9月議会を終えて
議会って不思議なところ、驚きました。
今回の決算は、「認定せず」とする議員がかなりおられるのではと思っていました。
平成14年度の決算認定は、14年度の行財政運営についてどのような立場をとるかということです。
決算が認定されなくても、予算のように町財政運営上問題(公金の支出への影響など)となることはありません。
町長の行財政運営に、yes・noのどちらの立場に立つかが問われているということです。
(Yesということは、いままでどおりの運営を続けなさいということです)
この数年の緊縮財政(私は何もしない型といっていますが)には、不満や批判をもっておられる議員が少なくありません。
また、合併問題では、町長提案の議案が否決されたのです。まさに「町長信任せず」としたのが平成14年度の議会でした。
従って当然一般会計では「認定せず」となるものと思っていました。
私は「認定せず」の立場で討論しました。しかし採決でも「認定せず」の立場は私一人でした。日頃から野党的発言を繰り返す議員も賛成したのには驚きました。
補正予算において、職員の海外視察費も「おかしいのでは」という議員が多くおられました。私にも予算の修正をしたいので賛同者になってほしいとのお誘いもありました。
私は基本的に予算については町長が編成権をもっているので、議会が否決し改めて町長が予算を組み直すのがよいのではと考えています。しかし今回の補正は規模も小さくほかに問題となることがないので、賛同者になってもいいと答えおきました。ところが、修正動議がだされないばかりか、強く修正を主張していた議員が賛成の方に回ってしまいました。大きな圧力があったようです。
この補正予算については、予算はこのまま通しておいて、執行時に配慮してもらえばいいのではという意見も出る始末です。予算を決めようとする段階で「問題はあるがこのまま」というような考えは、議会の権限・役割を自ら投げ捨てたと同じです。これも驚きました。