ミステリー民俗学者 八雲樹
DVD発売情報 | 発売中 仕様 本編全5枚 19,950円 単品での発売あり(各3,990円) |
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放送後の感想
う〜ん、最後の2回で急降下だったな。第八話あたりまでは徐々に面白くなってきているなあ、と思っていたのですけど、最後の2回で全て台無し。期待していたミッチーの演技は部分的にはよかったところもあるけど、最終回のようにこれぞ、というところで弱さが出てしまった。平山あやも悪くはなかったが、やはり、最終回がダメだった。刑事2人も活かしきれていなかった。演出と脚本にイマイチ締りが感じられなかったね。結局は、最後の印象が悪いと、全体の印象も悪くなってしまうということ。終わりダメなら、全てダメということを物語っているようなドラマだった。
最終話「冬に咲く桜」 12/17放送 視聴率% 演出:麻生学
(ゲスト出演)真行寺君枝 石橋蓮司 安藤希 坂上忍 ほか
評価☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 0
最終回にやっちゃった、という感じの終わり方だったね。とにかく脚本が最悪だった。どこもかしこも、支離滅裂なところばかり。脚本を無計画に書いていたな、というのが丸分かりとなった最終回。
最終回は八雲さんの過去に迫る話。でも、八雲さんの過去って、言われたって、最終回でいきなり出てきた設定じゃないの。今までに八雲さんは記憶喪失で少年時代の記憶がない、なんて言ってましたっけ?それで、唯一記憶に残っている「冬に咲く桜」を探すために民俗学者になったというらしいのです。それで、部分的に記憶を取り戻していく中で父親が何者かに殺されたということを思い出す八雲さん。そこで、殺したのは自分ではないか?と思うようになってしまうのです。
このお父さんを殺した云々という話は明らかに「トリック1」の最終エピソードのパクリですね。山田奈緒子の唯一の弱点は黒門島のことなんですね。そこで、お父さんを殺したのは自分だと簡単に思い込んでしまう。それと、八雲さんは同じことをしている。そもそも、何で最終回にもなって主人公に関するそんな大事な情報が出てくるのよ。今考えてみれば、伏線が微妙に引かれていたかもしれないけど、ほとんど印象に残っていない。これだけ重要な情報で最終回に影響が出てくるならば、もっと印象深くしておく必要がある。恐らく脚本をそんなに計画的に書いていなかったのだろうな。八雲さんも毎回、飄々としちゃって、悩んでいるような節は全く見せていなかったし、最終回に来ていきなり落ち込まれても…、ということ。
それに加え、話自体もヒドかった。トリックもかなり苦しいし、ストーリー設定も苦し紛れであることが否めない。最近の子供で、「はないちもんめ」なんかやっているのを見たことがないし、その「はないちもんめ」の背景とかその物語上の使い方も時代錯誤も甚だしい。それに、犯人だって、出てきた瞬間に真行寺君枝さんしかいないだろ、と思ったし、八雲さんだって、前半は悩んでいたのに、あっさりと回復したのもあっけなさ過ぎる。富良野がいつから八雲さんのことを気にし始めたかというのも、不明確だし、刑事2人のキャラクターもパッとしない。
トリックとか、薄っぺらな辻褄合わせに終始したかなり劣悪な脚本だったと思う。ドラマ全体的に見ても、この話だけで見ても、かなり話が支離滅裂だ。こういう最終回を考えていたのなら、初回からもっと印象的な伏線を引かなければダメですよ。それをしてこなかったのだから、普通に事件を解いて終わり、くらいの話のほうがよかったと思う。それか、その事件に八雲さんの過去が絡んでいたとか。せっかく面白くなってきたかな、と思っていたのに、最後の2回でどんどん埋没してしまった。ご愁傷様でした。
第九話「やまんばに呪われた村・解決篇」 12/10放送 視聴率9.7% 演出:常廣丈太
(ゲスト出演)大塚寧々 朝加真由美 森次晃嗣 鳥羽潤 高樹マリア ほか
