番外編:アメリカ出張旅行(2004.1.20-25)

国内の製造業の世界では少しは有名になった「デジタル屋台」、いよいよメジャーデビュー?ボストンにある3D-CADソフトウェアメーカーの本社で経営陣へのプレゼンテーションとディスカッションを主目的とした7年振りのアメリカ出張の様子をレポートします。

2004/1/20 出発:

昼前の新幹線で浜松駅を出発、品川駅でうどん食べてから成田エキスプレスで成田空港へ。空港、遠いなぁ。きっちり離陸予定時間の2時間前に着きました。

 これが自分の乗るロスアンジェルス行きJAL便。エコノミーだけど、専用の小さなモニターで映画やゲームを楽しめます。キャビンアテンダントもレベル高〜っ!しかし、飛行機に乗ると同時に腕時計を現地時間(-17時間)に合わせて、搭乗2時間後には睡眠導入剤の力を借りて眠りにつきました。これが大正解で、時差ぼけはほとんど感じずに済みました。

ロスに着いたのは予定より40分遅れの午前10時過ぎ。成田を出たのは夕方5時なのに時間が戻って変な感じ。さぁ、午後はもう仕事だぁ!

入国審査は思いのほか簡単でした。「旅行の目的は?」「ビジネスです」「何日いるの?」「四日間」これでおしまい。短期滞在なので話題の指紋押捺及び写真撮影もなく、無事アメリカの地を踏んだのでした。

空港ロビーにはわが社のアメリカ法人の日系ブラジル人、Oさんが迎えに来てくれました。Oさんは日本語ぺらぺら、これから3日間サポートしてもらいます。心強いですね!まずはフリーウェイを飛ばしてIrvineという街の現地法人へ。

 これがうちの会社の現地法人でのミーティング風景。CEOはじめ経営層(英語では Board Memberって言うんだって)が集まっています。多少緊張はしましたが、約一時間、英語で喋りまくりました。しっかりギャグも通じましたよ!^^)

  
建物外観とショウルーム。センス良し。バイク/車好きが多いらしくそれに関連したディスプレイが多い。

  
従業員駐車場で見つけたBMW M3!そしてCBR929。CBRのオーナーとはしばらく話したけど、一度全部ばらしてフレームのポリッシュもボディの全塗装も全部自分でやったんだって。かなりの好き者だなぁ。04型のCBR1000が欲しいと言うので「今度のCBRはフレームが黒い表面処理してあるけど、またポリッシュするの?」って聞いたら「オブコース!」 ^^)

 
さて一日目の仕事も終わり、ダブルツリーというホテルにチェックイン、夜7時にOさんが迎えに来てくれて、夕食に出かけました。 Golden Biersch という地ビールのお店。ビールもステーキも最高でした!

 
夕食後、Irvine最大のショッピングモールへ。たくさんの店と屋台があって楽しかったです。和製アニメが人気らしく、「イニシャルD」のDVDをずっと流している店がありました。観覧車にはカップルが数組、「ラストサムライ」を上映中の映画館にもカップルの姿がちらほらでした。

2004/1/21 ボストンへ移動:

昼過ぎのAmerican Westで一路ボストンへ。今回は本当に時差ぼけがなくって楽。しかし搭乗手続き時の荷物チェックは半端じゃなかった。バッグは全部開けられ、中身を出され、靴まで脱がされた。搭乗二時間前に着いたのにあまり時間に余裕がありませんでした。アメリカ国内便のキャビンアテンダントはおばさんばかり・・・。

 

 
ロス〜ボストンのアメリカ大陸横断フライト、景色を見ていたら5時間があっという間でした。大陸中央部はずっと砂漠なんですね。ボストン空港では今回の私の出張の仕掛け人、3D-CADソフトウェア会社日本法人の社長さんと課長さんが出迎えてくれました。ホテルに入ったのは午後10時頃、ホテル内の寿司バーでビールと日本酒を軽く呑んで、おやすみなさ〜い!でした。

2004/1/22 ソフトウェア会社で仕事&プチ観光:

  
ボストンマリオットコーペイホテル客室からの眺めです。赤レンガ造りの建物が多く、イギリス調です。旧植民地時代の名残なのかなぁ。
ホテルを朝8時に出て、レンタカーで一路ボストン北部のソフト会社ヘッドオフィスへ。ボストンの冬は厳しい!気温は華氏14度、ということは摂氏マイナス10度くらいかな?

