまでの展開はコミカルにやろうとしたのだろうけど、苦笑いというところだったかな。ちょっと子供2人には共感できるところがない。いつも言っているけど、このドラマは子供のキャラクターが問題だろうね。まあ、順のいいたいことはまだ分かるとしても、菜穂の方はかなり冷めた目で見ざるを得ない。加藤あいはこんな役を演じていたら、イメージ落ちるよ。わがままが過ぎるでしょう。

 それに、天ドンが多すぎた。酒に酔って、どっちかが泣いて、が何回くらい繰り返しただろう。それに、黒木さんにしろ、加藤あいにしろ、塚本くんにしろ、酔っ払いの演技が演技していますよ、という感じの演技で、あまり笑えなかった。

 今日はどっちかといったら、子供のほうにクローズアップした回だったのだけど、夫婦間の思いに関しては、うまくまとまっていたかな、と見ていて思った。夫側の意見、妻側の意見、両者ともに間違っていない。だから、喧嘩をしてもどちらも引き下がりたくなくなる。そこは実際、同じようなことを考えている人たちもいっぱいいるだろうし、遊川さんがうまく脚本まとめたなあ、と思います。それに、最後の太一さんと華さんの喧嘩のシーンだって、大声を出していくまでの過程がとても自然で段取りの取れた演出だと思ったし、田村氏にしても黒木さんにしても演技がお上手だなあ、と感心しました。

 そこがよかっただけに、もっとそこまでの展開がよければ、と思われてなりませんね。今日は後半がよかっただけに惜しかった回だったかな。

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第6回 11/14放送 視聴率14.3% 演出:清弘誠

評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

 このドラマはリアルな夫婦の描写を目指すと言っているから、確かに見ていてありそうな話。だけど、これはドラマとしては普通過ぎないかなあ。もうマッタリしちゃって、見ていてもこれといって引き込まれないというか…。

 今日は浮気発覚でかなりご機嫌斜めの華さんを前にして、待田さんと会ったりするのはやめねければ、と思うものの、ズルズル時間は過ぎ行く。そこで、もう待ちきれなくなった華さんは自分の目の前で待田さんと別れることを証明してみせろと太一さんに今すぐ電話をかけることを要求するのです。

 これも一種の修羅場なんでしょうか。奥さんを目の前にして、浮気相手に電話で別れを告白。まあ、太一さんは言うとおりにしたわけで、これで浮気のことは、多少のしこりは残ったとはいえ、円満解決ということなのでしょうか?問題は待田さんのほうね。あの人のキャラクターは結構、ネチっこいタイプらしい。ストーカーチックみたいなところがある。これじゃ、男は一歩引いてしまうところがあるかもね。この後、待田さんが黙って引き下がるか、が問題かな。太一さんも最後で夫婦喧嘩で華さんが家を出てったとか言っていたけど、一体何が原因なんだろ。待田さんがまだ糸引いているのかな。

 このドラマの言うリアルということは、どうやら"普通"ということみたいですね。何だか、他人の家の問題を覗いている感覚なので、何かドラマ的な経験というものがこのドラマにはないかな。人はなんだかんだ言って、ドラマ見て、今の現実から逃れたいんですよ。「そんなのあり得ないよ」って、ツッコミたいんですよ、きっと。このドラマの場合、そんなのあり得ちゃうので、これといって面白くないんだな。それと、田村氏と黒木さんの演技はうますぎるね。普通を演じてくれ、ってかなり難しい注文だけど、この2人はそれをやってのけている。だからこそ、普通さが際立ってしまうところもある。

 サイドストーリー的存在の子供2人の話も興味持てないしね。夫婦の話はリアルなんかもしれないけど、子供の話は到底、リアルとはいえないです。あの夫婦にしては、子供が複雑すぎますね。

 でも、なんだかんだ言って、大喧嘩の原因は何かな、とちょっと気になる自分もいるんですね。待田さん、結婚式の担当で会わなきゃいけないよな、どうするんだろ、とも思ってしまいます。このドラマ、他人の不幸は見てみたい、という心はくすぐるところがあります。半分まできてしまいましたので、最後まで行きますが、今、私はこのドラマを見て、普通すぎて面白くないという気持ちと、他人の不幸を覗きたいという気持ちのハザマで揺れている感じです。

