三階滝沢歩道

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西伊豆町の大沢里(おおそおり)と言う部落から

歩いて渓谷の滝めぐりが出来ると言うので出かけていきました。


しかし地図も正確な場所さえも分からないので、

案内板を探してみようと、まずは祢宜ノ畑(ねぎのはた)と言う部落の

旧小学校を改装した公営宿舎やまびこ荘へと行ってみました。

すると親切な管理人さんが「渓谷の滝」のパンフレットをくれたのです。

そのパンフには8つの著明な滝の案内が出ていました。

しかし概略図のため、滝へのアクセスはさっぱり分かりません。


その後、大城部落の案内板から林道に入った先に大滝があるらしい?

と言う事で其処へ入って行くと、廃墟で有名な大滝ランドがありました。

廃墟とは言え、人影や犬の鳴き声、養魚場・鶏小屋・ワサビ田もあり、

滝のレポより絶対、こちらの方が面白い(深い?)だろう思います。




しかし、何はともあれ渓谷を登って行くと、この「大滝」・・・

落差約48m、その名の通りこの辺では一番の大きさと言う。

しかしこの先は行き止まり、今日はここで引き返す。






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帰宅後、実際には23ほどあると言うこの滝群の位置を調べてみました。

三方滝や山伏の滝へのルートは前回「大滝」への途中「林道分岐」から

行けるのではないか?と、出かけてみました。




林道分岐から大滝の上流へと車で行けましたが、

水を被ったり陥没した箇所もあり、すこし手前から歩くことに、、、








沢の合流地点手前、小屋にレールの乗った古い機関車?








そして「三階滝沢歩道」の案内板をたよりに、この様な橋を二回渡ります。








すると「三方滝」(約30m)








そして一帯には旧坑道や精錬所跡と思われる遺物が点在していました。








朽ちたトロッコも軌道の上に・・・








この沢をさらに上って行くと三段になった滝がありました。(写っていませんが下にもう一段)

どうもこの三段の滝が名前の由来のよう?








しかしこの先も一昨年の大雨に見舞われた様で、先へ行くことは困難でした。








これは反対側の県道西伊豆線-三階滝沢案内板から少し下ったところにあった滝

此方もこの先は下る事は出来ませんでした。

また大滝林道より大滝方面へと下るルートも探した見たのですが分かりませんでした。

これ以上は地元の詳しい方に聞くしかないようです。



仁科川大滝川    金龍滝
旭滝
大滝
仁科川大滝川 三階滝沢 三階滝(三方滝)
黒滝  
板ガ沢 山伏の滝
支流 恵の瀧        
仁科川本谷川 道先滝
本谷川音無川 渾床滝

参考:静岡県の滝http://makkun.picot.ne.jp/waterf/database/22pr.html







そして帰り、鉱山の廃墟をを見たせいか何か引かれるものがあり、

白川林道ゲート脇にある中国人慰霊碑に寄ってきました。・・・・・合掌

178名の中国人が当時の仁科村、現西伊豆町にあった戦線鉱業株式会社で
強制労働を強いられ、このうち82名が亡くなった。
地元では1954年に葬儀をおこない、遺骨は本国へ送還された。
「母国の開放を見ずに他界された殉難者の霊を慰めるとともに、
このような悲惨な犠牲をもたらした戦争への反省と、
子々孫々に至るまでの日中友好の誓いを固めるために」
1976年7月、碑を建立した。