フリスビー
フリスビードックについて
最近のドックスポーツで一番ポピュラーなのが、このフリスビーである。
日本では、6、7年前より本格的に競技が始まり、ここ数年で急激に競技人口が増えている。
フリスビー一枚あればできる手軽さと、犬の運動能力のすばらしさが実感できることが要因になっていると思う。
現在、日本では日本フリスビー協会(JFA)とスカイハウンズジャパンの二つの大きな団体がある。
2001年、初めてフリスビードックの大会を見学に行き、そのダイナミックさに感動し自分でもやりたくなった。
2002年、アクアを家族に迎え入れ、いよいよ今年2003年は本腰を入れて、自分も含めトレーニングに励もうかと思う今日この頃であり
ます。
以下にフリスビー我流トレーニングを書きますが、なにしろ誰に教わったわけでもないので、あまり参考にならないと思います。
もっと良い方法がある方は、ぜひ教えてください。
また、この方法は訓練のコーナーで使ったコマンドを使用するため、ある程度、訓練ができていることが前提です。
我流フリスビー特訓
STEP1 : フリスビーでひっぱり遊びをする
とにかくフリスビーでひっぱりっこなどして遊び、愛犬にフリスビーが主人と遊べるアイテムの一つと知っ
てもらいます。
躾コーナーで書いたあま噛み、家具噛みの矯正時のカミカミエネルギーをこの遊びに向けさせます。
遊ぶときには、自分もテンションを上げてオーバーアクションをとり、犬のテンションを上げましょう。
ただし、遊びが終わったらテンションをクールダウンします。
注意することは、主人が遊びに誘い、そして終わらせる事であり、遊びも主人が主導権を握ること
また、ディスクなどであまり一人遊びをさせず、遊びの終わりに必ず取り上げる。
STEP2 : フリスビー投げて遊ぶ
STEP1でフリスビーに興味を持ったら、ひっぱりっこしながら、時々少し(数m)投げてみる。
どの犬でも、多少なりともレトリーブ(回収)本能を持っているはずなので、拾いにいくと思います。
拾ってきたら、それでひっぱりっこ再会し、犬に拾ってくると楽しいことがおこると思わせます。
もしここで、どうしてもレトリーブしないようでしたら、フリスビーには向いていない可能性もありまが、その場合は、がっかり
しないで別のドックスポーツをやりましょう。
個々の性格や犬種によってレトリーブ欲の有無があるのは、しょうがないことです。
STEP3 : コマンドを利用して、ディスクで遊ぶ
STEP1、2の遊びにコマンドによるルール付けをします。
「テイク」 :手に持っているディスクを噛ませるコマンド
停座、マテをさせておきディスクを目の前に出して「テイク」とコマンドを出してから与え、誉めながらひっぱりっ
こをします。
注意点は、コマンド前には、ディスクを噛ませないようにします。
「ドロップ」 :噛んだディスクを離させるコマンド
ひっぱりっこをしながら「ドロップ」とコマンドを出して、ディスクを口から吐き出させます。
このとき、最初のうちは口に手を突っ込み強制的にディスクを吐き出させ、吐き出したら誉めて、すぐにディス
クを再び与えます。
注意点は、吐き出したらすぐにディスクを与え誉めることで、これをしないと主人にディスクを持っていくと取ら
れると認識し、投げたフリスビーを持ってこなくなる可能性もあります。
「キャッチ」 :空中のディスクをキャッチさせるコマンド
マテをさせておき、ディスクを「キャッチ」とコマンドを出してから、犬に向かってゆっくり投げ、うまくキャッチで
きたら大げさなぐらい誉めまくります。
うまくキャッチできなかった場合は、ディスクを踏んで噛ませないようにし、犬に空中のディスクをキャッチが
できたら誉められるし、楽しいことがおこると思わせます。
「ゴー」 :股をくぐったあと、ディスクを回収させるコマンド
停座、マテをさせておき、「ゴー」とコマンドを出し、ディスクでひざをたたきディスクを数m投げます。
このとき、犬が股をくぐってからリトリーブに向かうようにしむけます。
最初は、コマンドを出した後にディスクを使って股をくぐるように誘導します。
慣れてくると、ディスクでひざをたたくだけで股をくぐって回収に向かうようになります。
上記のコマンドができるようになったら、ランダムに使用して(テイクの状態で他のコマンドを出す)雰囲気ではなくて、正し
いコマンドにて行動できるように、ルールを決めた遊びをします。
STEP4 : 外でディスク回収で遊ぶ
広い公園やドックランなどで、ノーリードにてコマンドによるルール付したディスクのレトリーブ(回
収)をさせて遊びます。
このためには、訓練のコーナーの、招呼とマテをある程度マスターしておく必要があります。
注意 ノーリードをすることは事故等のリスクを伴うため、細心の注意を払いましょう。
基本的に自分は、50〜100m四方に人や犬などがいない場合に、ノーリードにて訓練、フリス
ビーをするようにしており、その距離に人や犬が入りそうになったら、すぐ招呼しリードにつなぎ
ます。
STEP5 : 外でディスクで競技の手順で遊ぶ
@停座、マテをさせて「ゴー」コマンドでディスク回収に向かわせ、ディスクを投げて追いついたところで「キャッチ」コマンド
をかけてキャッチさせます。
最初は、少しの距離からだんだんと距離を伸ばしていきます。
Aキャッチできても、できなくてもディスクを回収させ「コイ」などの紹呼コマンドで呼び寄せ、手元で「ドロップ」コマンドでディ
スクを吐き出させます。
フリスビー特訓 現状
現在、STEP5まで進んでいますが、まだ距離十数mでキャッチ率も3割程度です。
やっと、9ヶ月(2003.4現在)になったので、本格的に練習できるようになったのであせらずにゆっくり楽しんでいきたいです。
フリスビー競技は、投げ七割、犬3割といわれているので、これからの最大の課題は自分のディスクスローの向上です。