奥野ダム竹炭体験イベント 参加者募集
里山をみんなの手で守ろう!
●目的
近年、放置された竹林が増加し、里山の景観の変化、動植物の減少、畑に竹が侵入するなど地域に住む皆さんにかかわってくる問題が起こってきています。放置された竹林の増加は竹を利用しなくなったことが最大の原因です。今回は竹を利用する一つの方法として竹炭を焼くことを体験することで、この問題を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。まずは、身体を動かして体験しましょう。
●日時:平成14年2月23日(土) 9:30〜15:00 (雨天の場合3月9日順延)
●主催:伊東市、静岡県熱海土木事務所、伊豆流域林業活性化センター
●協力: NPO法人まちこん伊東、まち研、松川湖を考える会
●場所:伊東市 奥野ダム湖畔
●内容※午前中は全員で竹炭を焼く一連の体験をし、午後は3つのプログラムから希望のものを参加者が選択して体験します。
9:30 集合・開会
9:40 竹炭の釜出し(事前に焼いておいた竹炭を釜から出します)
10:10 竹の釜入れと火入れ(釜の大きさに合わせて切っておいた竹を釜に入れ、火入れします)
10:40 竹の伐採と採材(竹を伐採し、釜の大きさに合わせて竹を切ります)
12:00 昼食
13:00 3つのプログラムから選択します ※希望人数により調整をお願いする場合があります
@引き続き竹の伐採と釜の火の番をしよう!
A竹細工をやろう!焼き芋を焼こう!
B湖畔をウォーキングしよう!(野鳥観察などを行います)
15:00 閉会
●定員:50人(先着順)
●申込み・問い合わせ
電話、はがき、FAXで“竹炭イベント出席希望”とし@住所A氏名B電話番号を明示して、伊東市役所 産業課まで申し込んでください。
・住所:414-8555伊東市大原2丁目1番1号・電話:0557-36-0111(内線2731)・FAX:0557-38-2867
●その他:ノコギリ、ナタ等道具をお持ちの方はご持参下さい
参加料は無料です。昼食・飲み物・滑り止め付き軍手は各自で用意してください。
子供は、保護者同伴で申し込んでください。
●当日の問い合わせ(朝8:00よりお受けします)
当日の実施の可否に関する問い合わせは、奥野ダム管理事務所まで。電話:0557-38-071
ちあきの発言から
放任竹林の対策について(平成13年6月 一般質問) |
3点目は、放任竹林の対策についてお伺いします。 現在、全国の里山では放任竹林問題が発生してます。 本市でも山を見渡すと、竹林が広がっているのがはっきり判ります。 問題になっているのは孟宗竹です。 孟宗竹は、中国原産の竹で「竹のこ」を取るために全国各地で盛んに植えられました。 竹のこは高価で取引されていましたが、最近では中国から安価なたけのこが輸入されているため 日本での生産は採算性が合わなくなり、竹林が放置状態になっていることが問題になっています。 竹は地上に頭を出して、2・3ヶ月で成竹になってしまうほど、旺盛な繁殖力をもち、比較的地下水位の低い ところを好むため、山の上に向かってあっという間に山を覆い尽くします。 竹の茎は明るいところに向かって1年間で6mから8mも伸びるためみかん畑や、茶畑まで広がります。 植林の中に広がると、針葉樹と竹は比較的根が浅いため養分を取り合い杉やヒノキを枯らします。 広葉樹は根が深いため、養分の取り合いにはなりませんが、日照不足になりやがて枯れていきます。 人間の手で招いた問題は人間の手で解決しなければなりません。 解決策として、竹の地下茎が広がらないように地下に棚を設けたり、薬剤で枯らしたりといった研究が されています。また、静岡県内でも竹文化・竹産業を活性化させるよう「竹プロジェクト協会」の発足が ありました。 竹炭などさまざまな産業への利用として竹を切るシステムができあがれば、放任竹林問題もなくなって くるかも知れません。 しかし、竹は待ってはくれません。 竹は「切ることが植えること」といわれます。 一刻も早く一人でも多くの人が竹を切ることが遠いようで一番の近道のようです。 本市の放任竹林の対策をどのように進めるのかお伺いするものです。 |