国産オオクワガタの地域差異

以前から気になっていた産地による国産オオクワガタの特徴について、調べてみました。
以下は私の意見ではなく、一般的に言われている産地毎の特徴を、雑誌、書籍、HP等より調べ、まとめた物です。

青森産

最近注目されている産地。顎は細く直線的。体型は他の産地と比べて細長くなることが多い

福島産

大顎が直線的で細く華奢な感じ。また、個体の厚みが薄い。
くぬぎが少なく、ブナの多い土地柄ゆえの特徴か?

山梨産

全体的にほっそりとした体つき、内歯はより上向きで大顎は細く、湾曲が少なく、直線的なタイプが多い。
その為、顎は長い印象になる。
大顎と体のバランスが良い。

愛知産

顎は基部付近が太く、先端の曲がりはきつく鋭い。
角きばタイプで上から見ると、六角形の様に角張っている。
内歯から出ているエッジが鋭く立っている。

兵庫産

能勢地方の三草山、猪名川町の阿古谷などが有名。顎は太く短めで湾曲している。
全体的に太くも細くもなく、中間といった印象。
バランスの良い個体が多い。

岡山産

全体的に体が丸く、ずんぐりした感じ。
顎はやや短めで、弧を描くような湾曲タイプ。
大顎、体のバランスが良い個体が多く、逆三角形の体格がでやすい。

佐賀産

体が太めでがっしりしている。顎はややまっすぐで太く、内歯まで同じ太さで行くことが多い。
エッジはなだらか。点刻は荒め。
野外採集で、大型個体が比較的多い。

最後に

以上はあくまで、一般的に言われている産地別の特徴です。
書籍等によっては同じ産地でもまったく違う意見が書かれている産地もありました。
私も多くの産地の国産オオクワを飼育しておりますが、飼育個体での地域差は見つける事はできません。
私は個体差の方が大きいと思いますので、地域差などは、数多くのワイルド個体をみているベテランの採集者やブリーダーの方にしか解らないのでしょう!

ある有名な採集者のお話しでは、ワイルドでも際立った特徴がでているのは10頭中3頭位で、あとの7頭は全国共通に近い形だそうです。
しかも、3代以上累代を続けていくと産地特有の顎の形が見分けられなくなってしまうそうです。
オオクワガタは遺伝子的には1系統しかない事を考えると、地域差異とは、標高、温度、餌などの生息域の環境の違いから生まれるのでしょうか?

各産地の累代の浅い画像を集めてみました。

青森産 F1
写真提供NAOさん
福島産 F1
写真提供クラウンシチーさん
山梨産 F1
写真提供クラウンシチーさん
愛知産 F2 兵庫産 F1 岡山産  F2
佐賀産 F1