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怪奇大家族


このドラマはテレビ東京系ですので、放送しない地域もございますし、放送する地域でも放送時間は異なります。
公式ホームページで放送の有無、時間を確認の上、ご覧ください。(公式ホームページのリンクは下にはってあります)

また、この作品に関しまして、視聴率の掲載の予定は今のところございませんので、ご了承ください。

DVD発売情報


DVD-BOX

発売中

仕様
本編全3枚+特典ディスク1枚
15,750円
特典
  • 全話に高橋一生&監督のコメンタリー付き
  • 特典ディスクにはメイキングなどを収録予定

  • 出演
    忌野清四高橋一生
    忌野恐子渋谷飛鳥
    忌野治虫 モロ師岡 忌野キワ 石井トミコ
    忌野幽子 室井滋 忌野淵男 藤村俊二

    スタッフ
    企画監修・原案
     清水崇「呪怨」「呪怨2」、豊島圭介「怪談新耳袋」
     監督
     清水崇、豊島圭介、山口雄大「地獄甲子園」、村上賢司
    脚本
     新田 隆男、加藤 淳也、千葉 雅子、向井 康介
    特殊造形
     原口智生「ガメラ」「ヴァンパイアホスト
    製作
     テレビ東京
     公式ホームページ
    東宝ホームページ内
    http://www.toho-a-park.com/dorama/kaiki/
    テレビ東京ホームページ内
     http://www.tv-tokyo.co.jp/kaiki/

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    ドラマレビュー
    最終平均評価点 4.7/10

    評価点評価点
    放送前の感想-放送後の感想-
    第壱怪
    -
    第七怪2
    第弐怪6第八怪5
    第参怪6第九怪3
    第四怪6第十怪4
    第五怪5第十壱怪3
    第六怪6第十弐怪5
      最終怪5

    放送後の感想
     なんだかんだいって最後まで見てしまいました。総じていえば、そのチープなストーリーにチープな映像、そんな「怪奇大家族」の世界観は嫌いではなかったかな。幸い最終怪がそれほど悪い作品じゃなかったから、印象はいい。ただ、後半以降はネタ切れの怪も多く、ストーリーも停滞しており、そこは反省点か。だけども、オープニング曲の「♪るるるる〜るるる〜」は大好きだった。毎回、一緒に歌っていましたから。

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    最終怪 12/26放送 演出:清水崇

    評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

     う〜ん?これで終わりか?結局、幽霊や妖怪と忌野家は仲良く暮らしたとさ、で終わりなのか。無責任じゃないかなあ。清四くんは先週の呪文を難なく唱えて、日本はまた幽霊と妖怪が人間と共存する社会に生まれ変わったそうなのだ。それで、当たり前のごとく世間は大パニック。だけど、忌野家だけは、幽霊とも妖怪とも仲良くやっていますよ、という終わり方。確かに"怪奇大家族"だ…。

     それはそうと、あの家の方々は治虫さんを除けば、皆、先週の先祖の能力を受け継いでいて、女陰陽師であったんだあ。そして、津田さんらMIBはあの岩から清四の格好をしたエイリアンが復活すると思って身構えていたわけなんだ。また、外人の念力僧侶も異形のものが復活することを防ごうとしている。この3者による他愛もないせめぎ合いはくだらないし、映像がチープだし、笑えました。ほとんど映像的な加工は施さないで、いい年の役者さんが皆揃って、あんなくだらない芝居を必死こいてやっていた、ということが笑えますよね。映像はもろチープなのに、後ろの音楽とか効果音が過剰なほどに駆使されていたのも、そのチープさを更なるものにしておりました。

     確かにストーリーのオチはなんじゃそりゃ?というものでしたが、よく考えてみれば「怪奇大家族」らしい結末だったかもしれません。それ以上に、チープなくせにやることだけは大袈裟というくだらない映像世界こそが「怪奇大家族」の世界でしょう。最近、停滞していたこの世界が久々に最終怪では見られたと思います。それほど、印象の悪くない最終怪だったということですね。幽霊と妖怪が共存できるようになって、アサミさんの清四への恋が成就したのもよかった、よかった。

