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弁護士のくず

発売中

仕様
全6巻
特典映像はDisc6に収録
23,940円
特典内容
  • 制作記者発表
  • ドラナビ 他

  • 出演
    九頭元人豊川悦司
    武田真実伊藤英明
    小俣夕花 星野亜希 国光裕次郎 モト冬樹
    白石 誠 北村総一朗 加藤徹子 高島礼子

    スタッフ
    演出
     今井夏木、酒井聖博、竹村謙太郎、森嶋正也
    脚本
     荒井修子、瀧本智行 ほか
    原作
     井浦秀夫
    主題歌
     hitomi「GO MY WAY」
    製作
     TBS
    公式ホームページ
     http://www.tbs.co.jp/b-kuzu/
    視聴率
    4/13case.114.1%
    4/20case.211.9%
    4/27case.311.2%
    5/4case.410.5%
    5/11case.513.1%
    5/18case.614.3%
    5/25case.712.6%
    6/1case.814.2%
    6/8case.911.4%
    6/15case.1012.2%
    6/22case.1116.1%
    6/29case.1211.3%
    平均視聴率12.742%
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    ドラマレビュー
    最終平均評価点 6.2/10

    評価点評価点
    放送前の感想-放送後の感想-
    case.17case.76
    case.28case.87
    case.37case.97
    case.45case.106
    case.56case.115
    case.65case.125

    放送後の感想
     1話完結ものということで、それぞれの回で当たり外れは大きかったと思う。個人的に気に入った話は、4つか5つくらいで全12話もあった割りには決して打率は高くなかった。このドラマは基本的に九頭のキャラクターがメインのドラマだったし、そんな破天荒だけど人情派という九頭を豊川悦司は楽しんで演じていたと思うし、個人的に豊川悦司の演技は嫌いではなかった伊藤英明のクソ真面目なキャラクターも悪くはなかったし、九頭とのボケ・ツッコミも好調だったが、後半の展開では精彩を欠いていたように思った。「弁護士のくず」は個人的に、笑い、九頭の鋭さ、ホロリとさせる場面、どんでん返し、そして、エロをバランスよく配置した話を構築すべきなのだと思うが、その基礎が守られていない話が多すぎた。1話完結でそれぞれの回での依頼人の心理描写にも唐突で、粗い部分は目立ったし、レギュラーキャラクターの心理描写も必ずしもドラマ全体を通しての連関があったとは思えない内輪ネタなど、笑いやハッチャケはその回、その回で面白い場面は多かったと思うが、それに時間をとられるがあまり、ドラマ全体を通しての何か大きな変化というものは感じられず、それぞれの話が分断された独立のエピソードのように思えた。だから、いい部分も多かったように思うけども、演技や脚本、演出の総合力というよりも、豊川・伊藤の演技に支えられている部分が大きく、連続ドラマという観点で見ると、完成度は低かったと言わざるを得ない。

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    case.12(最終回) 6/29放送 視聴率11.3% 演出:今井夏木
    (ゲスト出演)坂本昌行、畑野ひろ子、西岡徳馬、佐野史郎、みのもんた

    評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

     最終回というのに、何だか盛り上がりに欠けたなあ。確かに、武田が弁護士の職務で悩むというくだりは必要だったと思う。新人くん、特に、伊藤英明の場合は、悩み葛藤するキャラがお決まりになっているから、こういう展開はどこかには盛り込まねばならなかっただろう。だが、なぜ、それをわざわざ最終回に持ってきたのか、というあたりに疑問を感じる。

     最終回というのに、依頼自体はやはり、粗かった。今回は別れても好きな人ということなのか、婚約破棄に関するお話。V6坂本扮する男にしても、畑野ひろ子扮する女にしても、思っていることに疑問点を感じさせるところが多かったように思う。彼らの背景にあることや真意なんかはよくある話で、平板な印象なのだけど、その心理の推移は唐突であったり、粗かったりで、今回の話単体で見ると、出来は雑だったと言わざるを得ない。

     最終回はなぜか、全体的にしんみりとした感動路線で、いつものハッチャケぶりは薄かった。「7人の女弁護士」のほうに出たかったと九頭が漏らし、「逃げる場所はありませんよ」と遊ぶ場面もあったが、全体的にはシリアスな場面が続いた。しかし、このドラマの場合、これまでいろいろと好き勝手に遊びすぎたということもあってか、自然と真面目なシーンが向かないドラマになってしまっていたと思う。九頭のキャラクター性と、エロと笑いを中心としたワイワイガヤガヤを主眼としてきたから、それを抜かしたシーンを長時間やるというのは無理があった。