評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4
私個人的には、前回の前篇は謎めいていて、解決篇を期待していたのですが、完全に期待はずれだったなあ。こっちがまさかこんなふうには終わらないよな、と思っている終わり方で全ての謎が収束してしまったからです。金曜ナイトドラマにそれほど高尚な内容を期待したこちらが浅はかだったか。でも、映像表現はところどころ面白いところがあったことは評価しておく。
一応、前回は犯人の目星がついていないといっていましたが、明らかにキャストとして怪しいのは大塚寧々さん。この時間枠見ている人はそれくらい予想がつくことは製作側も分かっているでしょうから、あえて大塚さんは外してくるものかと思っていたのです。しかし、解決篇に入って、どんどん展開が進み、伏線がはられていくたびに犯人は大塚寧々だよ、って言っているような物語で、脚本の人とか演出の人とかは気にならなかったんですかね?八雲さんが犯人は大塚寧々だよ、って言っても、「うん、そうだよね」というくらい。
その他、トリックも背景も予想の範疇の内容で面白みに欠け、どちらかというとお粗末な内容。トリックの中にあったけど、目線をさりげなく移せば犯人はその目線の方向に行ったとそんな簡単に信じちゃいますかね。この目線トリックはかなり苦しめ。それにさあ、鳥羽潤がその目線を随分離れた距離から目視したと言っているけど、あれだけ離れていたら、見えないと思うけど。
それはそうと、朝加さんは「黒革の手帖」にも一瞬だけゲスト出演していましたね。そのときも頭が白髪で真っ白で老けメイクをして40歳なのに老け上がってしまった女性を演じていて、米倉涼子演じる元子の恐怖を仰ぐ役をやっておりました。こっちのドラマでは山姥と呼ばれる女性を演じさせれていたし、朝加さんって、ババアの役がやけに多い役者さんだなあ。
第八話「やまんばに呪われた村・前篇」 12/3放送 視聴率9.0% 演出:常廣丈太
(ゲスト出演)大塚寧々 朝加真由美 森次晃嗣 鳥羽潤 高樹マリア ほか
評価★★★★★★★★☆☆ 8
一話完結だと思っていたら、違ったんですね。来週が解決篇ということらしいです。ということは、最終回は一体、何をやるの?でも、今回は素直に面白かったっす。
今回は今までの金曜ナイトドラマの軽い感じとは違って、大人のドラマという感じだったような気がする。妙にやまんばのイメージショットがリアルでオカルトチックだし、人物関係はやけに複雑だし、閉鎖的な村の村八分のような内容まで含まれていて、内容は軽めの推理ものとは、ちょっと違う感じがして、私個人としては好感が持てた。
いつも謎は八雲さんが言うほど深まっていないけど、今回の謎はいつもに比べると深そう。まだ、全ての伏線が提示されていないからか、最後の謎がどこに行き着くのか、殺人事件の犯人は誰なのか、その殺人と謎はどう結びつくのか、が読めない。いつもは、大体、前半部分で犯人の目星がついちゃうんだけど、今回はまだ分からない。
ミステリー部分もまずまずだったことに比べて、今回、高評価にさせてもらったのは、ミッチーの演技がシビれさせてくれたからなのです。山姥と呼ばれ、村の忌避の存在となっている朝加真由美さん扮する女性を村人から迫害されるところを救出するときの、あの目の鋭さ。あれには驚いた。あの目で見られたら、さすがに村人も何も出来なくなる。その後に何か吠えるのではなく、無言で女性をおんぶして立ち去るシーンなんか感動したね。八雲さんとその女性のまるで親子のような関係はとても好きだった。あのときの八雲を見る富良野の目が変わったけど、これは納得だね。
そうそう、八雲と富良野のコンビネーションも笑わせてくれました。この2人のテンポは安定しています。「鮭」という酒を富良野が持っていたり、ちょっとした小ネタも笑わせてくれました。
