我流 犬問答
ここでは、各お題目について我流な見解を示します。
きっと、いろいろな考えがあることでしょうから、反対意見もあることと思います。
ご意見無用なんて強気なことは言いません、ご意見有用ですので、ご意見がある方はどしどしメール下さい。
いろいろな意見を吸収し、犬に対しての考えを深められたらうれしい限りです。
断耳・断尾
犬種によっては、断耳、断尾を行うものがあります。
ドイツ原産の犬に多いような傾向にあると思いますが、ヨーロッパのFCI加盟国では動物愛護の観点から禁止しているそうです。
断耳
ドーベルマン、ボクサー、グレートデン、各シュナウザー他の通常だと、たれ耳の犬種に行う。
生後3〜5ヶ月の時に行い、獣医にて耳をカットし、形紙などで数ヶ月固定する。
個人的には、断耳OK派です。
犬からしてみれば、迷惑な話しだと思います。麻酔をするといっても危険はつき物だし、毎日、傷口を消毒されテーピングされショ
ーに出す以外は、確かに必要ない気もします。
耳の病気になりにくいという説もあるが、立ち耳でもなる犬はなるし、たれ耳でもならない犬はならないし、これは、ケアをすれば
良いだけのことだと思います。
ならば、なぜ?OK派なのかといわれると、人間のエゴかもしれませんが、断耳犬種は作出者が断耳したフォルムを完成系として
いると思うからです。
(自分も断耳したフォルムを美しいと思ってしまう傾向に有る)
確かに、痛いだろうし、必要ないかもしれない、虐待といわれても反論できないが、自分がもし断耳犬種のオーナーなら、断耳す
るでしょう。
愛犬の立った耳を見ることで自分のエゴで、痛い思いをさせてしまったことを、より愛情を持って接して穴埋めすれば良いと思い
ます。
断尾
ドーベルマン、ボクサー、オーストラリアンシェパード、コッカースパニエル、各シュナウザー他の犬種に行う。
生後2、3日で行うため、犬自体はあまり痛くないらしいが定かではない。
また犬種により切る位置が違う。
目的は、フォルム的な物とワーキングドックが外敵と戦うために急所を最初からなくすという二つの理由がある。
個人的には、断尾もOK派です。
日本でショーに出さずに、普通に飼うには、尻尾があっても、きっと支障がないと思う。
逆にないことで、他犬や人と尻尾というインジケーターがないことで、コミュニケーションがとりにくいと思うことさえ有ります。
これも、断耳同様で人間のエゴかもしれませんが、断尾犬種は作出者が断尾したフォルムを完成系としていると思うからです。
(自分も断尾したフォルムを美しいと思ってしまう傾向に有る)
確かに、必要ないかもしれない、逆にネックになるかもしれないし、虐待といわれても反論できないが、自分がもし断尾犬種の
オーナーなら、断尾するでしょう。
尻尾のないことでおこるかもしれない、コミュニケーションのとり難さを、愛情をもって何とか、とろうと思う気持ちが大切だと思い
ます。
グローネンーダールは、生後2、3日で狼爪の除去と、生後50日ぐらいに登録の為に耳に登録番号の刺青をします。
刺青は、かなり痛いようで、仔犬は鳴き叫ぶそうです。
スタンダードの重要性
スタンダードとは、その犬種の標準とされる体高、体重、毛色、骨格などの身体的なものと、気質、歩行姿などの身体的以外の
ものの大まかに2種類あります。
自分は、このスタンダードをとても大切なものと考えています。
純犬種は、犬種を作出するために少なからず、近いラインでの交配を行うため、独特の遺伝疾患を持つ犬種も少なくありません
良いブリーダーは、自分の犬舎出身の犬の行く末をある程度、気にしていて、遺伝疾患がでた場合には、その組合せでのペアリ
ングを2度としないそうです。
良いブリーダーはそうやって、スタンダードを固定し、遺伝疾患をおさえているのです。
つまり、出所のはっきりした犬ほど遺伝疾患になる確率は低くなり、遺伝的にも健康な犬である可能性が高いと感じます。
また、スタンダードでは性格も重要な要素です。
細かい性格は、一匹一匹違いますが、ある程度の傾向をあらわしたものが、スタンダードな性格であり、犬選びにも重要な要素
になってきます。
正しいスタンダードを繁殖している犬舎さんを訪れることにより、家庭の環境や愛犬とつきあうスタンスを考え、身体的なものと性
格的なものが自分にマッチした犬に巡り合える可能性も高くなると思います。
犬の扱いに慣れていない、犬を初めて飼う人は、純血種が良いというのはこのためです。
だからといって、MIXやスタンダードから外れた子を蔑視している訳ではありません。
家族に迎えれば、そんなこと関係なく愛情を持って接するべきだし、オーナーも劣等感を持つ必要もないと思います。
ただ、繁殖さえしなければ良いのです。
現状、日本では人気犬種の乱繁殖の声が良く聞かれ、人気犬種ほど正しいスタンダード犬を探すのが困難な感じがします。
純血種のオーナー(自分も含め)は、もっと自分の愛犬のスタンダードを勉強する必要があり、スタンダードにこだわる必要があ
るのではと思います。
そのような人が増えれば、業者側も「クオリティーの悪い犬は売れない」ということになり乱繁殖は減ってきて、不幸な犬達も減る
と考えます。
繁殖
アクアもメスであり、繁殖については、まだまだ先の事だが、グローネンダールのすばらしさに感銘を受けて、もっと多くの人に巡
り合って欲しいと考えているため検討中です。
ただ繁殖は、メスに多大なダメージを与え、リスクも大きいし、費用もかかるため慎重に検討したいと思っています。
もっと深く、グローネンダールについて勉強し、アクアの性格的、身体的な資質を見極めてOFAなどの検査を受けて良ければ、
安心して託すことのできるオーナーさんを探し、いるのであれぱ繁殖も視野に入れています。
もし、性格的、身体的にもスタンダードから外れていたり、託せる人が見つからない場合は、繁殖はしません。
自分の愛犬の子供が見たいという気持ちが、まったくないとは言いませんが、それが人間のエゴであるということは、十分心得
ているつもりであり、十年ぐらい前に、軽い気持ちでハスキーの繁殖をして、いろいろなことから後悔したことがあり、同じてつは
2度と踏まないつもりです。
それが、グローネンダール犬種の明るい未来に続くと、考えるからです。