     他の回にはもっと面白い話はあっただけに、この回の話は別の回でやって、最終回は「くず」らしい要素を押さえたハッチャケ度の高いエンターテインメント性の秀でた内容の話を選ぶべきではなかったか。第8話、第9話あたりは結構、エンターテインメント性に優れていたと思うので、そういった話を最終回、最終回前あたりに配置してくれただけでも印象は随分変わっただろうになあ。こんな気合いのあまり感じられない話を放送しちゃうから、裏の気合いの入った「医龍」に視聴率で完敗しちゃったわけだよ。

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    case.11 6/22放送 視聴率16.1% 演出:酒井聖博
    (ゲスト出演)杉本彩、田辺誠一

    評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

     う〜ん、今回はイマイチだったなあ。杉本彩を意識しすぎたキャラ設定で、人間ドラマでいろいろ大事な部分を省略してしまっているように見えた。

     今回の依頼人は、下着メーカーのワンマン社長である小百合(杉本彩)。夫で専業主夫である平太(田辺誠一)から離婚を切り出され、結婚詐欺で訴えたいのだという。結婚詐欺では無理だと、武田が説明すると、1億円の慰謝料を請求するとまで言い出す。果たして、小百合の本心とは…?

     おそらく、今回のテーマはSとM。上からの発言ばかりでいつも高飛車な態度をとる小百合はSのように見えて、本心はダンナがいなくては生きていけず、ダンナが離婚を言い出すとあの手この手を使って追いすがるというM気質の人だった。そして、ダンナの平太のほうは小百合の上からの発言を聞き入れて専業主夫をしているMのように見えるが、実は妻に上に立たれることが腹の中では我慢ならなかったS気質の人だった。外見からすると、小百合がSで平太がMのように見えるのだろうけど、実のところはその逆だった、というオチ。日本一のSM女優であらせられる杉本彩姐さんなら納得のキャラ設定だ。

     だが、この無理やりなキャラ設定が人間ドラマを浅いものにしてしまったと思う。一応、小百合が夫に対しては上からの目線でいるのは仕事でいつもペコペコ頭を下げているから、ということだったが、そんなことだけで片付けてしまうのはいささか乱暴ではないだろうか。あまりにも小百合の高飛車な部分ばかりが強調されて、その奥にある心の機微までが見えてこない。あんな奥さんだったら、夫が離婚を言い出すのは当然だと思うし、九頭がその場で思いついたデマカセでダンナが説得されてしまうというのも説得力が足りない。杉本彩らしいキャラ設定にしてあるのは分かったが、そのイメージに縛られすぎてキャラクターに逆に掘り下げが足らなくなってしまっていた。

     ただ、今回は最終回前ということで、内輪ネタは大暴走。いつか出るとは思っていた仙崎大輔(@海猿)ネタも飛び出した。そして、ラストシーンはドラマ界随一のオフザケシーンに。いつものキャバクラシーンも「アテンションプリーズ」をパロった「ハイテンションプリーズ」ということで、九頭や武田、国光はパイロット姿で周りのキャバ嬢の方々はCAの格好。まあ、ここだけでも十分にフザけているのだが、そこから北村総一朗さんをはじめ、星野亜希、高島礼子までレギュラーキャストが総登場。星野亜希はまだ分かるとしても、高島礼子までスッチーのコスプレをして登場。そこから、ドラマの中のキャラクターとして話しているのか、自分自身として話しているのか定まらないまま、次週の最終回談義がスタート。他のドラマでやっていたようでやってこなかった内輪ネタのギャグ。少し前まではかなり控えめだったこのギャグも好評ということで味を占めたのか今では堂々と繰り出すようになってきた。これから、他のドラマで活用される可能性も高いのではないだろうか。

     とうとう来週は最終回。幸いにも、今回は裏の「医龍」がW杯中継でお休みだったということで、今回は番組最高の16.1%の視聴率をマークし、初めて15%超えを果たした。次週は、「医龍」とともに最終回対決となるが、「医龍」も視聴率は上り調子だし、かなり熾烈な数字の削り合いとなるのは間違いないだろう。

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    case.10 6/15放送 視聴率12.2% 演出:酒井聖博
    (ゲスト出演)塩谷瞬、酒井彩名、小川直也、肥後克広(ダチョウ倶楽部)

    評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

     今回は、前回に比べたら、若干パワーダウンといったところかな。事件そのものにあまり面白みがなかった。

     今回の依頼人は、暴行事件で逮捕された岡部(塩谷瞬)。その暴行の被害者によると、岡部に一方的に暴力を振るわれたというが、岡部本人は正当防衛だったと主張する…。

     う〜ん、事件そのものがあまり面白くなかった。暴行事件そのものも、あんなにボコボコにするのは正当防衛だったとしても問題だったし、その被害者に隠された黒い真実というのも平板な印象。それぞれの人物の背景とか、キャラ付けみたいなところも浅かった。九頭、武田の描き方にも問題があって、九頭が岡部の彼女(酒井彩名)の妊娠を見破ったのも唐突だったし、武田も今回はやけに堅物すぎて面白みに欠けたと思う。