ミステリーもなかなか、ドラマ性もあって、主演コンビも安定してきて、ゲスト陣も「Dr.コトー」コンビの大塚&朝加など、なかなか豪華で謎の提示としては申し分ない出来。期待していたらもうちょっと点数は低くてもいいのだけど、それほど期待はしていなかったので、その意外性を点数に鑑みておきました。このドラマは後半に行くたび、面白くなってきているように思いますね。これだったら、続編は十分に可能だと思います。
第七話「赤い靴の秘密」 11/26放送 視聴率10.2% 演出:木村ひさし
(ゲスト出演)浅見れいな 能世あんな 松尾政寿 峰岸徹 ほか
評価★★★★★★☆☆☆☆ 6
今日と来週は、一話完結の話らしい。演出の方が「トリック」の演出をシリーズ通して何回かやっていた方ですから、今日の内容は「トリック」風の「金田一」というところ。脚本の大石哲也は、「金田一」を始め、一時期の日テレの推理ものなんかを多くやっていた方ですので、雰囲気も「金田一」そのまま。
まあ、今日は有名ピアニストが密室で殺された、さあ、犯人は誰?という話。完全に民俗学とは関係のない話ですが、そこはご愛嬌ということで。トリックとしては、まあまあ。すぐ分かったところもあるし、なるほどね、と思う部分もあり、可もなく不可もない内容。伏線の張り方はちょっと強引であざとい気もしますが。ただ、島崎かおるが有田修三の娘だというオチは島崎が出てきた瞬間に分かりましたね。ということは、島崎が犯人というのが相場なので、そう踏んでいたら案の定、ということでした。でも、ダイイングメッセージのカラクリはよく考えられていたと思う。
実際、今日は「トリック」の演出経験のある方が演出していましたから、今まで以上に「トリック」らしいカメラワークや引用ネタも多かったような。特にヅラネタ、あれは完全に引用ですよね。そして、ミッチー&平山のコンビのやり取りもテンポがよくなってきて、山田&上田をほうふつとさせるものがありますね。サブキャラもキャラクター設定が定まってきたし、安定してきたと思いますよ。ただ、残念なのが、原作があるせいか、イマイチ、キャラにトリッキーなとんでもない設定ができないこと。もうちょっとオフザケがあると、もっと面白くなると思うけど。
第六話「生けにえ島の少女・前篇」 11/19放送 視聴率9.1% 演出:麻生学
(ゲスト出演)岡本綾 杏さゆり デビット伊東 高知東生 船越英一郎 ほか
評価★★★★★★☆☆☆☆ 6
トリックに関してはまずまずというところかな。島民全員が犯人だったというところは予想通りだったけど、死体入れ換えトリックとか、金田一っぽい雰囲気はなかなか好き。謎解きも前2つのエピソードと違って、苦しい部分は少なく、ミステリーの面では多少は納得。
しかし、脚本上、おかしなところが多すぎると思うよ。これと同じような話が「トリック1」のときのepisode2にあったけど、そっちのほうが話としてはうまかった。八雲さん、謎があれだけ解けるなら、犯人の島民の前で謎解きをしたら、島民全員に囲まれるということくらい読めそうなものですよね。なぜ、あんなに堂々と謎を解説していたんですか?通信教育で空手を修めていたわけでもないだろうし。
それに、これは演出や演技の問題なのだろうけど、謎解きが終わってからが退屈。展開がノロノロしていた。やはり、まず、これは杏さゆりの演技力不足が原因だし、集団を料理し切れなかった麻生学にも責任があるだろう。最後に杏が日本刀で切腹自殺をするというものだが、血が一滴も出ていない。あり得ないよ。ドボドボ血糊塗りたくらないと、杏の演技力がない上に、さらに画を白々しくさせてしまうよ。
この杏の演技や演出の鈍さやで杏演じる佐用子が自殺を選ぶくだりが完全にダレちゃっているのね。だから、最後に八雲さんが叫ぶ"誤った愛情"という言葉が説得力を失ってしまっていると思うのね。岡本綾やデビちゃんの一人のアップのときの演技も白々しさがぬぐえなかったし、最後に締りがなかったのは残念。この独白シーンがもっとうまくできていれば、★1点はオマケできたのに。事務所か何かの関係だろうけど、杏さゆりは完全なミスキャストですね。
第伍話「生けにえ島の少女・前篇」 11/12放送 視聴率10.2% 演出:麻生学
