環境審議会の発足

10月31日、伊東市では環境に係わる施策を体系的に推進するため「環境審議会」を発足させました。
この審議会は、市内から二人の公募を含む20人が市長から委嘱を受けて、環境基本計画の素案を審議し、15年1月末までに市長に答申することとなります。

             伊東市環境基本計画(素案)の概要

            〜環境をまもり 豊かな自然とともに生きるまち 伊東〜

伊東市の環境を守り、またより良い環境を作っていくための環境基本計画の素案ができました


計画策定の背景

今日の環境問題は、従来の工場などを発生源とする産業型公害問題から、生活排水による河川や湖沼の水質汚濁、自動車排出ガスによる大気の汚染などの都市・生活型公害問題へ展開し、さらには地球温暖化やオゾン層の破壊の進行などの地球環境問題へと大きな広がりをみせています。


健全で恵み豊かな環境を保全し、維持していくためには、大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会的経済的活動や生活様式のあり方を見直し、持続的発展が可能な循環型で環境への負荷の少ない社会経済システムの構築が求められています。

このため、市、市民、事業者、滞在者が共通の認識のもとに協力かつ連携を図り、環境問題に対して積極的に取り組むことができるように環境の保全と創造に関する基本理念、各主体の責務及び基本的施策等を規定する「伊東市環境基本条例」が平成
123月に制定されました。

 伊東市環境基本計画は、環境基本条例第9条に基づき、条例の基本理念である「健全で恵み豊かな環境の恵沢の享受と将来世代への継承」の具体化を図るための計画として策定されました。


 この計画は、環境に関する施策を総合的かつ計画的に推進していくために、その長期的な目標を明確にするとともに、本市の環境関連施策を体系的に整理し、また、計画を推進していくために、

特に重要となる事業や環境目標の達成に向けた様々な取組を導くための環境づくりの方針などを示すことにより、市、市民、事業者、滞在者と協働で行うための指針となるものです。

平成14年11月22日 第4回会議の様子から 


地域別の環境づくりに向けて
 施策に基づく事業など環境を利用する際に、環境特性や環境への配慮事項の把握などを怠った場合、貴重な自然の喪失や災害の発生など、環境が悪化することがあります。

環境の悪化防止だけでなく、良好な環境を保全・創出していくためには、地域単位の環境配慮の指針を事前に把握することが必要です。


 そのため本計画では、4つの地域ごとに、地域の概況・国土利用計画の利用方針・地域住民の意識を踏まえ、環境配慮の基本的方向(ガイドライン)を示しています。


 計画の推進
 市の施策の策定や実施にあたっては、市は市民・事業者・滞在者に積極的に参加を求め、また市民・事業者・滞在者も自らの役割をしっかり認識しながら、市が進める施策に率先して協力することにより、すべての者が一体となって協働を進めていきます。

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