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Double Core 開催にあたって
作家は誰しも身勝手で自己中心主義でわがまま、加えて小心者である。
ギャラリーで展覧会をするときには、ギャラリーを自分だけのもので埋めて、自分の臭いで充満させないと気が済まない。壁のちょっとした汚れやシミも気になる。
従って、多くのギャラリーは何も無い白いボックスになるのである。
しかし、ギャラリーCAVEはちがう。作家がギャラリー自体を作り、次に使う作家もその上塗りのように構築を重ねた結果が今のギャラリー空間の成り立ちである。
従って、ギャラリーのあちらこちらに、過去の展覧会の記憶が残されている。作家の断片が残されている。作家の臭いが残されているのである。
壁に変な突起が出ている。梁の形が曲線を描いている。誰かの作品の一部分が残っている。
そこをどうやって自分たちの空間にするのか。
全く異なる素材を使う、山本一樹と奈木和彦の二人展。
二人の作品は、ある意味正反対。対局とも言える。
展覧会名を決める時、山本一樹と奈木和彦の間を「VS」で繋ごうと言ったら、まわりから反対され、結局「・」を使うことになったが、本心を言うと「⇔」や「
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\* MERGEFORMATINET 」でもノと思う。
奈木和彦が「その場で制作をして見せましょう。」と言い出した。
サテンなどの生地をカンバスに、1日で一気に透明感のあるタブローを描き上げる。
山本一樹の方は、出来上がるまでに少なくとも一ヶ月。その後、鉄が錆びてくれるのを2週間は待たねばならない。その行為は鉄の素材の中に埋もれてしまい、「行為」を見ることは出来ない。見ていても面白いものではないかもしれないが、他では見られないもの。
そのような「公開制作」を予定している。
異なる2人の異なる作品。異なる形の公開制作。
ぜひ、ご高覧いただきたく、ご案内申し上げます。
2010年9月吉日
山本 一樹
奈木 和彦
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