(ゲスト出演)岡本綾 杏さゆり デビット伊東 高知東生 船越英一郎 ほか
評価★★★★★★★☆☆☆ 7
今回は面白いぞ。ミステリー面でも、キャラクターの面でも前の2つのエピソードに比べたら、格段によくなっている。
今回はまたまたフィールドワークという名目で八雲と富良野が、生け贄を捧げ、その上に柱を立てた人柱の下から人骨が発見されたということで、その調査で雉鳴(きじなき)島という寂れた島へ行くことになり、それでまたまた厄介な殺人事件に巻き込まれるという筋書き。これが首が切断されただの、人骨が消えただの、かなり物騒な話なのですが、そのトリックやその背景にある事実は読みきれず、なかなか引き込まれました。私が予想するに、島の住人全員がグルになって何か秘密を守っているのではないか、と思われます。
それはそれとして、今回は事件以上に登場人物のキャラクターがいきなり面白くなってきたことに満足です。こういうコメディ路線のある作品はある程度、キャラクターを絞って、それを徹底させるという必要性が生じてきます。「トリック」なんかがその典型で山田は貧乳、上田は巨根、矢部はヅラ、と必ずお決まりの展開で笑いをとれるように仕向けていかないといけません。このドラマも随分、キャラクターが定まってきたのでは、と思いました。頭は鋭いけど、体力はなくて頼りない八雲、ゼミのみんなのパシリ的存在で他人の弱みを見つけると嬉しそうにバカにする大酒のみの富良野、何もかも勝ち負けのどちらかで判断する極度の負けず嫌いの瀧村。ミッチーにしても、平山あやにしても、滝沢さんにしても、演技が乗ってきました。特にミッチーのドギマギとした演技、富良野と瀧村との掛け合いは面白かった。
ゲスト陣も濃ゆいメンバーで悪くない。友情出演の船越英一郎の組合長は何だかよく分からなかったけど、面白かった。ミステリードラマの帝王なだけにミステリー小説マニアという裏設定まであったりして、「トリック」のようなゲスト陣イジリが本格的に始まったかなと。そのシーンで一瞬、ミッチーが虫の帽子をかぶっているシーンがあったりと小ネタ挿入も始まりましたし、こういう意味のない感じ、大好きです。
このドラマは回を重ねるごとに、ミステリーにしても、キャラクターにしても徐々に固まりつつあります。これはエピソードを重ねていけばもっと面白いものに変貌するかもしれないね。まだ気は早いけど、シリーズ化を視野に入れてもいいんじゃないかな。このドラマは経験の積み重ねが活きてくるドラマのようですから。
第四話「記憶喪失のかぐや姫・解決篇」 11/5放送 視聴率9.1% 演出:唐木希浩
(ゲスト出演)中越典子 河原さぶ でんでん 入江雅人 アリtoキリギリス ほか
評価★★★★★★☆☆☆☆ 6
トリックに関しては、前のエピソードのときと同じで浅はかだったけれども、その背景にあった事実が意外でよかった。今日は意外と感動路線で、コメディータッチで終わるのかと思いきや、これだったので意外と感動してしまった…。
私は中越典子が犯人だと決め込んで見ていたので、中越典子が殺されたときは結構、意外だった。でも、明らかにアリキリの石井の動きが変だったから、それなら犯人はコイツだな、と目星はついてしまった。薔薇のとげに毒が塗ってあったというくらい誰でも分かるでしょ。明らかにあのお神輿の薔薇の花は不自然すぎでしょう。
それに前回の問題事項だった武器の隠し場所について。武器は特大のポスターを利用して、ポスターを柄にして刃だけつけたというが、それは苦しすぎないか?暗くなっていた数秒の間にあれだけデカいポスターを貼り付けたというの?クルクルに巻いたポスターをまっすぐに貼るのは難しいんだよ。あれは無理。
でも、モニターに映し出されたのはカメラの回線が混線したというけど、それはありえないだろ。アンテナ線とかつなげてある意味がないし、どこから混線したというの?それに、町長がどうしてもコンテストをやりたい理由というのが、ミスかぐや姫の手を握りたかっただけとは…。苦笑い。