     ただ、いつも以上に法廷シーンが長かったのはよかったと思う。真実の中にも、ほのかな嘘を混ぜて、岡部の正当防衛を立証していく様はとても九頭らしかった。そして、いつもに増して多かった内輪ネタもよかった。あそこまでやったら、やりすぎかもしれないが、こういう普通のドラマならやらないような反則技は「くず」らしいんじゃないか。小川さん扮する元ヤクザの組長を紹介するとき、「2話で登場した」というのは序の口で、九頭と武田が妙な扮装をして、
    豊川「2年ぶりの連ドラなんだから女優さんとキスシーンやりたかったよ」
    伊藤「僕も頬を赤く塗ったトヨエツじゃなかったほうがよかったですよ」
    と、なぜか、その場面は九頭と武田ではなく、豊川悦司と伊藤英明になっていた。そして、「絆創膏取るの忘れた!撮り直し?」というオチもGood。

     そういえば、今回、キャバクラのシーンでは女王様ナイトということで、「女王の教室」の音楽を編曲とか一切なく、そのまま堂々と使用。以前も「白い巨塔」の音楽をそのまま使用していたし、このドラマは別のドラマ、それも、よその局のドラマの音楽を堂々と使っている。「女王の教室」の音楽が流れてきたときは、一瞬、耳を疑ったからね。

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    case.9 6/8放送 視聴率11.4% 演出:森嶋正也
    (ゲスト出演)塩見三省、岡本麗、東根作寿英

    評価★★★★★★★☆☆☆ 7

     おぉっ、戻ってきたな、「くず」が。前回同様、笑い、九頭の鋭さ、ホロリとさせる場面、どんでん返し、そして、前回には薄味だったエロも全開となっており、様々な要素を盛り込んだ「くず」の定番化した流れをしっかりと踏んだ展開となっており、前回同様、エンターテインメント性は高かった。

     今回の依頼人は、主婦の鈴木博美(岡本麗)。夫である克雄(塩見三省)が突然、仕事を辞め、それ以降、家でダラダラしていて、何も話してくれないことから、夫に嫌気が差し、離婚したいのだという。克雄には妻にはいえない秘密があったのだが、果たしてそれは…?

     「輪舞曲」でも夫婦役だった塩見三省さんと岡本麗さんが今回も夫婦役。さすが、ベテラン、前クールで共演していることから相手の出方を知っていることも手伝い、長年連れ添った夫婦だから言い出せないこと、長年連れ添った夫婦だから埋め合わせられること、といったあたりを演出は多少過剰気味だったが、うまく表現してくれていたと思う。脚本が、映画「追憶」の台詞を交え、恋人と夫婦の違い、理想と現実の違いといったあたりも含ませてくれたのはなかなか出色だった。

     そして、前回同様、用意されたどんでん返しにもなかなか驚かされた。どんでん返しを見せることで、夫婦仲の問題も一件落着となり、九頭の鋭さもうまく印象付けていたし、どんでん返しを使ってうまく話を収束させていたと思う。

     さて、気になるところは九頭と加藤(高島礼子)の関係か。九頭と加藤が接近するとなると、武田の存在はどうなってしまうのか?それにしても、伊藤英明の大ボケ演技には素直に笑わせてもらった。

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    case.8 6/1放送 視聴率14.2% 演出:今井夏木
    (ゲスト出演)石田ひかり、深浦加奈子、甲本雅裕

    評価★★★★★★★☆☆☆ 7

     これだよ、これ。久々、1ヶ月半くらいぶりかな、これぞという「くず」が帰ってきた。笑いで始まり、九頭の鋭さで見せ場を演出し、少しホロリとさせながら、人の心の意外性を映したちょっとしたどんでん返しを用意しつつ、最後には定番化してきた「また来週」で〆。「くず」にはこの骨格は崩してほしくない。今回はこの骨格どおりに作ってあり、久方ぶりに楽しめた。

     今回の依頼人は、主婦の湯川みちる(石田ひかり)。マンションの主婦のボス的存在である保住(深浦加奈子)に、売春をしているというあらぬ噂を流され、迷惑をしていることから、保住のことを訴えたいのだという…。

     今回の話題は、子どもが生まれて仕事をセーブ気味だった石田ひかりの約3年ぶりのドラマ出演。NHKドラマ「かるたクイーン」以来で、民放のドラマ出演は2001年のフジ系「水曜日の情事」(本木雅弘・天海祐希主演)以来、5年ぶりとかなりお久しぶりの登場。子育てが落ち着くまでは本格女優復帰はしないだろうから、そこらあたりまでは今回くらいのポストで女優活動を続けてほしい。

