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パズル

DVD発売情報


Special Edition

2007.7/4発売

仕様
本編は再編集され、
全4回を1本の作品に

4,200円

出演
湯浅茂央柳 浩太郎
大高雅規 中村優一  長野邦子 高橋まりの
舛谷健介 森 廉  飯川龍一 山本祐典
中村 梓 桂亜沙美  神谷健太郎 中川信吾
丹野哲哉 中村昌也  滝川敬子 志田菜々子
塚越大輔 田中琢磨  三留直弥 今野雅人
神田 仁 成田昌治  今野聖子 片岡明日香
安田 寛 天田 暦

スタッフ
演出
 都築淳一、佐藤源太
脚本
 佐藤久美子
原作
 山田悠介
主題歌
 広沢タダシ「虹のつづき」
製作
 テレビ朝日
 公式ホームページ
 http://www.tv-asahi.co.jp/puzzle/

ドラマレビュー
最終平均評価点 3.8/10

評価点評価点
放送前の感想-放送後の感想-
piece.14piece.36
piece.24Last piece1

放送後の感想
 そもそもの構成自体に問題があり、それがドラマを面白くなくしていて、ドラマ製作の起点の段階から駄作になる兆候はあったのだろう。このドラマは単発ドラマで一気に見せてしまえば、まだそれなりに見れたかもしれないのに、それをわざわざ連続ドラマにしたものだから、つまらなくなった。生徒たちへの刑事からの取調べという意味深な構成で何かあるのかと思っていたら、その先には何もなく、脚本は便宜優先の構成になっていた。その構成も単発ドラマなら、まだ許せたかもしれないのに、連続ドラマにしたからさらに傷口を広げる結果になって、結局、連続ドラマという構成にした誤りに話が戻ってしまう。深夜ドラマということで、実験的な要素が強い作品だっただろうが、ミステリーの完成度、メッセージ性の浅さ、キャスティングを含め、確実に失敗作だったと思う。

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Last piece 2/3放送 演出:佐藤源太

評価★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 1

 しょーもないオチだったなあ。ミステリーとしてのオチも、ヒネリも何もあったものじゃないし、メッセージ性についても他愛のないものだったし。生徒たちそれぞれへの取調べという構成にしていたのも大して活用されていなかった。

 結局、誰が黒幕だったのかということだけど、一番怪しい候補が順当に黒幕ということで、ミステリーのオチとしてはまさに落第点。面倒な細工をして行った犯行なのに、安っぽい説得に易々と応じてしまったのはマズかっただろう。このドラマの主張としては、学歴重視の受験勉強が人間関係を希薄にしており、学校生活にはクラスメイトとの人間的な関係を見直す必要があるというものだったけど、このメッセージ性自体がちと古くさい。この問題自体が議論されたのは一昔前のことで、現在は順位付けを拒否しすぎたあまり、学力が低下しているという現状があり、その反動で一部では学歴を手に入れるための受験戦争が局地的に強化され、結果を残さなければならない生徒へのプレッシャー、さらには、そうした教育を受けられない生徒との学力の格差といったように、現在の教育問題はこのドラマが扱っているようなものよりも多面的で難しいもの。メッセージ性があまりに他愛がないものだった。

 ドラマの内容自体も粗が多かったが、構成にも問題がある。まず、第1話の頃から言及していたけども、このドラマは連続ドラマ向きではなかった。オチも大したことがないし、そんなオチなら1週間も時間を与えてしまったら、その間に考えを巡らせることは可能だ。だから、この内容だったら、一気見させる単発ドラマとしての構成のほうがまだ見れたように思う。さらに、刑事から生徒たちへの取調べで事件の全貌が表れていくという構成もこれがミステリーとして何らかのトリックであるとか、刑事が何らか絡んでくるのか、とか、いろいろ想像していたが、結局は、登場人物それぞれの感情を説明しやすくするためだけの便宜上のものだった。編成としての構成、脚本としての構成ともに方法を誤ったかなと思う。

 主演の柳さんは調べてみたら、交通事故に遭われた影響で滑舌に問題があるよう。まあ、だから、柳さんご本人に問題はないと思うのだけど、この役柄はビシッとキメるところはキメる役柄だと思うので、キャスティングミスであるのは明白。一部に辛うじて意外なところはあったので、★は残しておくけど、所詮は深夜ドラマと言われても仕方がない仕上がりだったと思う。

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piece.3 1/27放送 演出:佐藤源太

評価★★★★★★☆☆☆☆ 6

 ようやく話が本格的に動き始めて、初めて話として面白くなり始めた。やはり、この題材は一気見向きだったと思う。4話まとめても、1時間半くらいの内容なわけで、前半は煽っておいて、後半に面白くなるというのは通しで見る作品にとっては当然のこと。それをなぜか、4等分して連続ドラマという体をさせてしまわせるから、問題が見えてくる。

