大晦日の歩き遍路 (2004年12月31日) (雨、雪、曇りのち晴れ)

■雪の中での歩き遍路

朝6:00に起き、外を見ると雨・・・おいおい、天気予報当たってるよ・・・今日は朝からポンチョの日かぁ。荷物を纏めて6:30の朝食へ。朝からご馳走で、おいしく朝食を食べることが出来た。7:30、上はポンチョ、下はレインウェアの出で立ちで出発。準備はしてあったが、まさか、こんなに早くポンチョを使うことになるとは・・・宿の女将さんが玄関まで見送りにきてくれた。
外は雨。8:00頃、道の駅に着いた時には、みぞれ混じりの雨になっていた。

戻る

休憩をしている間に、Aちゃんに電話で予定を聞き、途中のお寺で合流することにする。Aちゃんは友達で、静岡から来ていて、2日前に第一番札所霊山寺から歩き遍路を始めている。前日には第十一番札所藤井寺まで来ていた。しばらく休憩した後、トイレに行って、それから外に出てみると、外はみぞれから雪に変わっていた・・・
そしてそれからは、雪が酷くなる中、一人もくもくと歩くしかなかった。時には横を走る車に雪を掛けられながらも。。。しばらくして首が痛くなってきたので不思議に思っていると、何のことはないそれは、菅笠に積った雪のせいで頭が重くなり、首が痛くなっていることが分かった。
歩いていると山の中から、雪の重みに耐えかねた竹の折れる音が、「ポキン!ポキン!!」と聞こえる。その音は、かなり大きい音で、何度も何度も聞こえました。そしてその雪の中を歩いていたおいらは、途中何度へこんだことか。へこたれそうになる度に、道沿いに歩いている地元の人にあいさつをしたり、休憩している時に話をしたりして、元気づけられ、歩き続けることが出来ました。
途中、竹が折れていて、道を塞いでいるために立ち往生している、キャンピングカーで旅をしている老夫婦に出会いました。話をしてみると、竹が道を塞いでいるため、先に進めないので、諦めてUターンして戻ろうと思っているとのこと。自分がここまで道沿いに歩いて来て、道が塞がれていた所はそこだけだったので、自分が竹を反対側に引っ張るから、そのうちに道を通るように旦那さんに伝え、その通りにやってみることにした。結果として、それは大成功!何とかキャンピングカーも通ることが出来、良かった、良かったと思いながら歩きを再開。ちょっと良いことをしたので、気分もだいぶ良くなる。
その後、酷かった雪も治まったので安堵していると、途中から雨!またまた、へこむ。靴の中は、既に氷を入れた水に足をつけている感じで、足が冷たすぎて、感覚も少し麻痺をしているようだった。

その後は雨に

綺麗な雪景色

■おやすみなし亭から大日寺へ

あと大日寺まで2キロのところに来た時には、気分的にかなり参っていた。そんな時、「おやすみなし亭」というお遍路休憩所が。。。「おやすみなし亭」は、入田に住んでいる人達が、廃材を利用して作った休憩所とのこと。身体が冷え切っていたので、休憩をさせてもらうことにした。「おやすみなし亭」の中に入ると、色々なものが置いてあり、とても綺麗に整理整頓されていた。休憩中、置いてあったみかんを頂き、とても元気づけられる。また、みかんを食べながら、ここで休憩した人達が書いたコメントを見させてもらうと、結構みんな、「はなちゃんのきんちゃく」を貰っていっている。おいらもせっかくだから、「はなちゃんのきんちゃく」を貰うことにした。はなちゃんとは、入田に住む米寿のはなえさんのことだそうで、「おやすみなし亭」のテーブルの上には、はなえさんが作ったきんちゃく袋が、お遍路さんにと置かれている。一つ頂くことにした。はなえさん、大事に使わせてもらいます。
そして今回はタオルを持ってくるのを忘れていたので、タオルを一枚頂くことにした。入田のみなさん、ありがとうございました。「おやすみなし亭」で、とても元気づけられました。

おやすみなし亭の中

神山 道の駅手前で

ようやく見えた大日寺

第十三番札所大日寺

しあわせ観音

降り始めた雪

さらに雪は強く降り始め・・・
自分の足跡のみ・・・
おやすみなし亭

■第十四番札所常楽寺

第十四番札所常楽寺へ向けて、大日寺を出発。田んぼ道を通ったり、橋を渡ったり。。。気持ちが和らぐのが分かった。途中、川の橋の上で突風により吹き飛ばされそうになったりもしたが、何とか第十四番札所常楽寺に到着。境内には、自然の岩盤が露出している断層で出来た、「流水岩の庭園」があり、ぶっきら棒な感じもするけど趣があるお寺だった。

