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お洒落なデザインとパワフルエンジンのハーモニー
(購入直後、都田テクノポリスにて)
(購入一年後、スポーツウィンドシールド装着♪)
偶然だったスカラベオとの出逢い
パワフルな2スト100ccエンジンと好燃費、そして大きなシート下ラゲッジスペースでアーバンエキスプレスとして活躍したホンダリード100でしたが、「セカンドバイクは1年1,500km」というジンクスを破ることができませんでした。でもスクーターの気軽さ、便利さは一度知ってしまうと・・・。もう少し安定性があって(リード100は10インチホイールなので80km/h出すと結構怖い)、高速も走れるスクーターが欲しくなりました。
候補に上がったのがホンダFORZA Z、ヤマハグランドマジェスティの二台。早速試乗してみると、FORZAはパワフルで、CVTのスポーツモードがかなり使える(マニュアルモードはいらない^^)。Gマジェスティは車体剛性が普通のバイク並み!でも中低速域のパワーが完全に不足してる。加速は絶対リード100の方が早いと思ったくらい。そんなところにGマジェスティ400が国内発売され、見てみようかなといつもの川島モータースに行くと、見慣れないバイクが・・・。「これがアプリリアスカラベオかぁ?ちょっとお洒落じゃん。え?国産スクーターより15万円も安いし〜」と思っていたら、すかさず店長が「英語版ですがカタログどうぞ」
その夜からあちこちのサイトでスカラベオのことを調べ始めました。どうやらヨーロッパではこの手のハイホイールスクーター(ラージホイールって言わないのね)が主流で、スカラベオシリーズは100/125/200/250/500で25万台も売れたらしい(50ccもあるけど、集計外)。それにイタリア製スクーターの多くがピアジオ(Vespaのメーカー)社のエンジンを搭載しており、水冷4ストシングル250ccの最新エンジン「クオーサー」は中速域がパワフルで、信頼性も高いとのこと。
一週間ほど迷って契約。2005年6月末にイタリアの「ふんころがし君」が我家にやってきたのです。
予想を超えたパワフルさ
エクステリアのイメージは「テールBOXの付いた大きなスーパーカブ」。ライディングポジションも上体がほぼ直立するスーパーカブタイプ。フロントシートは先細りのやはりカブタイプ。シートストッパー兼タンデムシートは前後三段階に位置が変えられるので、ライダーやタンデムライダーの体格に合わせて調整できて便利。
ピアジオ製クオーサーの始動性はまずまず、ただしエンジンが暖まるまではクラッチ周りからカチャカチャと結構なメカノイズが。まぁハーレーに比べれば可愛いもの^^)。クラッチが繋がる回転数(ストール回転)は結構高いようで、納車直後モータースから出て、すぐに鋭角左コーナーを曲がる時に、左足が出ちゃった^^)。それと足を着いたまま走り出すと結構な確率でフートボードと路面の間に足を挟まれて「痛っ!」となる。
走り出すと、その高いシート(800mm:ただしシート形状が先細りなので足付き性は心配なし)で見晴らしが良いのと、70km/hあたりまでの鋭い加速で快適快適♪「元気なエンジンだな〜」と思ったホンダFORZAよりもはるかにパワフルなエンジンです。ホント、イタリアンスクーターにして良かった♪今度隣人のFCR付きSR400とヨーイドンしてみよ^^)
ハイホイールによる安定した走り
スカラベオの特徴の一つである16インチホイール。五本スポークキャストホイールのデザインもカッコイイ♪直進安定性は10インチホイールのリード100とは比べ物になりません。東名高速で140km/h出しましたが、全く問題なし。そりゃぁスポーツスターの方が直進性は強いですが、883は振動がひどくて100km/h以上で巡航するのは困難。これからは高速道路を使うツーリングにはスカラベ君を使いましょ。メーターの上に付いたバイザーも小さいながら高速道路では効果大です。
納車の翌週末に南信濃の温泉に行ったのですが、コーナリング特性がまたGOOD!高いフレーム剛性と良く動くサスペンション、そして16インチホイールのお陰で普通のモーターサイクルと同様のコーナリングが楽しめます。しかし、やはりCVTのためエンジンブレーキが使えず、コーナーの突っ込みは余裕を持たないといけません。それにリアブレーキレバーを握るとフロントブレーキまで効いてしまうので、コーナリング中のバンク角制御も少しやりにくい。ここで全世界のバイクメーカーさんにお願い。前後連動ブレーキは否定しませんが、現在の「フロント単独作動+フロント/リア連動」というモードから「フロント/リア連動+リア単独作動」に変えてもらえませんかねぇ。絶対にその方が理に適っていると思いますが・・・。まぁ、スカラベ君の前後連動は効きのバランスが結構いい感じなので、まだいいのですが、リード100はひどくてとてもコーナリングを楽しむことはできなかったな・・・。
第一印象は最高点
衝動買いに近いものがあったこのスカラベ君。購入後一ヶ月ちょっとでオドメーターは1,000kmになりました。パワフルなエンジン、乗り心地(タンデムライダーにも大好評です)、好燃費(27-34km/L)、スクーター離れしたコーナリング、大きなラゲージボックスによる積載性、滅多に同じバイクを見ない(今までに一台しか見たことない)希少性とかなりのお気に入りです。おかげで883の出番がほとんどない^^) スカラベ君はきっと「セカンドバイクは1年1,500kmジンクス」を破ってくれることでしょう!
(2006/06/25 追記)
購入から一年が経ちました。オドメーターは3,500kmを超えました。DT125R、Ape100、NSR150RR、LEAD100と4台続いた「セカンドバイクは1年1,500km」というジンクスの1,500kmの部分はクリア^^)。Serow225WE以来の「真のセカンドバイク?」になりました。 イタリアンスクーターが飽き性の私を捕らえた理由は何でしょう?それらは全て↑の文章に表現されています。運動性能、ユーティリティ、希少性、見事にバランスが取れたバイクなのです。大きなテールBOXにレインウェアを放り込んでおけばどこにでも安心して出かけられる・・・。こんなに心強い相棒は滅多に出会えませんよ。
そんなスカラベ君に購入一年を記念して「スポーツウィンドシールド」をプレゼント。写真は上を見てね。風雨、そして夏季の虫除けに活躍してくれるはず。これでまたユーティリティ度UPですね!
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