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    第十弐怪 12/19放送 演出:清水崇

    評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

     今回も途中の展開はホント、他愛ないもので落胆しかかっていたのですが、最後の展開に他愛がない中にもなるほど、という点があったので、割合、高評価にいたしました。

     先週の話で三途の川を目の前にした清四くんは何とか家族を助けようと現世に帰ろうと決心するわけです。そこで、三途の川の流れに逆らって上っていけば、現世に帰れるのではないか、と思って実行したものの、流されてしまう。そして、流れ着いたのはとある河原。何と清四くんは江戸時代かいつかの遥か昔にタイムスリップして蘇ってしまうのです。

     最終回の直前になって、いきなり時代劇となるというのもこのドラマは好き勝手やっているなあ、というのが分かる。そして、清四くんは忌野家の祖先の家にひょんなことから連れて行かれることになる。忌野家の祖先たちは幽霊や妖怪たちを利用して、人を騙す心霊商法を行っており、その言うことを聞かない幽霊や妖怪たちを幽閉していたのですね。

     だから、清四くんはこの幽霊や妖怪たちを解放すれば、現在起きている奇怪な騒動は回避されると思ったわけです。しかし、ここが違ったわけです。清四くんは何か邪悪なものが復活するから、それを阻止することに躍起になっていたわけです。実際、復活するのは清四くん本人なのです。カラクリは清四くんは祖先に呪術で岩にされてしまったわけで、それが開かずの間にある岩であったわけですね。そのときに祖先から清四くんに覚えるように教えられた呪文が現在の時間に幽霊や妖怪を蘇らせるためのものなのです。清四くんはそれも知らず、復活のとき、恐らくその呪文を口にしてしまうことでしょう。

     途中までの展開は極度にゆるいし、ギャグもサブいものが多かった。だから、復活するもの、忌野家の過去もそう大したことがないだろうと思っていたら、その部分だけは意外とよく考えられたものだった。ストーリー自体は脱力するくらいの他愛のなさでしたが、そこだけはちょっと意外だったので、一応、評価しておきました。この枠はいつもクールのギリギリまで放送するので、来週がようやく最終回となります。

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    第十壱怪 12/12放送 演出:清水崇

    評価★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3

     このドラマ、ホント後半にくるたび、つまらなくなっているわあ。話がダラダラして停滞したまま、一向に進まないし。ようやく、真打ちでお目当ての清水崇の演出の回に到達したというのに、こんな話がつまらなくては仕方がないじゃない。

     先週の話でご臨終した清四くんですが、死体が開かずの間にあるせいで家族は誰も清四くんが死んでいることに気付かない。清四くんは何とか気付いてもらおうと色々策を講じますが、失敗。遂に三途の川に連れてこられ、その川を渡ってしまえば、死ぬことになる。どうにか、忌野家の危機を救うために、生き返る決意をするというまでが今回の話。

     そんな救わなきゃ、話は終わらないし、こんなぶっ飛んだ話で主人公の心の惑いなど、表現する必要もなかろう。表現するとしても一瞬だけで十分で、すぐ復活するというようなほうがコメディとして歯切れがいい。そんな話を1話まるまるかけて話されたら、見てみるこちらは退屈で仕方がない。

     清水崇っぽかったのは、幽霊のアサミさんが動くときの効果音の入れ方なんかは「呪怨」っぽかった。それ以外は何の精彩もなし。ギャグも特に面白いものもなく、ネタ切れ状態。

     ただ、アサミさんが意外とキーパーソンであるらしいという展開は嬉しい。私はアサミさんがこのドラマでは一番好きなので、どんな役どころなのか気になります。今回はアサミさんのセクシーシーンもあったし、ほとんど出ずっぱりでよかった。一応、渋谷飛鳥のほうがメインのはずなのに、こちらの方がメインで、渋谷飛鳥のほうは何か脇役と化してますなあ。美少女クラブは怒っているだろうなあ。

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    第十怪 12/5放送 演出:山口雄大

    評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

     明らかにネタ切れでしょう、このドラマ。残りがあと3回で、来週からいよいよ真打ち、清水崇が登場するけど、話がこんな様子で大丈夫なんですか?