     今回はなかなか演技も脚本・演出も快調だったと思う。九頭と武田のやり取りもコンビ芸としてかなり様になってきたし、白石弁護士事務所内でも星野亜希、高島礼子、北村総一朗もほどよく絡んできて、事務所全体でのやり取りはとてもテンポがいい。今井夏木の堤監督譲りなのか、遊び心満載の映像作りもよかった。

     そして、依頼自体も九頭らしい荒っぽいながらも、人間の心理の裏を読んだ鋭いやり方で解決して、集合住宅という微妙な生活環境を考え、みちるがこれからも暮らせるように、穏便に和解へと導いたというのは、九頭のキャラクターをうまく利用したストーリー展開だったと思う。その後のちょっと意外などんでん返し的な展開も悪くない。九頭がそう判断するには、多少説得力に欠ける気もしないでもないが、そこはこのどんでん返しがこのドラマらしさなのだろうから、あえて目を瞑ろう。この展開に美月ちゃん(村崎真彩)のエピソードをかぶせてきて、九頭が次第に父親っぽくなっていく過程を描いた点も効果的だった。

     特に、今回のような集合住宅なんかはなおさらそうだけども、今は夫婦だったり、親子だったとしても、人の心に踏み込まない、ということは多いことだ。自分の気持ちを積極的に出そうともしないし、かといって相手の気持ちに対しても積極的に踏み込もうとはしない。だけども、人は噂話は大好きで、外見だけでその人を全て理解したような気になってしまう。外見だけでは語りきれないくらい人間の心理というのは他人には理解しがたいし、複雑なものであるということを湯川自身に深く切り込むのではなく、九頭の口から語らせるというのはこのドラマの大きな個性だったように思う。

     まあ、多少、展開が強引すぎる嫌いもあったが、このドラマの場合は、お決まりの骨格をしっかりと保ちながら、軽快なテンポで話を進めていくようにすべきなのだと思う。そういう点で見れば、今回はとてもよく出来た回だったように思える。先週のようにキャラクターがやたらと多くないというもよかった。

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    case.7 5/25放送 視聴率12.6% 演出:竹村謙太郎
    (ゲスト出演)三浦理恵子、須賀貴匡、高橋元太郎、佐々木すみ江、ふせえり、神保悟志、インリン・オブ・ジョイトイ

    評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

     プロット自体は悪くないと思うのだが、キャラクターの背景の描き方に雑さが残っていたのが残念だった。

     今回の依頼者は、高井霧子(三浦理恵子)。羽根田仁(高橋元太郎)というご老人が亡くなり、遺言書に500万円を高井に遺贈すると書かれていたが、遺族が500万円を支払ってくれないのだという。高井は真剣にガンで余命いくばくもない羽根田と付き合っていたと言うが、知り合ったのはデートクラブで、それも会ったのは1度きり、さらには、高井にはまだ幼い子どもと多額の借金があることも判明。高井の羽根田との関係が売春であったとしたら、公序良俗違反で遺言書の自体無効となる。果たして、真相は…?

     高井と羽根田の爺さんの関係は悪くなかったと思うし、紙飛行機を有効に使って、爺さんの人のよさとか、遺族が爺さんの遺志を理解する過程を表現したのはなかなかうまかったと思う。だから、全体的に見れば、悪くない話だった。それに加え、武田のオトボケぶりも笑わせてくれたし、高島礼子とインリン様の異種格闘技も見ものだった。

     だが、惜しいのは、キャラクターの描き方に雑さが見えてしまったところだ。高井の行動の背景にある過去についても、ドラマとしては平板な印象。それに、羽根田の爺さんがいくらガンに冒されていたからといって、人のよかった爺さんがいきなりデートクラブに行くか、という部分にも疑問が残る。高井の息子が卵アレルギーだ、というのを九頭が見破ったのも唐突過ぎるし、その子の祖母である悦子(佐々木すみ江)の描き方についても、いるだけという感じで中途半端さは否めなかった。

     物語の帰着点自体は悪くないと思う。その帰着点に至るまでのプロットも問題はない。問題はそのプロットの肉付けにあったと思う。描き切れずに中途半端な印象になってしまったキャラクターが多すぎた、といった印象だ。このドラマは第4話以降は、この肉付けの過程に弱さが出てしまっていると思うし、ここが問題点だと感じる。

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    case.6 5/18放送 視聴率14.3% 演出:酒井聖博
    (ゲスト出演)沢村一樹、深沢敦、坂本ちゃん、一戸奈未

    評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

     今回は「ブロークバック・マウンテン」を思わせる展開だった。しかし、脚本としてはただ流行り物を追っただけという印象で、これといった見応えはなかった。こういう流行りを追うという姿勢は「トップキャスター」だけでいいし、このドラマにはこういうことをしてほしくなかったなあ。

