働きマン
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放送後の感想
最初の頃は、カメラ目線で視聴者に語りかける演出に非常にイライラとしていたのを覚えているが、製作者側もそれが不評だと気付いたのか、徐々に出番が少なくなり、そうした描写が目立たなくなってくると、割合、見やすくなっていった。ただ、その描写がこのドラマらしさを象徴していたのは確かで、それがなくなると仕事とプライベートの調整に悩む女性を描く並一通りのドラマになって、これといった特長が示せなかったと思う。イヤミなキャラクターもそのキャラがメインの回は思いっきりイヤミなのに、その回が終わると、急にいい奴になってしまったり、記者という仕事もせめて10話くらいのクオリティで全回描いてほしかったし、こういう欠点もフツーのドラマによくあるものだったな、と。
働きマンに変身する際の映像表現でもっと個性が出せたように思うのだが、結局、そこも中途半端に投げ出していたし、働いている場面でも男のようにガツガツ働くというイメージはそれほど感じなかった。菅野美穂さんの演技も悪くはなかったのだけど、脚本が何でもかんでも台詞に直しすぎで、結局、そこが菅野さんから芝居の粗を逆に引き出しちゃったかなと思う。よくもなければ悪くもない。欠点もよくある項目だし、フツーのドラマだったというのが、結論だろうな。
最終話 12/19放送 視聴率11.5% 演出:南雲聖一
評価★★★★★★☆☆☆☆ 5
第10話 12/12放送 視聴率12.3% 演出:佐久間紀佳
評価★★★★★★★☆☆☆ 6
第9話 12/5放送 視聴率7.9% 演出:南雲聖一
評価★★★★★★★☆☆☆ 6
第8話 11/28放送 視聴率13.2% 演出:佐久間紀佳
評価★★★★★★★☆☆☆ 6
第7話 11/21放送 視聴率12.7% 演出:南雲聖一
評価★★★★★★★☆☆☆ 6
第6話 11/14放送 視聴率10.1% 演出:佐久間紀佳
評価★★★★★★☆☆☆☆ 5
第5話 11/7放送 視聴率12.6% 演出:南雲聖一
評価★★★★★★★☆☆☆ 6
第4話 10/31放送 視聴率11.1% 演出:佐久間紀佳
評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5
第3話 10/24放送 視聴率13.0% 演出:佐久間紀佳
評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5
第2話 10/17放送 視聴率12.3% 演出:南雲聖一
評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5
だから、あのカメラ目線演出はやめたほうがいいって。前回よりも、長くなっているような気がしたな。まだ放送後の反響を受け入れていない段階での撮影であると思うので、今後、このカットがどうなるかは注目すべき事項だろう。
今回は、釈由美子さんをゲストに迎え、前回よりは働くことと恋愛をメインにした内容となっていたと思う。やはり、仕事におけるある程度の成功を得られている人というのはそれなりの努力をしているもので、その努力を知らない人からすれば、妙な勘繰りをされてしまうもの。しかし、その人の業績に真摯に向き合えば、その人が仕事に込めてきた思いが分かってくる。このあたりの描き方は悪くなかった。働く女が共鳴し合うくだり、しかし、それぞれは恋愛という面では真逆の道を歩んでいる。このあたりの対比もまずまずだった。
それでも、上に書いたようなテーマが打ち出されてきた後半は悪くなかったが、カメラ目線カット、あまりにも分かりやすいキャラクター性の打ち出し方、わざとらしい台詞の作りといい、前半の出来はまるで芳しくなかった。前半のドタバタ中心の部分をいかにうまく見せるかがこれからの改善点となりそうだ。
第1話 10/10放送 視聴率15.7% 演出:南雲聖一
評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5
う〜ん、何とも微妙な作りのドラマだ。まず、あのカメラ目線で視聴者に話しかけている体の演出をどうにかしてほしい。あの演出をどういった経緯でやることになったのかは分からないのだけど、映像として見るとわざとらしく、しらけてしまうのは否めないか。
加えて、松方(菅野美穂)が働きマンに変身するときの見せ方も意外とショボかったかなあ。あそこは原作を多少、無視したとしても、映像作品としての遊び心を見せられるところなので、工夫の余地があったと思う。
まあ、あとは基本的によくあるドラマ的な型にのっとっただけの特に、面白いでもつまらないでもない事件の概要と顛末を描いているわけであって、初回からこんな調子であれば、これ以後は今回より格段によくなるということは考えにくいだろう。ここのところ好調の南雲さんということで期待してみたが、演出は全体的に空回り気味だった。
放送前の感想
安野モヨコ氏原作の人気コミックを、同じく安野氏原作の映画「さくらん」で土屋アンナさんを喰う存在感を見せた菅野美穂さん主演でドラマ化。菅野さんはいいとしても、周りの面々はややB級感が禁じえないか。脚本もあまりいい仕事をしているとはいえない吉田智子氏(ドラマ「Ns'あおい」、映画「Life 天国で君に逢えたら」)であるし、不安要素は多い。それでも、今年に入り、「ハケンの品格」を大ヒットさせ、「ホタルノヒカリ」でも冴えた演出を見せ、日テレ水10枠復興の立役者となった南雲聖一氏がチーフのようなので、勢いで不安要素を蹴散らしてほしい。