松枯れ予防大作戦のこと

この作業は昨年(平成15年)実施したものです

樹幹注入作業 (2月13日)
2月13日(火)6時30分に樹幹注入作業を行うためぼら納屋に集合
今日は2班に分かれ、事前に注入予定の松23本に注入作業を行いました。

樹幹注入作業
 (2月14日)

前日と同様に集合し、今日も2班に分かれ注入予定の松本に注入作業を行いました。

作業の手順と当日の作業の様子です


枯れた松の隣にはまだ健康な松があり、この松を守る
ため樹幹注入をします。

一本一本の松の外観による健康診断を行っています。

樹脂(ヤニ)の出方による診断をしています。
1.施工前のチェック
@松の外観による健康診断法
松葉の色の第一印象:葉の色と光沢の良し悪しを周辺の 松と比較して判断します。

A樹脂(ヤニ)の出方による診断法
樹幹部にコルクボーラーで表面の甘皮を除去し、ヤニの出
具合を観察、ヤニが多くでるかどうかで健康状態をチェック
します。

十分にチェックし健全であると判断された松のみに薬剤を
注入します



B測定と記録
巻尺をしようして胸高直径を測定、直径に応じた薬剤本
数を定め、カードに記入松にナンバーとともに貼付します

注入する松に目印をつけます。
2施行の実際
@効率よく施行するため、役割分担を決めます。

A連絡事項・安全確認をした後、寒く、朝早いため準備体
操をしました。

B地上高約50センチの入りやすい、木の史好きに損傷
を与えない部位を選びます。

C2本以上注入する場合は、千鳥打ちになるよう部位を
選定します。

Dドリルでていねいに穴を開けます。穴をあける角度は
約30度です。

E注入孔に容器をノズルの根本までしっかりと押し込み
ます

作業・施工部位決める・穿孔

Fノズルの打ち込み

G大型ボトルに薬剤を入れます。
Hボトルの表面に薬液量の印をつけます。
薬液が順調に吸収されたのかチェックするためです。
I施行約1時間後くらいに注入状況をチェックします。

J注入された後、容器を抜き取り軟らかいペースト状の殺
菌癒合剤を注入します。

K殺菌癒合剤を注入後、被服塗布剤で孔をふさぎます。
注入孔の処理を完璧にします。
孔を放置すると雨水などが入って後日、傷害の原因となる
ことがあります。

L松にどのくらいの薬剤が入ったかを確認,台帳と松に貼
付してあるラベルに記入します。  

M容器の回収をして作業を終了します。