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第5回 11/7放送 視聴率17.6% 演出:清弘誠

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 何だかめんどくさい感じになってきたなあ。今日は太一さんの浮気を確信した華さんがどうにかしてくれと太一さんに迫るまでの話。最初は笑って見過ごそうと思っていたものの、やはり、我慢ならず、太一さんに思いをぶちまける。太一さんと華さんとの溝は次第に深まっていく…。

 確かにリアルにやっています、と言われたら、「まあ、そうですね」としか答えようがないドラマだけど、こんな感じのドラマって、前にも見たことがあるような気がするな。ある程度、ホームドラマの延長線上にあるラブストーリーって、やはり、それなりにリアルではないと面白くない。ドラマっぽさの中にもリアルさが必要なんでしょう。このドラマも昔からのこの伏線を踏んだドラマなんじゃないですかね。どうも"リアル"という言葉でドラマを美化しているような気がする。

 前半のコメディーの部分は面白かった。浮気チェックの5つのポイントという前フリがあって、それがテロップで出て、チェックのレ点がつく演出はなかなか笑えた。前回は最後しか見せ場がなかった黒木さんですが、浮気を知っているのに笑ってごまかそうとウロウロしてしまうコミカルな演技はさすが、うまいと思いました。

 ただ、問題は最後のシリアスなシーンへの持っていき方が強引すぎたんではないかな?シリアスだけでは、時間が持たないし、数字も持たないから、コミカルなシーンを入れたのはいいけど、そのバランスがイマイチよくない。

 それに、慎吾さんのお母さんはこれからの展開で活きていくのかなあ?わざわざ松原智恵子さんという大物を使ったのですから、それなりに採算をとらないと。なぜ、お母さんが方言をしゃっべっているのか、なぜ、お母さんは心臓に病気を抱えているのか。この何か意味ありげな設定を何も使わず、このまま素通りしてしまったら、脚本家さんの才能を疑いますよね?ここは次回以降、期待したいと思います。

 つまらないドラマではないのだけど、特別面白いドラマでもないなあ。よくあるドラマの中の一つという感じかなあ。まあ、当たり障りのない数字を取るための安全策という感じのドラマだね。もうちょっと野心のある作品が見たい。でも、ここはTBSが唯一、安定して数字を取れる枠だから、そこまで冒険はできないか…。数字と時間枠のしがらみに縛られた姿が見えてきます。

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第4回 10/31放送 視聴率13.5% 演出:高成麻畝子

評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

 今回はいけないと思いつつも浮気の深みにはまりつつある太一さんと決定的な証拠を得てしまった華さんの怒涛の怒りを描く回。

 太一さんの部分は今回はかなりマッタリモード。何だかとりとめもない話を延々とやっているような感じだったかな。浮気したことに悪気があるから、菜穂のことも順のことも進んで引き受ける、という分かりやすすぎる変化を見せる。

 そこに絡んでくる菜穂と順の話が面白くない。順が思いを寄せる静香は実はシングルマザーだったということらしい。間違いなく、順はまだ諦めがついていないね。そして、菜穂のエピソードがヒドい。この菜穂のワガママぶりには見ているこちらが嫌気がさしてくる。見ているこちらが応援したいとも思わないし、邪魔してほしいとも思わないし、もう勝手にしろ、と思ってしまう。この子供2人のエピソードは最後まで続くというわけ?

 ただ、圧巻だったのが、最後の黒木瞳さんの暴れっぷり。あまりあのような激しい動きを伴った役柄が最近、黒木さんなかったので、見ているこちらは驚きを隠せなかったね。あれだけキレイに作ったセットをガチャガチャにぶちまけて汚しちゃってくださいという演出もスゴいが、それに応えた黒木さんの女優魂には感服する。しかし、あまり突拍子もないシーンだったから、後ろの森山良子の主題歌とはさすがにミスマッチだろうと思いますがね。

 でも、浮気の決定的証拠が携帯メールだというのは予想範囲内だったと思う。そりゃ、リアルに描くというくらいだから、一番メジャーなきっかけを選んだんでしょうけどね。そこをリアルにするくせに、太一さんが結婚指輪を落として階段からコロコロコロ…、とか、太一さんが噴水の中に倒れてしまう、とか、今時、亜流ドラマでもやらないような古臭い手を使っているのは、矛盾していると思うよ。あれはどう見ても、リアルじゃないでしょ。それは、コミカルの部分だよ、と言い返されそうですが、古臭すぎて苦笑いの部類に入ると思いますよ。