     今日は「予言」のような話で清四があと4日で死ぬと新聞やニュース番組で流れているのを清四は見てしまう。しかし、その様子は清四にしか見えていないようなのだ。次第に迫ってくる死の期日。家族に相談するが、誰も真面目に取り合ってくれない。唯一、真面目に話を聞いてくれるのが、幽霊のアサミさんだけだった。自殺を考えていたときに、謎の僧侶が現れ、あなたの死の期日は何かが復活する期日なんだ、あなたの体を使って邪悪な何かが復活を遂げようとしているのだ、と告げる…。

     話としては展開がイマイチ面白くなく、ポカーンと見ておりました。結局、清四くんはあっけなく死んでしまうのですけど、今回の話で一体、何がやりたかったのかが分からない。ところどころ挿入される小ネタには笑えるところが多かったけど、ストーリー自体が停滞しているし、演出も尻下がりでショボくなっていくし、面白くなかった。小ネタで笑わせられれば、視聴者は満足というわけにはいかないでしょう。ある程度、話自体も面白くないと。やっぱり、このドラマは題材自体がかなり限定されたところがあるし、後半に行くにつれネタがシュールになってきて、ネタ切れが如実に分かるようになってきたなあ。

     でも、ところどころにある何の脈絡もない小ネタには笑いました。津田寛治さんと須賀貴匡が宇宙捜査官のような役柄で出ているのですが、この2人がまるっきり、映画「メン・イン・ブラック」をパクッっているわけです。津田さんの役名が「リー」で、須賀くんの役名が「スミス」。これは「メン・イン・ブラック」主演のトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスからとったものなんですね。ご丁寧にスミス役の須賀くんは顔をウィル・スミスっぽく黒く塗ったりしているからね。何回も「塗っていますよね」と治虫さんが聞くのに、「塗っていません」と答えるスミスとの受け答えは笑いました。この人たちは第五怪のときにも出ているのですが、話に何か関係してくるのでしょうか?今の話からすると、宇宙人には話がつながってこないのですが、ただのネタで終わりなんですかね?

     そして、ほとんどレギュラーの轢かれてお亡くなりなった僧侶がおりましたが、今回はその弟という人物が登場。それが、なぜか外人で日本語は片言。突然、マジックをしたりする変なヤツで、その脈絡も何もないギャグは悪くなかったかな。

     何だか、最近、このドラマはギャグだけを見せるドラマに変わってきている気がする。前半の頃はあくまでストーリーの中にギャグがあったと思うのだけど。来週からは清水監督ですが、軌道修正はできるのかなあ?

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    第九怪 11/28放送 演出:山口雄大

    評価★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3

     このドラマは完全にネタが尽きてきたんじゃないかなあ。家族の話にようやく戻ってきたかと思いきや、話が一話で話すには窮屈だし、キビしすぎる。

     今日は謎のリフォーム妖怪が登場する回。リフォームしたいという家の人の心につけこみ、家を迷路のようにごちゃごちゃにしてしまうというもの。

     家がとんでもない迷路になってしまって、家族のみんながあっちこっちぐるぐる回って、出口を探す異次元空間という発想は悪くないが、正味30分でこの内容は窮屈すぎたし、話としても笑い飛ばせるというよりはゴスロリ、メメント森を引き継いだかのようなシュール傾向が若干、強く、ストーリーとして苦しいものがある。30分枠というのに、この時間内でかなりの時間が経過していて、それがナレーションだけでカバーしようよしているから時空軸の長さとか家が迷路になってしまったという異次元の広がりが見えてこず、空疎感が否めない出来だ。まだ、山口雄大には、この脚本を映像化できるだけの手腕はなかった。残念ッ!!

     ただ、後半に流れたテーマソングのロックバージョンの音楽は好きです。そこだけは、大笑いだった。

     前半は何か珍作という感じで面白いと思っていたが、後半に行くにつれ、ドラマ向きの話が尽きてきて、どんどん映画ファン対象のシュールの方向に傾いてきている。最終怪とその前の怪は恐らく清水崇が演出をするのでしょう。そのときまでには、脚本を方向修正してほしいです。

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    第八怪 11/21放送 演出:豊島圭介

    評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

     今日もシュールだったわあ。でも、今日のシュールさは結構、好き。だけども、話が全然、家族と関係なくなってきているのは何故?千葉さんの脚本は狙いがよく分かんねえなあ。

     今日の話は、「怪奇大家族」風の仁侠映画みたいなテイスト。お化けの抜け毛がいやになった清四は家を飛び出し、ひょんなことから森という無縁仏と出会い、森の経営する死体がおもてなしをするキャバクラ「まあ冥土」で働くことになる。森を慕い、働く清四だったが、霊界におけるならず者である森の元へ霊界から刺客としてゾンビが送り込まれる…。

