市議会議員引退声明
以下の文面で後援会の皆様にお礼文を送付させていただきました。
謹啓 うっとうしい梅雨の季節 皆様には何かとご多用の日々をお過ごしのこととご拝察申し上げます。
さて、参議院選挙が十二日に公示となりました。政権与党の自民党は逆風になっています。また野党も赤城農相の事務所費問題に焦点を当て、年金問題も当面の対策に終始し、制度の改革論議まで聞こえてきません。
私は、責任政党自民党の一員として、一生懸命に厳しい選挙戦を戦っているところであります。
本市では、この九月には市議会議員選挙があり、新人候補者の表明が報道されております。 私こと 皆様のご支援を頂き、三期十二年が過ぎようとしております。この十二年を振り返りますと、平成七年、消防本部を退職してから一ヶ月という短期間でありながら、二四五五票という高得票で当選させて頂いてから、「いつも一生懸命」を信条に、「クリーンな政治」を心がけ取り組んでまいりました。一期目の公約は、阪神淡路大震災の教訓から「災害に強いまちづくり」を掲げ、消防本部庁舎の移転建設を提言、平成十一年度に完成しております。 一期目から二期目には、宇佐美駅西口の開設を訴え続け、西口も平成十五年二月に時間的制約はありますが、開設にこぎつけ通勤者にとっては便利になったと思っております。
三期目の公約は、宇佐美に救急車の配置を掲げました。当初は「無理」だと言われましたが、多くの方々のご理解とご協力により配置されました。
このたび、三期目の任期を満了する九月にあたり、再度皆様と共に立ち上がるべき私は、どうしても以前のように燃え上がる気持ちを奮い起こせず本日に至りました。本来ならおひとりお一人のところにお伺いし私の心情をお話しすべきところですが、ここに苦渋の選択の結果、市議会議員としての終止符を打つ決断を致しました。
後援会の皆様のご意見を伺う機会を設けなったことに心からお詫び申しあげます。
七月二十六日に記者発表を行いますことに先駆けまして、先ずはお世話になりました皆様にご報告させていただきます。
永年にわたり皆様にご支援賜りましたこと、衷心より感謝申しあげます。
今後は今までの仕事が「感謝」されることが多い職業だったことから、これからも「感謝」されることをしていきたいと考えており、微力ながら伊東市のために尽くしてまいりますので、変わらないご指導の程お願い申しあげます。
時節柄、ご自愛をお祈り申し上げ、取り急ぎ書中をもってお礼申しあげます。 敬具
平成十九年七月二十三日
伊東市議会議員
稲葉知章