しかし、その背景にあった過去が意外に膨らんだので、減点はしないことにしました。この事件の犯人である石井正則扮する布部は中学生のとき、遊びで猟銃をいじっていたところ、暴発し、たまたまそこにいたある画家に当たってしまう。そして、その目撃者である画家の妻を同様に猟銃で殺害する。その2人を竹林に埋めた。しかし、その画家の夫婦には子供がいた。その子供こそが現在の葉月なのである。しかし、その子供は両親が目の前で殺されたショックで記憶を失っていたのだった…。(でも、猟銃が暴発したら、誰かその銃声に気付かなかったのかなあ?10年以上も死体が見つからなかったのも不自然だしね。)
そこで、布部は葉月の幼馴染を装って、ずっとそばにいて監視していたということなのだそうだ。しかし、葉月のそばにいつもいることで、布部は葉月のことを好きになってしまった。布部は八雲との会話で葉月が過去の記憶を取り戻しつつあると勘違いしてしまう。しかし、葉月はまだ本当の両親は生きていると信じており、過去の記憶など戻ってはいなかったのだ。布部は葉月が記憶を取り戻し、自分のことを恨むのではと考え、それなら自分のことを好きである今殺してしまえ、と思ってしまったようだ。これは切ない心のすれ違いだ。八雲が涙をうっすら浮かべて葉月をかぐや姫になぞらえて回想するラストは結構、感動だった…。
今回はトリックこそ、浅はかであったが、背景が最初にあって、そこから伏線を張っていった脚本の構成が分かり、それなりに考えられた脚本であったので、それなりに評価したい。演出も麻生学よりは今回の方が丁寧だったと思う。あとはトリックをもっと意外性のあるものに仕上げてくれれば、文句ないんだけどなあ。
第参話「記憶喪失のかぐや姫・前篇」 10/29放送 視聴率11.1% 演出:唐木希浩
(ゲスト出演)中越典子 河原さぶ でんでん 入江雅人 アリtoキリギリス 蒼井そら ほか
評価★★★★★★☆☆☆☆ 6
今回のエピソードは「記憶喪失のかぐや姫」。舞台は長野県のとある町・那余町。鳥越教授の代理でその町で開かれる「ミスかぐや姫コンテスト」の審査員を八雲がつとめることとなった。フィールドワークの名目で再び八雲は富良野と那余町に向かう。そこで、八雲は大学時の知り合い・中越典子扮する葉月と再会する。葉月もまた、そのミスかぐや姫コンテストに参加するつもりだという。しかし、「かぐや姫に選ばれし者には"死"が贈られるだろう」という脅迫状が贈られていたのだった…。
今週はAV女優・蒼井そらがゲスト出演。だから、乳出し、ケツ出しの大サービスを展開。ミッチーも毎週、裸の女性を目の前にして、お得な役だ。まあ、その蒼井そら扮する二階堂は一番初めに殺されてしまうのですが。
今回はなかなか面白い。犯人が使った凶器消失トリックも気になる。そして、ミッチーの役も、平山あやの役もようやくエンジンがかかってきたように思う。「トリック」の山田&上田のごとく、ところどころ笑わせてくれる。でもまだ、コンビネーション芸は「トリック」の足にも及びませんが。そして、ちょこちょこ挿入される小ネタもまあまあ。胡蝶蘭のあべこが出てきて、持ちネタやっていたのには爆笑でした。
そして、事件を解くキーポイントは、まず、凶器をどこに隠したか。犯人が建物に逃げ去ったのは間違いのないことですから、犯人はその建物に犯人を捜しに入った青年団の中にいる、ということになると思う。同じ青年団の衣装を着ていれば、人数が増えても誰も変だとは思いませんから。
そして、なぜ、村長はコンテストを強行しようとしていたのか?さらに、葉月はなぜ、コンテストにどうしても出ようとしていたのか?そのポイントは賞品の竹林にあるのだと思う。このコンテストの賞品はなぜか、町の山の竹林一体。何らかの秘密が竹林にあるのだと思う。