 
予定通り10時からプレゼン&ディスカッション、ソフト会社のCEOをはじめとする10名ほどの経営陣と活発な情報交換が出来ました。しかし、やはり英語での仕事は疲れます。耳だけでいいからバイリンガルになりたいな。

さて、仕事のスケジュールは全て終了、あとは一日半のボストン観光です。まずは独立戦争発祥の地という橋に行きました。

 

記念碑と、その橋です。川はほとんど凍っています。

次に訪れたのは名門ハーバード大学。建物が素晴しい!
  

  

 今日の観光はここまで。夕食はホテルのそばの和食の店に。船盛りと鍋で日本酒を楽しみました。船盛りにフルーツが盛ってあったのが笑えた。お店の中ではずっと浜崎あゆみとヒッキーの歌がかかっていて嬉しかった^^)

実はこの日、交通事故に遭いました。私が後席に乗るレンタカー(三菱エアトレック)が追突されたんです。相手は60歳間近のおばさま。いやぁ、聞くには聞いていましたがホント謝りませんね。交差点で徐行している車に追突しておいて、「あんた達、なんでそんなところで停まってるのよ!?」ですもん。おばさまは自分の住所や免許証番号をこちら側に伝えるとさっさとその場を去ってしまったので、こちらは近くの交番に行ってとっても体格の良いポリスマンに「あのぉ、事故証明出してもらえます?」と聞くと「怪我人がないのなら当事者同士で処理しろ!」だって。そんなもんなんだ。夜、レンタカー会社に報告に行くと何事もなかったように今度はダッジの大き目のミニバンに換えてくれました。こんなアクシデントをスッキリと処理できたのも日本のソフトウェア会社の社長さんの英語力のおかげ。会話がロクに出来ないようでは外国で絶対運転してはいけないなと思いました。

2004/1/23 ボストン観光:


有名なボストン博物館です。二時間弱見学しました。この美術館はストロボさえ焚かなければ写真撮影自由。では美術品の写真を何枚か・・・

  
 一番興味のあったエジプト美術。ミイラも飾ってありました。右の写真は小学生達がデッサンしているところ。高校生の課外授業グループもいたけど、ブロンドのカワイコちゃんがたくさんで嬉しくなっちゃいました^^)

 
誰の作品かはメモしませんでしたが、左の少女の絵、瞳がまるで生きているようで、しばらく眺めていました。

 
左は中国美術の部屋。なぜか落ち着く空間でここのソファーで10分間居眠りしてしまいました。

 
正面ロビーには村上隆氏の作品が。自分には芸術品とは思えない・・・。この作品も数千万円で売れるのだろうか?

 
続いて理科系人間の憧れの地(?) MITことマサチューセッツ工科大学。

 
ハーバード大学とは全く違った雰囲気で、施設内にも気軽に入れます。敷地は「一つの街」と言ってよいほど広く、"MIT POLICE"なる警察もあります。ひどいときには年間100件ものレイプ事件があったらしいです。怖い怖い。

 
というわけでボストン観光の一日は終わりました。夜はチャイナタウンで美味しい中華を食べました。しかしそこから帰るタクシーを拾うのに15分くらいかかり、凍死するかと思いました。

2004/1/24-25 帰国:

三泊したホテルを朝五時にチェックアウトし、ボストン空港へ六時に着きました。相変わらず厳しい搭乗前チェックを済ませ、午前八時に機中の人となりました。シカゴオヘア空港まで3時間、そこから成田まで13時間、計16時間のフライトに耐えて無事帰国しました。機内では映画を五本見ちゃった。ディズニー映画の"Freaky Friday"が面白かったな!主役のリンゼイローハンという少女が可愛かったし^^) 帰りのJALのキャビンアテンダントもみんなきれいでした。下の写真はシカゴオヘア空港です。



ということで7年ぶりの海外出張も無事終了。仕事もうまく行ったし、食べ物も美味しかったし、観光も楽しかったし、本当に充実した四泊六日の旅でした。多くの方々にお世話になりました、本当にありがとうございました!!