今回は、2002年にクリエイト浜松で開催された日独現代アート展の続作となるもので、『巫女の国の夢より』と題し、ギャラリー全体に鉛・鉄・石などの素材を使い、様々な仕掛けを設置する大掛かりなインスタレーションの作品を発表します。
遠く、深い記憶のなかにある場所や風景の断片に人間と世界との関係を探る手がかりを見つけたいという、私の二十数年来のテーマに沿った作品ですが、多くの人の魂と共振するような場所にできればと思っています。
9月22日には、先日8月13日NHKの芸術劇場で放映されたピナ・バウシェ舞踏団の公演で、代表作『カフェ・ミューラー』に出演した舞踏家ジャン・サスポータス氏とコントラバスの世界的演奏家である斎藤徹氏のデュオパフォーマンスが、このインスタレーションの作品のなかで行われます。インスタレーション、ダンス、音楽、三者の魂の共振が生み出す物語に期待してください。
浜松市助信町のギャラリー・ケイブで9月2日より10月1日まで開催され、9月3日午後3時より作家によるギャラリートークがあります。
期間中は土日の午後1時より7時までの公開となります。
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