生徒諸君!
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放送後の感想
私は初回の薄っぺらな仕上がりに嫌気が差して、すぐさま途中棄権した口だけど、最後まで視聴率、内容共に浮上することはなかったようだ。現在の教育問題を取り入れたりしているようだが、その一方で「ごくせん」や「花より男子」のパロディに近いアレンジが加わっていたら、そりゃ、主張にも厚みが出ない。そんなことは始まる段階から分かっていたことだと思うのに、また金9はそれを結果として残してしまった。この枠は、新枠として放送が始まってから、やっちゃいけないだろう方向に話を持っていって、案の定という形での失敗を繰り返しすぎているように思う。お次の「女帝」も危険な雰囲気がプンプンしているし、この枠はいつになったら本気になるのだろうか。
第1話! 4/20放送 視聴率9.4% 演出:唐木希浩
評価★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3
万が一と思って、急遽、見ることにしたけど、どうやら、万が一はなかったみたいだな。
教育問題を深く取り扱うような風合いを見せていた予告があったから、そんな感じもなるのかと密かに思っていたが、まさに杞憂だったな。実際の作風は、中身すっからかんの時代遅れとも思える熱血教師もの。3TDなる学園を牛耳る存在がいるらしく、印象としては「ごくせん」と「花より男子」のオイシイところを混ぜたようなつまみ食いドラマといった感じ。「生徒諸君!」というのはファンの多い原作なのだろうけど、映像化となるとそこは別問題なんだよな。
内山理名さんのキャスティングは不安だったが、やはり、こういった熱血教師ものでは内山さんでは線が細すぎる。生徒が皆、敵なのだから、彼らの敵視を真っ向から受けても霞まない存在感が必要だが、内山さんはそういう器の女優じゃないわけだな。ナッキーの明るさを嫌らしくないようにと、役作りはしているんだろうけど、やはり、この人はこういう役柄じゃないなあ、と思った。別に下手な女優さんだとは思わないので、もっと別の役柄を探すべきなんじゃないかと思う。
教師たちや生徒たちの極端すぎるキャラクター設定からして、現代の教育問題をリアルに扱おうという気がないことが露呈していたし、キャラクター設定、見せ場の作り方が実に古くさい。万が一と思って、初回は見てみたが、無用な心配をしてしまった。これで気負いせず、途中棄権できます。
放送前の感想
庄司陽子氏原作の人気コミックをドラマ化。「生徒諸君!」の学園編は過去に何度も映像化されてきたものらしいのだが、今作は主人公の北城尚子が教師となる教師編、初のドラマ化となる。たまたま同じ教育問題を扱う「わたしたちの教科書」と放送時期が重なるということで、どれだけ独自色を出せるかが鍵か。堀北真希さんは「生徒諸君!」が愛読書とのことなので、キャスティングは納得なのだけど、内山理名さんのキャスティングは堀北さんの事務所の先輩ということでバーター的な意味合いが強いような…。考えてみれば、もともとこの金9枠がどうしようもないくらいの低視聴率枠だし、内山さんはドラマ「嫌われ松子の一生」、堀北さんは「鉄板少女アカネ!!」でそれぞれ大コケを喫しているし、このドラマはたとえコケたとしても、誰かが責任を一方的に問われることはないんだよな。正直、うまくコケた場合の保険を作ったドラマだなあ、と思う。
キャストからも進んで見ようとは思わせてくれないけど、スタッフも弱いかな。メイン演出の唐木さん(同枠では「家族」を演出)もこの人だから見たいという方ではないし、脚本の渡邊睦月さんはかなりネックだな。渡邊さんは「輪舞曲」「タイヨウのうた」と、これまで出だしはまあまあなのに、後半で大失速してきた方なので、不安が残る。原作も正直、よく知らないので、それほど思い入れがあるわけじゃないし、キャスト・スタッフもアピールが弱いので見ようかどうか迷った。見なくてもよかったのだけど、万が一を考えて、よさそうだったら続けて見るし、案の定だったら、早めに切り捨てるし、初回あたりの仕上がりをうかがって決めようかなと。