     今回の依頼人は、大手食品会社取締役の黒田真吾(沢村一樹)。身に覚えのない痴漢の容疑で逮捕され、九頭と武田が弁護をすることになった。黒田は自分が痴漢をするわけがない、と真っ向から痴漢の事実を否認するが、それには大きな理由があったのだった…。

     やはり、最大の問題点なのは、そのオチがあまりにも簡単に読めてしまったことだろう。大体のカラクリが開始15分もしないうちに大方予想がついてしまった。第4話のときもそうだったけど、分かりやすいヒントを出しすぎだ。このドラマはもう少しヒネリの利いたドラマかと思っていたが、やっている内容は「7人の弁護士」や「トップキャスター」なんかとあまり変わらなくなってきた。かなりの面で豊川悦司、伊藤英明の主役の好演に支えられているという面が強い。

     今回は、要は黒田がゲイだから女の子の痴漢などするわけがない、という話だったわけで、お姉キャラの人たちがこれだけ大挙して出れば、そのオチは簡単に読める。じゃあ、オチが読めるなら読めるなりに、やはり、まだ日本では偏見が根強いゲイであることの悩みや葛藤といった感情の面に深く切り込めばよかったが、それもない。黒田が法廷で自分がゲイであると告白したシーンは、大変勇気のいることであっただろうし、その心中を察すると胸が熱くなったが、その直後の黒田のおホモだちの白々しい泣きの演技で白けてしまったりと、やはり、脚本や演出のやっていることは粗い。

     そして、武田が加藤(高島礼子)に恋心を抱くというのも展開としてやや難アリか。「LIMIT OF LOVE 海猿」での伊藤英明と加藤あいのラブストーリーが爽やかで実に好印象だっただけに、その反動でこのドラマは熟女に目が向いたかと思うと、う〜んである。高島さんの女性として魅力はあると思うが、伊藤英明と高島礼子ではラブストーリーとしては釣り合いが取れていないと思う。また、先週から登場した九頭が引き取った美月ちゃん(村崎真彩)もレギュラーキャストとなった割りにはうまく使いこなせていない。

     ここ3回は脚本の仕上がりがかなり中途半端になってきた。ところどころにはいい台詞というものはあるのだけど、やはり、大まかなプロット自体に問題がある。このドラマはここにきて、確実にブレーキがかかり始めたな。

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    case.5 5/11放送 視聴率13.1% 演出:今井夏木
    (ゲスト出演)川崎麻世、中条きよし、矢部美穂、有吉弘行、小市慢太郎、和久井映見

    評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

     悪いことはなかったけど、ストーリーの語り口は新鮮味に欠けるし、まさかの結末もこれからの展開に不安材料を残した。

     今回は、九頭に隠し子現る?!というお話。事務所にある少女(村崎真彩)が訪ねてきて、九頭が自分の父親である、と言い始める。どうやら、その少女・美月は九頭のかつての恋人・秋野葉月(和久井映見【写真のみでの出演】)の娘らしく、葉月は交通事故で亡くなって、今は叔父(小市慢太郎)の元に引き取られているのだという。その叔父の家を飛び出して、美月は九頭の元を訪ねてきたようだ。計算上、美月は九頭の子どもであるわけはなく、九頭は美月を連れ、本当の父親を探す旅に出る…。

     今回は伊藤くんが「LIMIT OF LOVE 海猿」の宣伝で忙しいせいもあってか、九頭と武田は別行動。九頭の出番がやはり多く、今回は弁護士ものというよりはロードムービーに近いタッチの作調になっていた。

     今回登場している大人たちはどれも自分勝手な存在として描かれている。子どものことを思ってと言いながら、結局は自分のことばかりを主張し、肝心の子どものことは置き去りにされている。子どもの争いを結局、金でかたをつけようとする大人たち。こういう大人の実に大人気ない争いにおいて、子どもは被害者でしかないという事実を、登場人物の子どもらしき人物が突然現れるという語り口で描いていた。まあ、この事実はまさにその通りだ。しかし、突然、子どもと名乗る子が現れるという展開も、それをロードムービー形式で見せていく手法にしても、語り口としてはかなり使い古されたものであるので、新鮮味には欠ける。

     まあ、基本的にはベタな展開だったが、他と大きく異なるのはその結末。その子どもとお別れして終わりというのが普通なのだが、何と九頭さん、美月ちゃんを引き取ってしまったわけだ。子どもなんて嫌いだと言って、ロクでもないような行動をしていながらも、実は意外と子ども好きで義理人情に厚いというのが九頭のキャラだから、あえてこういう展開にしたのだろうなあ。確かに涙を流しながらの豊川悦司の熱演は悪くなかった。だが、ということは、これから美月ちゃんというレギュラーが1人増えるわけだ。これをどうやって処理していくかはかなり問題だと思う。あと7回もあるわけだからね。そして、九頭のキャラクターの描き方に関しても、いささか先を急ぎすぎている気もしてきた。