     今日の話はクスッと笑わせてくれるようなところが多くて、個人的には好き。だけど、「怪奇大家族」でやる理由は何だろう?単発でやったなら、もうちょっと高評価してもよかったんだけど、ドラマの1話として見ると、ちょっと…というのが本音。次回からしっかりと元の方向に修正するみたいなんですが、千葉さんが脚本書くようになってから、話はシュールになるわ、家族はそんなに関係なくなるは、でドラマの流れを少々乱していると思う。千葉さんは舞台の人だから、こういうシュールな感じの作品は好きなんですよね。舞台はよくても、映像にすると冷めちゃうってこともありますから。

     でも、言葉遊びや設定なんかは笑えるところも多かったな。「まあ冥土」とか森さんのフルネームが、死を思えという意味のMement Moriから文字って、「メメント森」だったりするのは、くだらなくて好き。そして、死体バーという変な設定も雰囲気あるし、無縁仏の死体ばかりが集まって、無縁仏の悩みなんかをボヤくシーンなんかはシュールだけど、面白かった。そして、無縁仏は霊界からゾンビにされてしまうというわけの分からない展開も笑えた。清四と森さんの人間と死体の師弟関係も何だかアウトロー任侠みたいでいい。

     話として好きなんだけど、家族が何せ絡まない!だから、惜しい、というところ。残念ッ!

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    第七怪 11/14放送 演出:豊島圭介

    評価★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2

     今日はノレなかったなあ。やっていることがシュールすぎるよ。こういう映画畑の人って、シュールな世界の作品を作りたいと思うようになるんですよ。実験的な感じのヤツ。ストーリーよりその雰囲気を追求しちゃうきらいがあるのよね。まあ、そんな人たちがやっていた作品だったから、いつかこういうシュールな作品がくるだろうとは、思っていました。一体、何やりたかったのか、全くつかめなかった。

     今回の妖怪は「ゴスロリ」という全身「下妻物語」の深田恭子のようなロリータファッションに身を包み、かなり甲高い声で大笑いするという妙なもの。どうやら、恐子さんの小さな頃のお友達のよう。今は幽霊など、全く信じない恐子さんだけど、昔はこの妖怪のような子の友達で幽霊を信じていたのが、その記憶を封印されていたようで、今の幽霊など信じないようになってしまったとのこと。

     結局、なぜ、ロリータファッションなのか、という理由がサッパリ分からないのね。最近、コスプレの方向に走っているドラマだから、「とりあえず、渋谷飛鳥にもコスプレさせようよ」というノリで話を作ったんじゃないかな。そりゃ、美少女クラブ21ファンにとっては、たまらない回だったかも知れないけど、特に興味のない私にとっては全くつまらない話だった。

     ただ、そのゴスロリの本名が「天中 殺子(てんちゅう・さつこ)」というとんでもない名前なのに、誰もツッコまないところは笑えました。それに、天中 殺子が第四怪登場の「ないとめ屋」の女主人の娘だったというリンクネタもウケた。また、遠山景織子も出てくれていたし、ここはストーリーがダメダメでもホッとしたところかな。

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    第六怪 11/7放送 演出:村上賢司

    評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

     今日は面白かった。けど、最後の方がダラダラとしてきちゃったのが、残念だったかなあ。もうちょっと勢いよく笑いで終わらせてほしかったかな。

     もうネタ切れになったのか、深夜帯ならでは、遂に下ネタに走り始めました。今日出てきたのは幽霊で、その名も「赤線幽霊つやこ」。そして、今まではゲスト出演的存在だった藤村俊二さんが主軸となる回でした。その幽霊というのが、藤村さん扮する淵男さんの若い時代の恋人だったそうな。しかし、つやこは女郎。二人は引き離されることになってしまう。その後、淵男さんはキワさんと結婚することになる。つやこは淵男さんの思いを残したまま、キワさんを恨んで死んでいったという…。

     それで、そのつやこが化けて出たのが今回の赤線幽霊。校庭に線を石灰の線を引くヤツありますよね、あれで現場に赤い線を残し、童貞の男をむさぼり食って、殺害するという幽霊らしい。