コンテストは葉月がかぐや姫に選ばれたのだが、かぐや姫には死が贈られるはず。誰かが葉月の命を狙うシーンが八雲らが見つめるモニターに映し出される。これも生中継であるとは限らない。あらかじめビデオに録画しておいた映像を流していたと考えることができる。葉月のいる場所にカメラが置いてあり、そのカメラのテープにもあらかじめ同じ映像を入れておいたとしたら、あたかも生中継をしているかのように見せることができる。その場合、葉月が首謀者であることは間違いない。問題は誰がその共犯者かということだ。
ともかく、今日は小ネタ等コメディ要素にしろ、ミステリー自体にしろ、演出のテンポが前回の麻生学より冴えていたようなな気がする。期待していたドラマなので、ここからの巻き返しに期待したい。
第弐話「天狗伝説殺人事件・解決篇」 10/22放送 視聴率8.0% 演出:麻生学
(ゲスト出演)伊藤裕子 西岡徳馬 石立鉄男 ほか
評価★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2
何だよ、この浅はかなトリックは。そんな仰々しく説明してくれなくても、バレバレだったでしょ。全然、闇は深くありませんよ、八雲さん。
今回は前回、発生した苦地果村という村で発生した、その村に伝わる天狗伝説になぞらえての殺人事件の解決篇。前回、天狗伝説になぞらえて、2人が殺された。そして、今回も1人、村長が天狗伝説になぞらえ、毒殺された。そのトリックを八雲さんが解き明かすのです。
前回の時点で、ああ、これは伊藤裕子扮する美和さんが犯人だなあ、なんてことはバレバレだったでしょう。前回の時点で書こうと思えば、書けたのですけど、ネタバレ的なことはあまりよろしくないかな、ということで書くのを差し控えておきました。
今回も明らかに美和さんが犯人だよ、と言わんばかりのシーンばかりだったじゃないですか。特に、八雲さんを誘って、村の祭典のときに食される天狗汁なるものの保管場所に忍び込もうとしたシーンはヒドすぎる。この村の最後の天狗汁の味を確かめておきたいの、って、怪しすぎるって。何で、あれだけ怪しいのに八雲さんも警察も無条件に美和さんを犯人からはずしてしまうわけ?根拠がないですよ。そもそも、天狗汁に毒を仕込むとしても、もっとうまいやり方があったろうよ。脚本が雑すぎる。それに、天狗汁に入っていたものは「農薬」って、医者が判断していたけど、随分と漠然としたものの言い方だなあ。農薬っていっても、多種あるでしょ。細かいところも随分と陳腐な作りになってんのね。
前回、唯一、気になっていた密室殺人のトリックもヒドいものだった。どうやら、受験勉強の参考書によく付いてくるような緑色のベロベロを赤い文字の上に置くと、その文字が見えなくるというものありますよね?それを応用していたらしい。窓に緑色のセロハンをはりめぐらせておいて、部屋の中の死体には赤い着物をかぶしておく。それで、赤い着物を紐で外から自由に上下できるようにしておいて、出し入れをして死体を見せるトリックをやっていたのだそうだ。でもさあ、あのベロベロはよく見ると、文字とか微妙に透けて見えるんだよね。実際にドラマの中での映像でも着物の淵の線が微妙に透けて見えていたでしょ。ちょっとこのトリックは発想は面白いけど、こんなにうまくいきそうもないんだな。バレるリスクが大きすぎる。
それと、苦地果村と東京で携帯電話で会話しているシーンがあったけど、何でそのシーンで「24-TWENTY FOUR-」をパクっていたんだろう?何の意味があったのかなあ。ネタだとしても、あまり笑えないと思うけど。ちなみに出ている時刻は確かにリアルタイムでした。凝ったネタのわりには、実りませんでしたね。
「トリック」に似ているから、さぞ、トリックの部分も凝っているのかと思いきや、実に陳腐なものでした。「トリック」も推理ものとしては「…」というところがあるにせよ、それなりにカラクリを聞くと、なるほどというところはあります。ところが、このドラマにはそれがない。ミステリーと題名につけるくらいなら、もう少しまともなトリックを考えてからにしてください。
第壱話「天狗伝説殺人事件・前篇」 10/15放送 視聴率10.7% 演出:麻生学
(ゲスト出演)伊藤裕子 西岡徳馬 石立鉄男 ほか
評価★★★★★★☆☆☆☆ 6