 来週は二人がよりを戻すのか、戻さないのか知りませんが、どんな掛け合いを見せてくれるのか、というところは気になるところかな。それに、華さんと待田さんは結婚式の関係で当然、顔を合わせるわけですから、ここもどうなるか、ということですね。そもそもこの人も奥さんとは絶対、この後、顔を合わさなければいけないと分かっていたはずなのに、何でやっちゃったかね?好きになると、止まらないということなのんかなあ…。

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第3回 10/24放送 視聴率16.4% 演出:高成麻畝子

評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

 今回は本格的に浮気の方向に向かってしまう太一さんと待田さんのそれぞれの心理を描写しつつ、最後にそれぞれの感情が交わるという過程を追っていく回。まあ、今更、浮気なんかを題材にするまでもないことかもしれないし、田村氏で浮気というのも少し辛いんじゃないか、と思っておりましたが、遊川さんの脚本のうまさで、まあ、それなりに納得だったかな。

 太一さんは娘の結婚のことでは蚊帳の外だし、息子の順のことを思い、自分の会社に言ってしまえばコネで入社するか、と誘うものの、太一さんの会社は"恥ずかしい"と言われ、その言葉にショックを受ける。脱サラして、人生をかけて、誇りを持ってやってきた仕事に"恥ずかしい"と言われたことは、それは衝撃だろうね。

 そして、待田さんは30を過ぎたというのに、結婚の予定はなし。親からは"売れ残り"と揶揄されている。

 太一さんは家に居場所がないから、帰りたくない。待田さんは優しい言葉をかけてくれた太一さんのことを好きになってしまう。そこで、待田さんは太一さんに迫り、太一さんは抵抗できずに彼女を受け入れてしまう。

 まあ、心理変化としても題材としても、今更取り立てることもない内容ですが、遊川さんはこの手の脚本は手慣れているから、安心して見れるし、演出の温かいトーンも悪くない。腰が痛いという意味の効果音は少し古い気もするけど、田村氏のキャラクターといい、年齢を考えると、トレンディではなく、コメディとしてまとめられているところは、好感が持てるところかな。

 恐らく不倫という題材は賛否分かれるところでしょう。夫婦をリアルに描くというのがコンセプトらしいから、それだけ多くの夫婦も一夜の過ち的なことがあったということなのでしょう。

 次回以降は太一さんの浮気が華さんにバレるという方向にいくよう。久々に太一さんと太一さん曰く"やり慣れないこと"をしたということにより、かなり嬉しい華さんですが、今の幸せがあったからこそ、太一さんの浮気という不幸せがより腹立たしくなっていくということでしょう。やっぱり、太一さんが待田さんの部屋に落としていった結婚指輪がきっかけですかね?

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第2回 10/17放送 視聴率15.0% 演出:清弘誠

評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

 今回のテーマは、夫婦における「愛している」という言葉における体温の差。夫のほうは改めて言わずとも、分かっているだろうし、結婚生活が長いほどわざわざ言うのは恥ずかしい。妻のほうは言わなくては分からないから、「愛している」という言葉で日々の生活のねぎらいが欲しい。そんな感情の温度差を描いておりました。

 とりあえず、今回は田村正和氏の飄々とした言葉回しが面白かったです。物語の中で太一さんは華さんに「愛している」と言おうかと思っても、恥ずかしくてなかなか言えない。この台詞回し、遊川さん、うまかったですねえ。それ以上に、田村正和氏の言葉回しがよかった。あれは脚本どおりにやっているのですかね?それなら、完全に自分のものにしてしまっていますね。演技としては、今までの田村氏と変わり映えがないんだけど、言葉回しの面白みはさすがですねえ。田村氏の自然体という感じ。自然体の中から面白みを出すというのはベテランの技。恐らく、田村正和という存在自体が役者なんでしょうね。演技どうこうの問題ではないんですね。毎回頭に出てくるらしい"ジャパネットたむら"も笑えますね。

 しかし、話のほうは、どうやら不倫のほうに向かうらしい。太一さんは待田と付き合う方向になるらしいね。ふ〜ん、待田さんは20歳も離れている初老の男性に恋をする、親父キラーなんですね。次回、3回目にして不倫が出てくるということは、10回、11回どんな内容で埋めてくるんだろ?