     このドラマ、出だしは結構、よかったと思うのだが、ここらでちょいと減速気味の印象だ。あと7回も残っているのだけども、こんな調子で果たして大丈夫かな。ちょっと心配になってきた。でも、毎回、このドラマのゲストはバラエティー豊かで面白い。役柄までも恐妻家という設定の川崎麻世、なぜかちょい出演の中条きよし、こちらは写真のみでの出演の和久井映見、そして、元猿岩石の猫男爵こと有吉弘行まで揃えている。この思い切ったキャスティングは悪くないと思う。

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    case.4 5/4放送 視聴率10.5% 演出:酒井聖博
    (ゲスト出演)平田満、斉藤慶太、筒井真理子、小町桃子、ノッチ(デンジャラス)

    評価★★★★★☆☆☆☆☆ 5

     う〜ん、今回は微妙だったな。狙いは分かるのだけども、ストーリーにはこれといって魅力のない回だった。

     今回の依頼人は、夜の学校でセックスをしたあとにその相手の女性を殺害したとして、逮捕された山村(斉藤慶太)。武田は山村の国選弁護人となり、九頭と一緒に山村と接見しにいく。山村は自分の冤罪を主張するが、相手女性に子供を孕ませたといったことなどに全く反省の態度も示さない。この態度に武田は冤罪に疑問を抱くが、九頭はその主張を信じた。九頭と武田は被害者の父親である猪狩吾郎(平田満)のもとを訪ねる…。

     今回は九頭と武田の微妙な関係をメインにしたような回だったと思う。他人とは同調しない九頭はこれまで新人と組んできたが、うまくいったためしはない。しかし、武田に関しては、珍しく自分に食いついてくるだけのガッツがある。九頭はそんな武田の態度に次第に心が解かれつつある。それに対し、武田は九頭のやり方に反発を覚え、酒を呑んでは九頭の愚痴をこぼす毎日。しかし、なぜか、武田は九頭についていこうとする。九頭と武田のそりが合わないようで、実は合っている?というような微妙な関係を描いていた。

     さて、肝心の内容だったが、こちらは微妙だったな。しゃべりすぎる人物は怪しい、という九頭らしい視点はなるほどと思ったし、エロDVDを裁判の証拠にするといったあたりもこのドラマらしい下ネタの有効活用だ。だが、あまりに前半で核心を突いたヒントを与えすぎていた。そのヒントで予想できる結末がそのまま結末で、意外性はゼロだ。そして、意外性がゼロに加え、その結末の後味が悪い。

     まあ、このドラマはいい人だと思っていた人が実は悪い人だったり、悪い人かと思っていた人が実はいい人だったりと、弁護する相手が完全ないい人で弁護士をそのいい人を守る正義のヒーローとしては描こうとしていない点が特色だろう。そうすることで、人の二面性を表現している。だから、今回もこのようなストーリーにした狙いというのは分からないでもない。しかし、結末が容易に読めてしまって、さらにその後味もあまりよろしくないでは旗色がよくない。最後に態度がクソ悪い山村を九頭がことごとく叱責してくれたのが、唯一の救いか。

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    case.3 4/27放送 視聴率11.2% 演出:竹村謙太郎
    (ゲスト出演)片桐はいり、北川弘美

    評価★★★★★★★☆☆☆ 7

     結末がなかなか意外でよかったな。中盤はやや退屈だったし、ありえない部分も多いけども、結末の意外性でなかなかの好感触だった。

     今回は、妄想癖のある奇妙な女・豪田珠美(片桐はいり)が依頼人。珠美は、グラビアアイドル上がりのセクシー作家の肩書きで鮮烈に文壇にデビューを果たし、人気者となった瀬能セリ(北川弘美)のサイン会に乱入し、セリを暴行し現行犯で逮捕された。九頭と武田が面談に行くと、意味不明なことを話す妄想癖を披露。武田はあっけに取られるが、九頭は珠美の本当の狙いを探ろうとしていた…。

     結末がなかなか意外でよかった。こういうドラマの1話完結ものの謎解きは途中の展開で大体のオチが読めてしまうということが大半なのだけど、これは読めなかったわ。なるほどな、と久々にうならされた。この一種のどんでん返しを演出する上で、片桐はいりというのはナイスキャスティングだったね。あの風体からして変な役柄をやっても、見ている人はこの人が裏で何を考えているとかはあまり考えず、すんなりとこういう人なんだな、と受け入れてしまう。だけども、片桐さん、意外と計算高い役をやらせてもしっくりとすることもあるわけで、片桐さんの個性を活かしたキャスティングだった。