このドラマは確実に「トリック」のパロディーだね。パロディーといわないまでも、故意にパクっているようなシーンはいくつもございますね。ちなみにこの作品は前篇、後篇の2話完結のドラマで、全部で5つのエピソード、全10話で構成されるということです。このあたりも「トリック」の伏線を踏んでいますね。
主人公は民俗学の権威の鳥越教授の万年助手の及川光博扮する八雲 樹(やくも・いつき)と鳥越ゼミのゼミ生の平山あや扮する富良野。鳥越教授にとある村から天狗伝説に関して調査の依頼が舞い込んだ。多忙のため、行けない鳥越教授の代わりにその助手・八雲がゼミのフィールドワークの名目でゼミ生・富良野を連れて、その村へ向かう。そして、その村で天狗伝説になぞらえた殺人事件が発生してしまう…。
「トリック」ファンとしては、パクったなあ、と思われるシーンが多々ございました。八雲は教授の助手とはいえ、大学関係の男と、もう一人、女のコンビが謎を解くわけですから、山田&上田のコンビを思い浮かべないわけにはいきません。そして、山奥の村で怪しげな伝説に沿って、殺人事件ですか。こんなの、もろ「トリック」ですよ。ゲストもそうよ、伊藤裕子は「トリック1」のときのTRICK1〜TRICK3までのゲスト、長江英和さんは「トリック2」のepisode1のときのゲスト。長江さんが電灯に頭が当たらないようによけながら歩くシーンはまるっきり「トリック2」のときのパロディーです。
そして、今回はニュース番組に登場している1シーンのみでの出演でしたが、鳥越(とりごえ)俊太郎扮する鳥越(とりごし)教授の出している本は「民俗学はスクープだ!」というもの。この本の表紙のレイアウトは完全に上田教授の「どんと来い、超常現象」と同じもの。教授がニュース番組に出演するというのも、「トリック2」episode3のとき、上田教授が「ワイドスクランブル」なんかに出演していて、そのときに「どんと来い、超常現象2」を宣伝していましたから、これもパロディーなのでしょうか。あと、途中で沼から足だけ飛び出ている「犬神家の一族」の有名なシーンをパロったシーンがございましたが、「トリック トロワジェム・パルティー」のepisode4のときにも同様にパロったシーンがございました。
主人公の八雲自身も高所恐怖症だったり臆病だったりするところも上田教授に似ております。ただし、さすがにこの作品は原作がございますので、「トリック」ほど主人公の2人をいじくることはできない。だから、貧乳だ、巨根だとかいうとんでもない設定は出てこないようです。まあ、その分、ちょっと寂しい感じはしましたね。ミッチーも期待していたほどではないし、平山あやもこれといって、引き込まれるところはない。仲間&阿部のインパクトに比べたら、遠く及ばないというところかな。
内容ですが、殺人事件が起こるのでありますがね、トリックに関してはそれほど気になるところはなし。強いていえば、第2の殺人の密室の謎は気になるところですね。「トリック」のほうが、山田のやるマジックのタネとか事件自体のトリックのほかに気になるところがあって、ストーリーとしてうまい作りになっているなあ、と感じます。
でも、見ていてつまらないということはない。まあ、普通には見れる程度のお気軽なドラマという感じだ。「トリック」ファンの私としては多々、ツッコみたくなるところもあったから、それなりに楽しませてもらいました。まあ、最初ということで多少、甘くつけて6点からスタート。ま、この程度の話ならサクッと1クール見れそうなドラマですね。
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放送前の感想
このドラマ、意外と期待しちゃっています。原作者が「金田一少年の事件簿」の原作者だし、この枠の常連演出家、麻生学に、「マルサ!」などの脚本家戸田山氏、そして、主演の推理力を披露する民俗学者にはミッチーと、なかなか面白い取り合わせ。特にミッチーは結構、ハマリ役かもしれない。このドラマはとりあえずは見るつもりです。