「四国のみち」道しるべ

第十四番札所常楽寺

流水岩の庭園

道の駅で休憩

■第十三番札所大日寺

「おやすみなし亭」で元気づけられたおいらは、第十三番札所大日寺に向けて行くことに。外に出てみると、天気は一転晴れていた。その後は大日寺まで元気に歩くことが出来、ようやく第十三番札所大日寺に着くことが出来た。
大日寺に着き、まずお寺の写真を撮ろうとするも、どうも手前に自転車を持った男の人が邪魔で綺麗な写真が撮れない。お寺の前から退くのを待っていると、どうやら郵便配達のバイトをしている人の自転車のタイヤがパンクし、立ち往生しているのが分かった。結局何分かして、代わりの自転車をトラックが持ってきて、自転車を交換、バイトの人は何もなかったかのように、郵便配達に戻って行った。
大日寺の境内に入り、参拝を済まし、納経を終えてから休憩していると、自分が歩いて来た道とは反対の方から、AちゃんとAちゃんと同じ宿に宿泊した人達4人が大日寺に到着。4人が参拝を済ませてから、Aちゃんと、今までに参拝して来た所の話を30分程して、そこで別れることとした。

大日寺の前で・・・

大日寺境内

常楽寺で参拝を済ませ、納経をして貰い、そこで働いている人と話をしていると、今日は、焼山寺の方は、雪が10cm以上積り、車の事故もあったため、道が午後から閉鎖になったとのこと。確かに雪凄かったからなぁ〜。前日に歩いておいて良かったと痛切に思った瞬間だった。
納経所の外で働いている人と話をすると、今から第十七番札所井戸寺まで行くのは時間的にキツイかもと言われ、急いで出発することにする。


■第十五番札所国分寺

国分寺へ向けて出発して直ぐに、道に迷ってしまう。地図を見ながら悩んでいると、さっき常楽寺で話をした人が、帰りながら車のお接待をしてくれるとのこと。歩いてお遍路を通すつもりなので、丁寧にお断りをし、代わりに第十五番札所国分寺への行き方を教えてもらう。行き方が分かったので、急いで国分寺へ行く。それからは問題なく着くことが出来た。
参拝、納経を済ませ、次の第十六番札所観音寺行く準備をしてからちょっとトイレへ。。。トイレから出てくると、知らないおじさんが話をしてきたので、少しの間、色々な話をした。おじさんは、話し終えるとお接待と言って、缶コーヒーとおせんべいを何枚かくれた。おじさんにお接待のお礼をし、次のお寺へ行く近道を教えてもらった。

■第十六番札所観音寺

教えてもらったばかりの近道を覚えていたと思っていたが、どうやら曲がる所を間違えたらしく、また迷子に。。。近道を歩いて早く観音寺に着くはずが、迷子になりどこにいるのかも分からない状態に。焦って道を歩いていると、ろくな目に遭わない見本のような出来事だった・・・(笑)
自分の現在地すら分からなくなってしまったので、近所に住んでいる人に道を聞き、何とか第十六番札所観音寺に着きました。観音寺で参拝をし、納経をして貰った後に、第十七番札所井戸寺への道を納経所で聞くと、小さな地図をくれ、行き方を細かく説明してくれた。

第十五番札所国分寺

国分寺の境内

第十六番札所観音寺

■第十七番札所井戸寺

教えてもらった通りに道を歩いて行くと、途中で近所に住んでいるお母さんが後ろから大きな声を出しながら追いかけてきて、クッキー1箱とみかんを一つお接待をしてくれた。道に迷ったりして、へこんでいた後だったので、とても元気づけられたし、わざわざ追いかけてきてくれたお母さんにも頭が下がる思いがした。
その後は、問題もなく第十七番札所井戸寺へ着くことが出来た。
時間的にかなりギリギリだったので、参拝前に納経だけ済ませてしまい、その後ゆっくり時間を掛けて参拝をさせてもらった。参拝を済ませ、ホテルまで6.5kmを歩いて帰ることにしたので、ベンチに座って地図を確認。どうしてホテルまで歩いて帰ることにしたかというと、今日宿泊するホテルの前の道が、第十八番札所恩山寺への遍路道であり、今日歩いておけば、明日は朝ホテルの前から出発をすることが出来るから。。。
井戸寺で親切なおばさんがいて、その人に行き方を聞くと、親切は親切なのだが、とても話好きなおばさんだった為、話が長く、結局同じ話を4回も聞く羽目になり、そこで30分も費やしてしまった(笑)
そのおばさんに教えて貰った通りに今夜宿泊するホテルまで歩いていくと、約一時間半程で、ホテルに着くことが出来た。単純計算で、今日一日11時間半歩いていたことになる。とにかく今日はとても疲れました。

第十七番札所井戸寺

井戸寺の境内