県の天然記念物モリアオガエルは、普段木の上で虫
などを食べ生活しています。雄が雌の背中にのって木
に登り独特の産卵をすることで、よく知られています。
昔から
八丁池はモリアオガエルの生息地として有名
でしたが、戦後の開発や山小屋の営業などで激減して
しまいました。
また此処数年、池にフナが繁殖し、孵ったばかりのモリアオガエルのオタマジャクシを食べて
しまうため、数えるほどしか卵塊は確認できませんでしたが、今年の産卵はやや活発になり
前期で約100個位、あと7月上旬までには200個近くになるのではと期待しています。
しかし大半が
しらぬたの池へ移っていったと推測され、現在はしらぬたの池が伊豆最大の
繁殖地となっています。
モリアオガエルの卵塊はソフトボール大の大きさで、中には400から500個の小さな卵が
入っています。そして一週間から10日で孵化、その後一週間から10日卵塊の中ですごして
池へと落下していくと言われています。