 とりあえず、パズルの謎もある程度、解き明かされてきた。一応、学歴社会、成績至上主義によって、人間関係がギクシャクしてしまっているというやや新鮮味に欠ける主張が背景にあるお話のようだ。

 まさか、消えたクラスメイトの笑顔を取り戻すための三留君(今野雅人)か誰かの狂言だったとかいうオチではないよね?まだ、来週も30分引っ張るわけだから、それなりの展開とオチは用意してもらわないと。

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piece.2 1/20放送 演出:都築淳一

評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

 この題材は連ドラ向きじゃないような気がするなあ。あのテロ事件に関して、生徒たちが取調べで証言をしていくという手法のため、あまりに印象として平坦。このドラマが、こういった人の証言を積み上げて、最後のオチを導くという形のものだと仮定するなら、一気見するタイプのものだと思う。一気見すれば、このドラマのオチを想像する時間も確保させないし、1週の時間を置いちゃうと、冷静にオチを考える時間を設けてしまうから、やはり、連ドラ向きの題材ではないように思える。

 相変わらず、主役の俳優の滑舌の悪さにはイラッとする。30分枠のドラマとはこんなものなのかもしれないけど、さすがに展開がなさすぎる。ようやく、大きな見せ場が来たかと思ったら、次回へ続く、という感じで、各回は大きな見せ場となる部分をつなぐ内容だけを流しているという印象が、この2回は強い。

 次回あたりからは真相をにおわす展開も入れ込んでほしいところ。次回も、こんな展開をしているようじゃ、それは手抜きになると思う。一気見スタイルではなく、連ドラとして企画したなら、連ドラであることの意義を早く見せてほしい。

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piece.1 1/13放送 演出:都築淳一

評価★★★★☆☆☆☆☆☆ 4

 う〜ん、思っていたのとは違ったドラマだったな。ストーリーとしては、進学校のエリート生徒のみを対象にした特訓授業中にテロリストが学校を占拠するという事件が発生。テロリストの要求は、制限時間24時間以内に、学校の各所に隠された2000のパズルのピースを探し出し、謎を解明すること。

 こういった題材だと聞いていたので、直接その事件を描くと思ったら、テロ事件の後日談として、生き残った生徒たちが警察での取調べをされていて、それぞれの口から事件が語られていくという構成をとっていた。こうした構成の場合は、映画「ユージュアル・サスペクツ」のような筋書きだって考えられるし、証言の矛盾から真犯人を探し出すという筋書きもありうる。この枠は30分枠なので、適当に事件のエッセンスの種まきをしただけで終わってしまい、やや拍子抜けだった。

 それよりも、こういった構成のドラマは連続ドラマ向きではないように思える。今回は、取調べのカットは生徒だけを捉えた定点になっていて、もちろん学校のシーンはあるのだけど、全体的に単調な印象は否めなかったかな。こういった構成のドラマは、基本的に結末が要になってくるわけだから、全4話に分割するよりは一気に見せてくれたほうが面白くなったように思える。

 それに加えて、主演の柳さんという方の微妙にこもった感じの声が妙に癪に障ったな。ああいう発声の方なのだろうから、ご本人の問題ではないと思う。それほどポテンシャルを感じる要素もないし、製作側がこの方をキャスティングした狙いは図りかねたかな。最終回までにその意図が見えてくればいいのだけど…。

 ちょっとは期待していた面もあったので、消化不良のまま終わった初回だった。謎解きやこうした構成の意図が見えてくる展開が次回以降あることに期待したいところ。とりあえず、今回はこれからの展開があってこその回だったように思う。

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放送前の感想
 「親指さがし」「リアル鬼ごっこ」と、映画化が相次ぐ若手の小説家・山田悠介氏原作の小説をドラマ化。放送は深夜の土曜ミッドナイトドラマ枠テロリストに占拠された学校内で、残された生徒に課せられた使命は学校内に隠されたパズルのピースを見つけ出し、謎を解くこと。まあ、「バトル・ロワイアル」やら何やらをパロディしている感は抜けないけど、プロットはなかなかそそられるものがあるので、試しに見てみることにした。キャストは全て新進の若手役者なので、まだほとんど無名の人が多い。知っているのは、森廉さんくらいか。面白くても、ダメだったとしても、全4話ということらしいから、手軽に見れそう演出の都築さん、佐藤さんは「世にも奇妙な物語」を最近よく演出されている人たちなので、こういったダークタッチのドラマは大コケさせることなく、描けるのではないかな。

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