     ただ、この結末にいたるまでがややテンポが悪かったか。九頭が隠し玉を持っていることだけはほのめかして、遠巻きのヒントを出してくれるのだけど、あまりにも遠巻きすぎて、結末を見るまでは何のことかよく分からないまま話は進んだ。話が読めないことにこしたことはないが、九頭の謎掛けがあまりにも高等すぎて、話の方向性がつかみきれず、確かに結末は意外であったが、心から「裏切られた」と感嘆するまでにいたらなかったのは惜しいところだ。それに、セリはセクシーで売っているのに、腕にあんな分かりやすくリストカットの跡があったり、吐きダコがあったりと、不自然な点が多かったのも残念。

     でも、毎回、豊川悦司のコスプレには楽しませてもらっている。このドラマでなきゃ、豊川悦司が学ランを着て画面に登場することなどありえないだろう。このはっちゃけぶりは好きだ。それにしても、あのキャバクラは毎回、趣向を凝らした企画ものをやってくれて、意外と良心的な店だわな。

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    case.2 4/20放送 視聴率11.9% 演出:今井夏木
    (ゲスト出演)三津谷葉子、小川直也

    評価★★★★★★★★☆☆ 8

     これは面白い。若干話を詰め込みすぎのようにも感じられたが、起伏に富んだ展開はまさにエンターテインメント作品の真髄といえるだろう。

     今回は、九頭と武田が古沢真琴(三津谷葉子)という女の子を少年院に送ることなく、保護監察で済むように取り計らってほしいという依頼。武田は不安げな表情を浮かべる真琴を信じ、いろいろと尽力しようとするが、九頭は真琴の裏の表情を敏感に察知していた…。

     今回は、三津谷葉子の役名が"マコト"であったということも手伝って、何だか「池袋ウエストゲートパーク」を彷彿とさせる展開で見ていて、とてもワクワクした。今回は、笑いあり、人情話あり、アクションシーンありでいろいろな要素がうまく盛り込まれており、十分に楽しませてもらった。

     前回のめぐの安といい、三津谷葉子といい、このドラマはセクシー路線のタレントさんをうまく使ってくれている。今回においても、三津谷葉子の使い方はうまかったし、三津谷葉子自身、なかなか演技もがんばっていた。そして、意外な役どころで登場の小川直也氏であるが、持ち前の強面とユーモアを交え、ヤクザのハッスル組長を存在感たっぷりに好演していた。この人も十分に役者としてやっていけるだけの素質がある。

     それに加え、主人公の2人の対比が実にいいアクセントになっている。九頭さんが実にカッコいいわけだ。社会を寿司で例えて、寿司の中にほどよくワサビが効いているからうまいわけで、建前ばかりの社会の中でその中にほどよく本音が入っているから、本音の価値がある。大人は弱いから法律という約束事を決めて、建前で固めて生きているわけだから、大人を責めているだけでなく自分が強くなれ。めちゃめちゃいいことを言ってくれるではないですか。このカッコよさとは半面に、さくらちゃんというキャバ嬢に入れ込んでデレデレしている九頭も面白い。オンとオフを非常にメリハリよく表現した豊川悦司は早くも新境地を開拓したといってもいいだろう。

     そして、今回は武田の成長を描いた回であったということもできる。クソ真面目な武田くんだから、真琴との向き合い方にいろいろ悩むわけだね。悩みながらも、武田くんは成長したわけだ。それと同時に、真琴の成長話にもなっており、武田と真琴という対照的な人物の成長話を九頭を起点にして、一つに収束させたというのは見事な脚本だ。そういうシリアスな部分を見せながらも、武田がAVを生唾を飲み、正座しながら見ている姿とか笑わせてくれるシーンも数多い。伊藤英明も豊川悦司同様、オンとオフをうまく演じ分けていて、役者の様々な顔が見れるという点でもこのドラマはよくできている。

     豊川と伊藤はもちろんのこと、その他の事務所のメンバーも実にいい空気を醸し出している。星野亜希と高島礼子のボインと大人、という違ったポイントを持つ女優さんはそれぞれに違った形でドラマに色を添えてくれている。また、小物の使い方もなかなかうまい。上にも書いたAVのDVDとか、ホームスター(自宅観賞用のプラネタリウム)が劇中の小物として登場するが、最初は笑いのネタとしての使い方だが、それが途中のいいシーンで活用され、さらに最後にオチとしてもう一笑いという見事な三段活用を見せてくれている。

     若干話を詰め込みすぎで、もう少し要素を省略して、じっくりと描いてほしかったという気がしないでもないが、様々な要素を刻むようなテンポで紡いでいったことで、娯楽性は高かったといえる。ただの娯楽性の高さだけではなく、決して話が現実に即して完全に嘘っぽいとまでいかない作りになっているあたりがニクい。ここは薄っぺらい話がベースの「7人の女弁護士」とは大きな違いだ。第2話にして、ここまでの仕上がりを見せられると、自然とこれ以後のハードルは上がってしまうけれども、このまま息切れせずに最後まで突き進んでほしい。

