伊東線複線化に係る経過について

 
工事の概要及び伊東線期成同盟会の沿革

昭和13年12月 伊東線全線開通(16.9キロ)

昭和23年6月 伊東市の直通列車増発促進実行委員会発足

昭和34年2月 伊東線期成同盟会発足

昭和36年12月 伊豆急線開通

昭和41年10月 熱海・来の宮間の複線化第一期工事として、工事費14億円をかけて着手された

昭和41年10月 熱海・来の宮間の複線化第一期工事着手に伴い、熱海・下田・賀茂3町が複線化期成同盟会に加入した。

昭和43年10月 熱海・来の宮間の複線化一期工事が完成した。

昭和43年 熱海駅伊東線ホーム来の宮駅側に片面200mのホーム延長工事第二期工事として、工事費約104億6,300万円をかけて着手、

昭和50年6月 伊東線線増工事実施について運輸大臣認可

昭和54年3月 新小山トンネル工事着手、昭和56年2月開通した、

昭和55年10月 特急踊り子号の運行

昭和57年11月 新宇佐美トンネル工事着手、昭和61年7月使用開始した。

(国鉄の民営化への移行)
昭和62年4月に国鉄が民営化され、伊東線は東日本旅客鉄道株式会社の管轄とされた

昭和63年3月 伊東駅東側改札口の閉鎖

平成2年5月 特急スーパービュー踊り子の運行

平成8年2月 利便性向上研究会を発足

平成8年10月 JR東日本東京地域本社からJR東日本旅客鉄道横浜支社が分離独立した。

平成9年4月 伊東線4駅(来宮・伊豆多賀・網代・宇佐美)の日勤化が実施された。

複線化促進事業の要望運動
伊東線複線化期成同盟会及び伊東地区伊東線複線化期成同盟会が、本委員会とともに、東日本旅客鉄道株式会社への要望運動並びに地元選出国会議員 に対する支援活動を実施している。
 
内容
1 伊東線複線化事業の早期実現を図るため、年次計画の策定と工事の予算づけを行い、速やかに複線化工事の施工に着手するよう要望する

2 熱海駅及び各駅における待ち時間の解消等、ソフト面でのより一層の充実を図るよう要望する

3 地元選出の国会議員に対し、鉄道整備基金による助成をJR在来線にも適用されるよう陳情する

4 全国鉄道整備促進協議会の推進運動に積極的に参加する、以上の4点であります

JR東日本(回答)
伊豆は大事なドル箱路線であり、地元の要望として複線化に対する理解は示したものの、利用者がここ5年間で17%ほど落ち込んでいるため、営業的に採算面での問題と、複線の実現には莫大な経費を伴うことから、現状では難しい状態にある旨の説明がされた。

待ち時間の問題については、利用者の声に合わせた努力をしていきたいとの回答があった。

未着手工事
伊東駅第2ホーム山側の第3ホーム新設工事、小嵐トンネル新設工事、新多賀トンネル新設工事、初津トンネル新設工事が未着手事業として引き継がれたままで現在に至っております。