アジリティー

 アジリティーについて

      ドックスポーツでは難易度が高い部類に入り、簡単に言ってしまうと犬の障害物競走である。
      指導手のコマンドやハンドサインで指定した障害物にアタックする為、基本訓練ができていないと無理であり
      また、犬にとって苦手な障害(シーソーや平均台、スラローム等)にアタックするには、指導手と愛犬との信頼関係が重要である。
      コースは各大会、クラス(犬の体高によりスタンダード/ミニチュアやコース難易度)によりまちまちであり指導手がコースの順路を
      覚えなければならなく、上級のクラスには、トラップ(わざと分岐をつくり、入りにくい方をコース順路にする)などがあり、コース戦略
      も大きな鍵になってくる。
      アジリティー用の器具が必要なため、手軽にはできないがその難しさも含めて魅力のあるドックスポーツである。

      以下にアジリティー練習方を示しますが、さすがにこれは我流ではなく、同好会(犬遊会)にて指導してもらったものです。
      なお、アジリティーは犬の体に負担を与えるため、生後八ヶ月未満の犬が練習する場合は、骨折などの負傷に十分注意しましょ
      う!

      八ヶ月未満の犬には、基本的にハードルはやらせないほうが良いそうですが、やる場合は愛犬がまたぐ程度の、ごく低いもので練
      習します
            

  アジリティー特訓 

       障害に入る前には、必ず停座をさせアイコンタクトをとってから始めましょう。
       指導手が犬にコマンドを出し、それにより障害に向かわせるようにします。
       障害をクリアーできたらとにかく誉めましょう、犬も勇気を振り絞ってがんばっているのですから!

      ハードル
         基本的な障害物で、バーを飛び越えます。
         人間の走り高跳びのようにバーに引っかかりバーを落とすと減点です。
         生後八ヶ月未満の場合は、注意しましょう無理に飛ばすと骨折の危険があります。
         STEP1
           指導手は、リードを持って犬と一緒に飛び越え、飛び越えるときに「飛べ」などのコマンドを出します。
           できたら誉めます。
         STEP2
           指導手は、リードを持って自分はハードルの横を走り、犬にだけハードルを飛ばせます。
           この時、STEP1と同じタイミングでコマンドを出します。
         STEP3
           指導手は、リードをはずし、STEP2の練習をします。
         STEP4
           指導手は一緒に走らずに、コマンドのみでハードルを飛ばせます。
            

      トンネル
         基本的な障害物で、トンネルをくぐります。
         トンネルには筒状のものと、出口が見えないタイプのものがありますが、ここでは難易度の低い筒状のものの練習方法です。
         STEP1
           二人で練習し、一人は入り口でリードを持ち、指導手は出口で中をのぞき込みながら呼びます。
           呼んだらリードを放してもらい、出口にきたら誉めます。
           トンネルに入るのを拒否する場合は、トンネルを縮めて練習しクリアーできたら除々に伸ばしていきます。
           また、おもちゃやおやつで誘導するのも効果的です。
         STEP2
           指導手は、リードを持って、トンネルの入口で「いけ」「GO」などのコマンドを出し、リードを放します。
           犬がトンネルに入ったら出口にまわり、出口にきたら誉めます。
           できたらおもちゃで少し遊んだり、おやつを少しあげたりすることも効果的です。
         STEP3
           指導手は、リードをはずし、STEP2の練習をします。
         STEP4
           STEP3ができたら、犬をトンネルの入口より少し離れた位置で待たせて、コマンドを出しながら指でトンネルの入口をさす
           ハンドサインを出します。 

        

 アジリティー特訓 現状

       現在、ハードル、トンネルなどの難易度の低いものは、できるようになり、シーソー、平均台、スラロームの練習中です。
       やはり、足場が不安定だったり、細かい動作を必要とするこれらの難易度の高い障害をアプローチさせる為の、ハンドリングは
       自分にはまだまだ難しいですが、あせらず楽しんで練習しようと思います。
       他の障害のアプローチ方法も、覚え次第アップしていきます。