     前半は面白かった。もう、やられた、という感じ。淵男さんの回想シーンを若い男優にやらせるのではなくて、藤村俊二さんに学生服に学帽をかぶらせて、やらせてしまう演出にはビックリ。若いときのキワさんも石井トミコさんがカツラかぶって、コスプレして、演じているのには、もう大爆笑でしたよ。藤村さんとか石井さんにコスプレさせてしまう、このドラマは只者ではないですね。前回も室井さんがコスプレしていたし、このドラマ、コスプレ方向に走ってきましたねえ。

     そして、高橋一生くんもがんばっていた。ブリーフ一丁で夜の道を歩かされるとは思ってもみなかっただろう。あのガリガリの体に大き目のブリーフ、見るだけで明らかに滑稽だ。そんなあられもない姿をレギュラーでちょい役出演の及川奈央に見られて、及川奈央を追いかけまわすなど、そうできる経験ではない。これも実に深夜っぽくていい。そんな高橋一生くん扮する清四に惚れている女幽霊・アサミも今回は出番が非常に多くてよかった。結構、アサミさんのキャラクターはかわいくて好きだな。

     ただ、最後がダラダラしちゃって、終わり方に締りがなかったのが残念だったなあ。終わり方がもっとよければ、★もう1つ追加したのになあ。脚本、演出にはもう少しがんばってほしかったものだ。

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    第五怪 10/31放送 演出:村上賢司

    評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

     今回はとうとう宇宙人が登場。その宇宙人はミーバー星人というそうな。ドラマとしては、演出家が代わって、ちょっと色が変わっちゃったかな。

     今回はお父さんの治虫さんが宇宙人を呼ぶ儀式をしていたら、ミーバー星人が空から降りてきた。そのミーバー星人は人が考える理想の異性の姿に擬態ができるみたいで、それで快楽を得る代わりにその人の生気を吸い取って、植物人間にしてしまうんだとか。治虫さんもミーバー星人に生気を吸い取られかけていた。そんなとき、治虫さんへの愛に目覚めた治虫さんの妻・幽子さんは治虫さんをミーバー星人から救い出そうとする…。

     今回は本当に色が違ったかな。何だか恋愛ものだったかな。治虫さんがミーバー星人の色仕掛けに騙されているのを、幽子さんが必死のコスプレで治虫さんの心を呼び戻した。室井滋さんの必死のコスプレには驚きましたね。「黒革の手帖」とは全然役柄の色が違って面白い。

     それに、今回は妖怪や幽霊じゃなくて、宇宙人だから少し金がかかっているのが分かりすぎるシーンが多かったような。このドラマは金がかかっているのにかかっているようには全く見えないあのチープ感が好きだったので、少し残念。CG合成の手の込んだシーンが目に付きましたね。

     今日新たに飛び出した謎のうさんくさいポップス「ドギ!マギ!UFO」は結構、面白かった。一時の小ネタなのかと思いきや、意外とドラマの各所で登場。後半ではクラシック調のインストにアレンジしてあって、意外とそれが雰囲気にマッチしていて笑ってしまった。真面目なシーンなのに、後ろは「ドギ!マギ!」ですからね。

     まあ、これまではそれなりに代表作のある監督さんが演出をしてきたから、なんだかんだいって出来は落ち着いていたけど、ちょっと村上さんは演出のテンポがイマイチ悪い。全体的にテンポが統一されていないかな。そもそも企画・監修の2人は以前に「幽霊VS宇宙人」(治虫さんの部屋にポスター飾ってあります)という企画で組んでいるから、今までが幽霊篇で今回は宇宙人篇ということなんだろうね。宇宙人は今言った企画では豊島さんが演出していたから、豊島さんのときにやればどう見せたいかハッキリしたろうに。

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    第四怪 10/24放送 演出:山田雄大

    評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

     今日はこれまでとは違った形式で贈られる第四怪。今までは何かしらの怪奇現象が自ら忌野家に乗り込んでいって、襲いかかかるというものだったが、今回はお父さんの治虫さんが家に持ち込むというかたちをとっている。さらに、短い30分枠の中で治虫さんが持ち込む怪奇現象を2本立てで構成している。それで、四怪と四.五怪ということらしい。

     それにしても、オープニング曲のうさんくささがたまらない。「♪怪奇大家族っ うっ!」。昔やっていた、ラジオ番組「赤坂泰彦のミリオンナイツ」での伝説のコーナー"うさんくさいポップス"を思い出しますね。

