モリアオガエル (Jun.2002)

県の天然記念物モリアオガエルは、普段木の上で虫

などを食べ生活しています。雄が雌の背中にのって木

に登り独特の産卵をすることで、よく知られています。


昔から八丁池はモリアオガエルの生息地として有名

でしたが、戦後の開発や山小屋の営業などで激減して

しまいました。

また此処数年、池にフナが繁殖し、孵ったばかりのモリアオガエルのオタマジャクシを食べて

しまうため、数えるほどしか卵塊は確認できませんでしたが、今年の産卵はやや活発になり

前期で約100個位、あと7月上旬までには200個近くになるのではと期待しています。

しかし大半がしらぬたの池へ移っていったと推測され、現在はしらぬたの池が伊豆最大の

繁殖地となっています。


モリアオガエルの卵塊はソフトボール大の大きさで、中には400から500個の小さな卵が

入っています。そして一週間から10日で孵化、その後一週間から10日卵塊の中ですごして

池へと落下していくと言われています。




*天城いのちの鼓動*

於:昭和の森会館

八丁池で40年間、自然観察を続けている「川田 五十六」氏は毎日池を訪れ

モリアオガエルや天城の自然の観察を続けています。

環境保護やギャラリー、写真集や著書、自然教室などでも活躍されています。

私もよく八丁池でお会いし、いろいろなことを教えてもらっています。





毎日、観察をする川田氏(天城湯ヶ島町在住)
(Mr.Isorou kawada. He is a nature photo artist.)



ギャラリーの様子






















■伊豆のモリアオガエルの生息地

 しらぬたの池 (賀茂郡東伊豆町・天城馬の背南直下、標高650m・周囲220m)

 八丁池 (天城湯ヶ島町、標高1125m・周囲870m)

 河津川源流域

 韮山町奈古谷

 長岡町江間

 西伊豆町大沢里