 サイドストーリーとして進行中なのが、娘と息子の恋愛沙汰。娘の菜穂は太一さんの会社の部下、大森南朋扮する慎吾と結婚の話が進んでいる。しかし、太一さんはその結婚の話には反対。どうしても、今すぐ結婚したい菜穂は「お父さんとお母さんは理想の夫婦」と大嘘をぶっこき、思惑通り結婚の承諾を得る。何て人なのよ。自分の意見ばかり言うだけで、人の言うことには何も耳を貸さない菜穂。こんな人と付き合っていくとは、疲れるだろうなあ。慎吾さんはどこに惹かれたんだろう?やっぱり、顔か?息子の順は大学が留年になってしまったことを親になかなか言い出せない。就職先も決まっているはずもないし、歌手として大成する夢も捨てきれない。そんな順はだいぶ年上の西田尚美扮する看護婦・田之上に心惹かれている。ホント何してんのよ。太一さんと華さんはどこか教育を誤ったんじゃないですか?子供に性格上、問題がありすぎるでしょう。

 でも、田村氏と黒木さんのさすがの演技力と脚本のうまさで夫婦というものの会話自体には嘘くささはないし、田村氏の飄々とした言葉回しでクスリと笑わせてくれる。ただ、夫婦をリアルに描くあまり、何か子供には問題が山積のような気が…。関係ないけど、寿司占いなんてものがあるのね。世間には変なものがいっぱいあるんだなあ…。

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第1回 10/10放送 視聴率18.0% 演出:清弘誠

評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

 う〜ん、このドラマも悪くはないが、当たり障りがない感じのドラマだわなあ。

 どうやらこのドラマのコンセプトはリアルかつコミカルに夫婦の姿を描くというものらしい。夫婦という単位はあまりに多いものだから、夫婦をリアルに描くというのは、逆にすれば、「平凡なホームドラマ」になるということですからねえ。言い方次第というところでしょうか。見た感じ、「おやじぃ」とそんなに変わり映えはしない気がするけど、その言い訳が"リアル"という言葉に集約されている気がします。

 今回の田村さん扮する山口太一はテレビショッピングの大手の社長さんということらしい。テレビショッピングの収録の映像は、まさに"ジャパネットたむら"っていう感じね。それで、黒木さん演じる山口華は太一を支える専業主婦。そして、彼らの子供として、長女・菜穂に加藤あいと長男・順に塚本高史。菜穂は結婚のことで、順は就職と夢とのハザマで悩んでいるというわけ。とっても、ありきたりな設定ですねえ。

 でも、この脚本はあくまで主演2人がキャスティングされたということを前提として、描かれているものであることは間違いないよね。田村正和の「おやじぃ」「おとうさん」と引き継がれた亭主関白イメージ。そして、黒木瞳の結婚して25年というのに、全く美貌やスタイルは変わっていないという設定。田村さんと黒木さんであるからこそ、見ていて許されるかな、という感じなのね。そもそも黒木さん扮する華はかなりの潔癖症のようで、それが25年間続いているというだけでリアリティに関しては、ちょっと…と思ってしまうんだけど。まあ、ところどころ、遊川さんらしくテンポのよい会話で笑ってしまうようなところはありましたけどね。

 これからはどうやら、夫婦というものは"家族"であるのか"男と女"であるのか、というところに入っていくのですかね。羽田美智子扮する待田が太一を誘惑する存在となって、山口夫婦の絆というものを揺さぶっていくようですね。でも、あそこまでご年配の人を誘うとは、待田はかなりの年上キラーなのね。

 別に演出が下手なわけでもないし、脚本が下手というわけでもない。演技は田村&黒木だから、問題があるわけがない。でも、特別面白いというドラマでもないのよね。身を乗り出して、「是非見せてください!」というドラマを企画できないものかねえ。少しこのクールのドラマはお気軽な感じのものが多すぎると思うなあ。

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放送前の感想
 田村正和に黒木瞳に脚本・遊川和彦で夫婦コメディって、思いっきり「おやじぃ」じゃないですか!前に「おとうさん」だかっていうのやっていましたよね。三番煎じはいい加減まずいんじゃないですか?田村正和氏は最近は黒ずくめの刑事かガンコ親父の役しか見ていない気がするのですが…。何だか気乗りのしないドラマだなあ…。


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