     今日は、今までの雰囲気とは趣向を変えた呪いのツールが登場。今までは古典的な幽霊や妖怪などが登場してきたが、今回はとある外国の資産家が所有していた絵画「貴婦人の微笑み」と、バラバラ殺人をされた外国の貴婦人の右手という外国もの。治虫さんが仕事からの帰路、見つけた奇妙な骨董品店「ないとめ屋」で引かれるようにして、買ってしまったらしい。

     呪いの絵画は人々から喜びの感情を吸い取っていくものなんだとか。どんどん顔色が悪くなり、ゲッソリとしてくる忌野家が面白かった。そして、その絵画の喜びの感情を吸い取る作用を抑え込む働きのある「貴婦人の微笑み返し」なる絵画が偶然、忌野家に存在。治虫さんが以前、通販で購入していたらしい。一体、どんな人なんだよ。こんな理由ですぐに対処法が見つかるのも、このドラマらしくチープでいい。また、この絵画は喜びを吸い取るたびに、絵画自体がどんどん微笑んでいくという設定で、忌野家の喜びを吸い取るたびに爆笑していき、「微笑み返し」を飾られたときに一気にへこんだ表情になっていったところも笑いどころ。「微笑み返し」のときに、逆に幸せになりすぎてしまった忌野家にまたまた笑わされました。「エビフライ、どーん」!

     そして、2本目の呪いの右手は、貴婦人が自分の体を捜しに独りでに動き、見つけられなかった場合、同じような年頃の娘を見つけ、その体を拝借するということらしい。このドラマに珍しく右手だけが動いているシーン等、金がかかっているな、というようなシーンがちらほらあったし、今までで一番ホラーっぽい怪だったかなという気がします。でもまあ、動く右手が明らかに本物の右手が演じているときと、人形になったときの違いが分かりやすかったので、そこのチープさはこのドラマっぽかったかな。

     この怪の面白みの一つは「ないとめ屋」の謎の女主人として、遠山景織子がゲスト出演していること。この人、久々に見ましたねえ。この人が従来のイメージとは違う役をやっているので、面白かったなあ。メイクといい、演技といい、なかなか面白かったです。

     今回は今までの流れとは少し違う怪でこれからこのドラマはどういう流れになっていくんだろ、ということを期待させる怪でもありましたし、不安にさせる怪でもありました。でも、心の中では期待のほうが上回っていると思いますが。

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    第参怪 10/17放送 演出:山田雄大

    評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

     第三怪の演出は「地獄甲子園」の山田雄大。「地獄甲子園」をご覧になった方は分かるだろうけど、この監督さん、ホント好き勝手にやっているなあ、と思いました。ホントにくだらない。

     今回は幽霊だけにとどまらず、妖怪まで飛び出してきました。もう鬼太郎みたいになってきましたよ。突然、石井トミコさん扮するキワさんの知り合いだという謎の老女が家を訪ねてくるというところから話はスタートする。何とその老女は妖怪ババアで、人の心を射のままに操り、上がりこんだ家を自分の好きなように変えてしまうという能力を持っていた。それで、その後、何とか妖怪ババアを追っ払うことはできたものの、ババアが現れたせいで忌野家には妖怪の通り道、妖ラインまでもが開通してしまった。幽霊の通り道、霊ラインの交差点の上に、さらに妖ラインまで通った忌野家はこれからどうなるのか…。

     ホント演出が好きにやっているなあ、という印象を受けます。途中、妖怪ババアが忌野家の人たちの心を操るために嘘の回想をするんですけど、その回想シーンで少女マンガのような挿絵が出てきたりするんですよ。その演出意図が意味がなさすぎなのが、かえって面白い。いろいろな名作アニメをパクったような絵なんですね。雪が降る中、マッチを売る少女。その先にはなぜか、凱旋門。寒さに耐えかねた少女はマッチを擦り、暖を取る。それだけでは何だから、そのマッチが切れるまで一人で百物語を語り始めた。それで、自分は息をひきとり、自分の魂は天界へと召されていった。そして、その上にはどこにも登場していない謎の犬まで天に召されようとしている。そんなことを言っても、語っている本人は目の前に座っているんですけどね。こんな訳の分からない話で心を操るらしいのです。この嘘くささが絶妙に面白い。

