花ざかりの君たちへ
〜イケメン♂パラダイス〜
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放送後の感想
申し訳ありませんが、3話目からの各回におけるレビューは割愛させていただきます。放送後の感想で総評という形で、締めさせていただきたく思います。勝手をお詫びします。
始まる前から、このドラマからはコケそうな感が非常にしていたし、初回の演出のノリを見て、コケを確信していたのだけども、蓋を開けてみれば何と今クールでぶっちぎりの視聴率を獲得。最終回は、2時間スペシャルと大バケし、その回も20%超えの大フィーバー。自分自身がこのドラマを引き気味で見ていたことを考えると、コミック+学園+イケメンという枠組みのアピール力は計り知れないものがあるな、と実感。
ネームバリューという点では、後の時間帯の「牛に願いを」のほうが強力な若手が揃っているにもかかわらず、あちらはこのドラマの半分の視聴率で終わってしまった。そうやって考えれば、このドラマは需要に合った形で若手役者を使いこなしたということなのだろうな。さすがに、姜暢雄さんの演技はやりすぎであったが、堀北真希さんは思った以上に主役を全うしてくれたと思う。
それでも、このドラマはあまりにバラエティ的な演出がすぎたと思う。「あいのり」のパロディに、「『ぷっ』すま」のようなゲームをやってみたりと、あまりのバラエティ色の強さに引いてしまった感がある。第9話の吾郎さんのゲスト出演も強引に話を1話でまとめきってしまって、ドラマとしての整合性より以前に話題性重視。なぜ、第9話で吾郎さんという編成なのかは、企画を手掛けた後藤氏が「ほんとにあった怖い話」のプロデュースを手掛けている縁から、「ほん怖」の夏の特番とバッティングさせて、相乗効果を狙っただけというもの。こういった内容よりも、見た目重視のこの演出法が結果的には功を奏したわけで、吾郎さん効果は「ほん怖」の高視聴率も含め、絶大だったことは間違いない。
最終回も2時間に延びてどうするのかと思っていたが、結果的に後半は延々とお別れタイム。ひとしきりお別れが終わったかと思ったら、まだいるかという何層にも折り重なった、くどくどしたお別れのシーンだけでその場を乗り切るというアイデアの欠如には驚いた。作り手側が自分たちのやってきたことが認められたと思って、このドラマの二匹目のドジョウのようなドラマを作るということだけは是非とも、慎重になってほしい。
最終話 9/18放送 視聴率21.0% 演出:松田秀知
評価★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3
第11話 9/11放送 視聴率19.5% 演出:都築淳一
評価★★★★★★☆☆☆☆ 6
第10話 9/4放送 視聴率17.8% 演出:佐藤源太
評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5
第9話 8/28放送 視聴率18.2% 演出:松田秀知
評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4
第8話 8/21放送 視聴率17.5% 演出:松田秀知
評価★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3
第7話 8/14放送 視聴率14.7% 演出:佐藤源太
評価★★★★★★☆☆☆☆ 6
第6話 8/7放送 視聴率14.7% 演出:都築淳一
評価★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3
第5話 7/31放送 視聴率15.3% 演出:松田秀知
評価★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3
第4話 7/24放送 視聴率16.6% 演出:佐藤源太
評価★★★★★★☆☆☆☆ 6
第3話 7/17放送 視聴率16.5% 演出:都築淳一
評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5
第2話 7/10放送 視聴率16.8% 演出:松田秀知
評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5
2話目ともなると、多少は目も慣れてきた。前回はこれといったストーリー性は感じられなかったが、今回はミスター桜咲学園コンテストなるイベントを起点に置くことで、何とか形にはなっていたかな。
でも、それにしても、瑞稀(堀北真希)に中津(生田斗真)がメロメロになってしまったり、既に梅田(上川隆也)には女であることがバレてしまっているし、予告を見ると、次回には佐野(小栗旬)にも女であることがバレそうな気配があるし、かなりストーリーは先を急いでいるような気がする。それでも、このドラマは全12話という長丁場であるゆえ、ある程度、ネタは温存しておかないと、あと10話も持つかなあ、と心配になってしまう。
佐野と瑞稀の過去の関係性についても、早くも明らかとなってしまったし、そうしたネタを引っ張らず、もったいぶらないのは結構だけども、後々、困ることのないように少しはもったいぶってもいいと思う。視聴率は前回よりもアップしており、好意的に迎え入れられているようで、視聴率が苦戦して映像のレベルが徐々にショボくなっていくと、見ているこちらも辛いものがあるが、この数字のラインをキープすれば、初回の映像のテンションは維持できそう。あとは、脚本が粘りを見せて、視聴者を離さないようにすることが求められるだろう。
第1話 7/3放送 視聴率15.9% 演出:松田秀知
評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4
まあ、騒々しいドラマだったな。多少のことは大目に見ろというお達しが出ていたけども、そのとおりだな。この内容で、細かいところにいちいちケチを出していたら、まあ、キリがない。
堀北さんの男装が話題となっていた本作だったが、その男装については意外と悪くないし、しゃべり方等についても、こういう男もいないでもないか、と思えるくらいの大目に見てということではあるが、許容範囲だったと思う。それにしても、これだけキャラクターがいると、さぞ演出は大変なのではないか、と思う。加えて、それぞれのキャストが若いから、演技のテンションもやけに高い。
そうした高いテンションに任せただけの展開といった感じで、初回は引きながらの鑑賞となってしまった。堀北さんは基本的に数字を持っている女優さんではないけども、このドラマは15%超えのまずまずの出だしとなっている。やっぱり、こういうテンションの高いコミック的な学園もので、多少、凝った作りになっているドラマというのは根強い人気があるんだなあ。
放送前の感想
中条比紗也氏原作のコミックを堀北真希さん主演でドラマ化。TBSが「花より男子」をヒットさせ、学園×コミック×イケメンという方程式ができあがったのか、完全にその後追いという形となったドラマ。「花より男子」も台湾でドラマ化されたが、この原作も既に台湾でドラマ化されており、逆輸入体制もまた同じといえる。
さらに、「花男」にも出演していた小栗旬さん、「花男2」の初回で登場した生田斗真さんをイケメン生徒役に起用している。「花男」における松嶋菜々子さんのように、不定期で松田聖子さんという大物が出演し、さらに、主題歌は大塚愛さん(「花男1」のイメージソングを担当)が担当。ドラマは違うが、井上真央さんも月9主演が決定し、フジが7月期は異様に「花男」を意識したことは明白だろう。堀北さん演じる主人公はほれた男に近づくため、男のフリをして学園に入学するのだという。「鉄板少女アカネ!!」のような弱弱しい啖呵では、男のように見えるかは不透明だ。脚本は「電車男」「小早川伸木の恋」の武藤将吾氏で、チーフ演出は、テレ朝系米倉涼子悪女シリーズを手掛けた松田秀知氏。武藤さんの脚本のドラマは個人的にイマイチなので、期待薄の感は否めないか。