BMW318i/525i |
エンジン主役のスポーツセダンBMW318iA4(1989 E30) 30歳で初めて手に入れたBMWモーターサイクルがR80、四輪は遅れること10年、40歳にしてBMW318iを手に入れました。とは言っても10年落ち11.5万km走行の大古車を友人から個人売買。車検1年半付きで30万円と言う値段でした。しかもその友人はBMW JAPANのサービスディビジョン勤務。安心して買うことが出来ました。 さて、六本木カローラと呼ばれたこのE30 318i。右ハンドル4ドア、4AT、大きさはまさにカローラクラスと言うファミリーセダンですが、 ドアを開けた瞬間、国産車とは一味違う世界に連れて行ってくれます。グレー/ブラックの落ち着いたインテリア、全てのインターフェースがドライバー側に向けられたインスツルメントパネル、大き目の4本スポークステアリングと大人のスポーツカーという佇まいです。M40型というOHC2バルブの何の変哲もない1800cc113psのパワーユニットですが、4気筒らしい低速トルクとシャープな高回転を併せ持つ実に良いエンジンです。カッチリしたエンジン、重厚なドアの開閉具合、遊びの少ない操作スイッチ類など、国産車とは部品の寸法公差が一桁違うのではないかと思わせます。 ただ、残念なのは「ガラスのオートマティック」と呼ばれるZF社製のトランスミッション。シフトスケジュールは良いのですが、ロックアップ解除時のショックが大きく、減速時にがっくりします。そのため市街地走行ではDレンジでなく3レンジに入れておきました。「10万kmを超えると危ないよ、修理は40万円かかるよ」との情報が多く、ちょっと不安でした。 BMW525iA4(1990 E34) さて、318iでBMWの四輪の良さに目覚めてしまった私、そろそろ買い替えの虫がうずき始め、「あこがれのE34 5シリーズはどれ位するのかな?」とYahooオークションを覗いてみると、10年落ちなら5〜60万円で買えそうではないですか。中古車店ではコミコミ100万は絶対超えてしまいます。この頃は毎日のようにYahooを覗いていましたね。そして今年3月、ショーファードリブン、ワンオーナー、程度極上、11.4万km走行のE34型525iが我が家にやってきました。新車価格は何と600万円!10年落ちの値段は丁度1/10(^^ゞ。 M20型エンジンはOHC2バルブ6気筒。そうです、シルキーシックスと呼ばれるBMWの6発です。1.5tを超える車重を軽々と走らせるようなパワーもトルクも持ち合わせていませんが、その回り方はまさにシルキー。それとは対照的なアイドリングの具合、「ボボボボ・・・」という重低音ノートと車体を震わせるアイドリング回転の微妙なばらつきは「ハイチューンエンジン」を思わせ、何だかアメリカンV8に乗っている気分。走り出すと重低音エキゾーストノートをBGMに、いかにもFR!というニュートラルなハンドリングとしなやかなサスペンションで高級感あふれるドライビングを楽しめます。心配していた燃費も、街中6.5km/l、高速10km/lで満足できるレベル。 インテリアはE30と全く同じ雰囲気ですが、車体が二回り大きい(全長で400mm、全幅で100mm)ので室内は広大。大人四人が快適に過ごせます。トリップ/オドがアンバー色のデジタル表示になっているのがE30との大きな違い? 3ヶ月で3000kmほど走りましたが、今、本当に気に入っています。もう国産車には戻れないかもしれません。いつかは新車で買える身分になれるのだろうか??? HOME My Car Life |