     その他にも、ホラーということを忘れて、チープな小ネタが連発の回でしたね。怪しげな機械が出てきたり、嘘くさい妖怪の見分け方のウンチクが飛び出したり、犬がメガネかけたり、お父さんが幽体離脱中で口から見るからに作り物のエクトプラズムなるものが出ていたり、恐らくレギュラー出演の及川奈央が意味なく水着で登場したり…と、あまりにくだらなくて、苦笑いというようなものが連発でしたねえ。でもまあ、あまりに笑いが安直過ぎて、幼稚すぎるところも多々あったところは少し残念。笑わせ方が少々、あざとく感じられてしまったのね。

     真面目なものがお好きな人には、イタく蹴られそうなドラマだけど、個人的には嫌いじゃないな。この好き勝手さがたまらないね。深夜なら、許せてしまうんだよね。ゴールデンではできない深夜ならではの笑いだと思うね。いつまでこの小ネタが続くかは知らんけど、深夜ならではの笑いを楽しみにしたいと思います。

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    第弐怪 10/10放送 演出:豊島圭介

    評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

     次の日が祝日ということもあって、録画せずとも見れまして、一安心。ようやくこの作品にありつけました。

     見た感じ、好き勝手やってんなあ、っていうのが、感想ですね。清水崇はもう「呪怨」で怖い映画を作る監督、というイメージが定着しちゃったから、全国公開の映画でこんなふざけたことは出来ない。でも、テレ東の深夜帯なら、大丈夫でしょ、というノリで、かえってやりたいことやって楽しんでいるんじゃないですかねえ。ものすごくくだらないのよね。悪ノリもいいとこのテイストですが、個人的には嫌いではありません。

     どうやらこのドラマの舞台になっている忌野家は霊道(霊ライン)のちょうど交点になっているところらしく、そこら中に幽霊がうじゃうじゃいる。高橋一生扮する忌野家の長男・清四のみはその幽霊たちが見える能力を有している。モロ師岡扮する父親である治虫はかなりのオカルトマニアで幽霊の存在を信じてやまないが、実際のところ、すぐそばにいるのにその姿を見ることが出来ない。その他の家族は幽霊の存在を全くとして信じていないのだ。第一怪の段階で、藤村俊二さん扮するおじいさんの淵男さんは突然、お亡くなりになって、これからは幽霊で登場するとのこと。

     幽霊といっても、全然怖くないんですよ。いまどき珍しく白装束で頭に三角のヤツを巻いた古典的なスタイルの幽霊。どちらかというと、このドラマに登場する幽霊とかは妖怪のほうに近いと思う。まあ、時折、ホラー映画っぽい幽霊が登場するといっても、清四との珍妙なやり取りで全て笑いに変えられてしまっている。それに幽霊が出てくるたび、テロップ付きでご丁寧にその幽霊の名前を紹介してくれるのも、笑いどころである。

     ホラーというようなテイストだけども、コメディの様相が断然強い。感じは「トリック」をもっとゆるくした感じかな。笑いといっても、大笑いではなくて、クスッと笑う程度の笑い。「トリック」ほど、細かい小ネタは入っていないけど、個人的にはツボだったシーンはいくつかあった。例えば、階段に現れる幽霊がトシオ君(仮)という名前で清水崇が「呪怨」のセルフパロディーをやっているところや、露出度が高い及川奈央が意味なく登場したりしたところか。

     金がかかっていても安っぽく見えるというこのチープさを売りにした作品でしょうね。万人向けとはとても言えないけど、ハマる人はハマる作品じゃないかなあ。個人的には決して嫌いではない。でも、これは連続ドラマであって、同じようなネタばかりではさすがにダレてしまう。これからは小ネタだけではなく、ストーリー自体でどれだけくだらなさを出していけるかがポイントだな。

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    第一怪 10/3放送 演出:豊島圭介

    大変、申し訳ございませんが、録画予約のミスで見ることができませんでした。レビューは2回目からということで。悪しからず。

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    放送前の感想
     何と深夜枠に「呪怨」で脚光を浴び、「呪怨」のハリウッドリメイク版「THE JUON」ではハリウッドデビューも果たした清水崇が監督をする作品が登場です!まあ、企画監修・原案が清水崇ともう一人豊島圭介という2人なので、この2人は「幽霊VS宇宙人」というマイナーなホラー調コメディーを作ったので、この作品もそのような感じになりそうですね。まあ、B級ぽっそうですが、清水崇のテレビドラマというのは、どんなものなのか気になるので、少し覗いてみることにします。

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