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    case.1 4/13放送 視聴率14.1% 演出:今井夏木
    (ゲスト出演)佐野史郎、安めぐみ、宇梶剛士

    評価★★★★★★★☆☆☆ 7

     なかなか痛快で面白かった。分かりやすい凸凹感を出しながらも、単なる人情話に終わらせず、含みを持たせたあたりに好感が持てた。

     主人公となる九頭(豊川悦司)は「くず」という名前を持っているのと同じで、酒好き・女好きで発言・行動は適当なまさに「弁護士のくず」と言われても仕方がない人間。その九頭とコンビを組むことになってしまったのが、新人弁護士の武田(伊藤英明)。そんな2人が最初に取り組んだ事件は、銀行OLの矢賀照代(安めぐみ)が訴え出た上司(宇梶剛士)によるセクハラ訴訟。

     この木曜には、同じ弁護士もののドラマがテレ朝の「7人の女弁護士」と2つ並んでいるけれども、弁護士もののドラマとしてはこちらのドラマのほうが一枚上手といったところ。佐野史郎演じる相手側の敏腕弁護士のキャラをもう少し際立たせてもよかったとか、不満な点はあるものの、初回ということで数多くこなさなければいけない話のエッセンスをバランスよくこなしていた。

     九頭と武田の分かりやすすぎるくらいの凸凹感も悪くない。風貌や発言・行動にいたるまで問題の多い九頭と、この時代に珍しいほどのお堅い真面目人間の武田。今まで演じたことのない役柄に弾けまくる豊川悦司と、真っ直ぐで熱い男を持ち前の実直な演技で演じる伊藤英明の演技の質感の違いを楽しむのもまたいい。

     九頭のキャラの造形も悪くない。一見、無茶苦茶な行動をしているようで実は裁判に勝つための秘策を練っていたキャラクターで、ここまではこの手のドラマではよくありがちな部分。しかし、九頭のちょっと違うところは、決して根が真っ直ぐすぎる人間ではないこと。結局、セクハラ訴訟、照代がちょっとした嘘をついていたわけだ。照代は彼氏からのDVにあっており、上司からのペッティングをそうまんざらでもなく思っていて、完全なセクハラとまでは認識していなかった。しかし、その上司からのペッティングの件がDV彼氏にバレ、彼氏が暴走するのを恐れた照代がセクハラとして上司を訴えたというわけ。九頭は照代の前後矛盾する発言から、照代の嘘を見抜いていたのであるが、弁護士は依頼人が勝てるように努めるのが責務、そこも計算ずくで裁判に勝てるカードを探していたということね。無茶苦茶をしているようで、実は考えている、しかし、弁護士という仕事の本分をわきまえ、真っ直ぐすぎてキャラが現実離れしすぎているということもない。バランスの取れた造形の仕方で、なかなか魅力のあるキャラクターになっている。

     それはそうと、"星野亜希"って、グラビアアイドルの「ほしのあき」だったのね。どうやら女優をやるときは、ひらがなの芸名ではなく漢字の本名で活動するということらしい。つい最近まで気が付かなかった。基本的にグラビアアイドルってのも、期間限定のお仕事だから、次の活路を探しておかないといけないということなのね。小池栄子、MEGUMI、佐藤江梨子、井上和香などと、グラビアアイドル上がりで女優をしている人は多いからね。ほしのあきも三十路が近いから、グラビアアイドルとしてはキツくなってくる。だから、そろそろ「ほしのあき」だけではなく、「星野亜希」としての印象も植え付けておかないと、ということか。

     ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、タイトルバックで登場する脚線美美人の方は主題歌を歌っているhitomiさんとのこと。第5話以降になると、だんだんと顔が見えてくるという仕掛けになっているのだそうだ。続けて見る予定のある方は、この点にも注目されてみては?

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    放送前の感想
     井浦秀夫原作ののコミックをドラマ化したリーガル・コメディ。主演は豊川悦司と伊藤英明。2005年は7本の出演映画が公開し、すっかり映画づいていた豊川悦司が「エ・アロール」以来、約2年半ぶりの連続ドラマ出演。それもコメディの連続ドラマは初挑戦。そして、共演には「海猿」など真っ直ぐな男の役が多い伊藤英明豊川と伊藤という異色のコンビがまず面白そう。この演技スタイルの違う2人が共演でどのような化学反応を見せてくれるのか。この2人に高島礼子あたりがどう絡んでくるのかも注目だ。そして、演出は久々のチーフDとなる今井夏木。「ケイゾク」「H2」「愛なんていらねえよ、夏」など、堤幸彦監督の下で培ってきた手腕をいかんなく発揮してもらいたい。

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