1年の話題

内  容
1月  お雑煮〜元旦の朝は、お雑煮をいただきます。お雑煮の中味はすべて天地の恵みの結晶です。これをいただくことは、天地の恵みをかみ締めることではことではないでしょうか。
1月6日 消防出初式〜消防署員や団員が、その年の最初に演習などを行う式典。寒の入りの頃でもあり、空気も乾燥しており、これからが火災多発しーずんでもある。
1月18日 明暦の大火〜1657年1月18日から19日にかけて江戸の歴史的な大火。本郷の本妙寺から出火して、江戸城はじめ江戸の町のほとんどを焼きつくして、死者10万人以上といわれる。
幕府は、これを機会に、江戸の各地に日除地の広場を設けたり消防制度を整備するなど、徹底した都市改造と防火対策を行った。
1月20日 大寒〜1年中で、最も寒さの厳しい時期というところからつけられた名称で、24節気の一つ、しかし、本当の寒さが観測されるのは、1月末頃から2月の初め頃。「真冬日」と呼ばれるのは一日の最高気温が摂氏0度未満の日のことである。
また、この日は「稲葉知章の誕生日」でもあります。
1月23日 八甲田山事件〜明治35年1月23日から25日にかけて弘前歩兵第五連隊第2大隊が八甲田山麓で耐寒雪中行軍をしていて、猛吹雪にあって遭難、210人中199人が凍死するという、いたましい事故である。
1月26日 法隆寺金堂焼失 〜 昭和24年1月26日の朝7時ころ、法隆寺金堂から出火して、菩薩像などが描かれた壁画12面が焼けてしまった。1200年以上も前に造られたもので、当時のインドなどに共通する技法が用いられている貴重なものだった。
模写作業中の暖房用の電気座布団のスイッチの切り忘れが出火の原因とされている。
「文化財防火デー」として毎年この日を中心に文化財防火運動が展開されている。
2月1日〜7日 成人病予防週間 成人病の一つでもある脳卒中で倒れる人が、2月に特に多いことから、昭和34年に設定された。
2月3日 節分 〜もともと立春・立夏・立秋・立冬の前日をそれぞれ「節分」といい、季節の変わり目をさしたが、立春の前日だけが特に暦に残されている。この日の夜、「福は内、鬼は外」と大声で叫んで豆をまく「豆まき」の風習は今でも残っている。
2月4日 立春 〜 長かった「寒」もあけて、春の始まり。この日から、立夏(5月5日ころ)の前日までが春。八十八夜にしても、二百十日にしても農耕など生産上の重要な日は、すべて立春を起点として数えられている。
2月11日  建国記念日 〜「建国をしのび、国を愛する心を養う」ことを趣旨とする国民の祝日。昭和42年から実施されている。
2月14日 バレンタインデー 〜女の方から男に対して積極的に恋を打ち明けたり、贈り物をしてもよい日ということで、チョコレートなどの贈り物で大騒ぎになる。本当は、ローマの聖人、パレンチヌスが皇帝クラウディウスのために殉教したのを記念するためのカトリックの祝日である。
2月19日ころ 雨水〜 立春から15日目。24節気の一つ。雪が雨に変わる、雪や氷が溶けて水となって流れる頃をいう。しかし、実際は寒のあける2月や3月頃はかえって雪の降ることが多い。
2月26日 2・26事件〜昭和11年2月26日軍部内の対立の結果、一部の青年将校に率いられた、近衛第三連隊など約1400名の兵士が首相官邸、斉藤内大臣・高橋大蔵大臣・鈴木侍従長などの政府要人を襲った事件。
3月1日〜7日 春の火災予防運動〜空気が乾燥し強風の日が多くなるなど、大きな火災が発生しやすい頃を迎えて、火災予防思想の一層の普及を図ろうと毎年行われている。
3月3日  ひなまつり〜もとは中国から輸入されたもの。3月の上巳(じょうし)の日(3月最初の巳の日)が悪い日とされたため、人形をつくって、この日お払いをして水に流すと悪霊から逃れられることができるとされていた。
3月6日ころ  啓蟄〜24節気の一つ。「蟄居していたものが啓く」という意味で、冬ごもりをしていた虫たちが、穴から出てくるころと言う意味である。
3月7日  消防記念日〜昭和23年に消防組織法が施行される。それまで警察の一部だったしょうぼうが、市町村が行う治自体消防として新たに出発することを記念して設けられたもの。
3月10日 東京大空襲〜昭和20年、アメリカのB29爆撃機300機が東京上空に侵入して、約2000トンの焼夷弾を投下した。このため大火災となり、約26万棟が焼失し、およそ10万人が死亡した。この日は西高東低の気圧配置で、乾燥した北風の強い日だった。
3月21日 春分の日〜自然をたたえ生物をいつくしむという国民の祝日。この日をはさんで前後7日間が彼岸。昼と夜の長さが、ほぼ同じくなり、この日から夜よりも昼の方が少しづつ長くなる。「厚さ寒さも彼岸まで」というが、このころから4月上旬にかけて、1年中で最も気温の上がり方の大きい時期である。
桜前線 桜前線〜春は花のきせつである。その代表が桜で、1日の平均気温が10度になると、咲き始めるといわれる。桜の咲いているところを地図の上でつないでいくと一本の線が出来上がる。これが「桜前線」と呼ばれている。
4月1日 エイプリル・フール〜18世紀ごろから行われている欧米の風習。この日には、罪のないユーモラスなうそをついて人をかつぎあうというもの。
4月17日 戦後最大の大火〜昭和27年の鳥取市の大火で、焼失家屋7240、負傷者3963人を出している。
冬が過ぎても火災シーズンは終わったわけではない。
5月第2日曜 母の日〜日ごろの母親の苦労に感謝し、なぐさめようという日。米国バージニア州の少女が母の死後、
墓を白いカーネーションで飾ったことに由来する。
5月26日 日本海中部地震〜昭和58年のこの日、日本海中部地方は、M7.7という大地震に見舞われた。死者104名のうち、100名までが津波によるものだった。
5月27日 日本海海戦〜明治38年日本の連合艦隊が、ロシアのバルチック艦隊を対馬海峡でむかえうち、大勝した日で、世界の海戦史上で永久に語り伝えられるものとされている。
6月2日 織田信長討たれる〜織田信長の命令で、中国地方の毛利との戦いに出兵を命ぜられていた明智光秀が、突然京都に向きを変えた。「敵は本能寺にあり」がこの時発せられた有名な言葉である。
本能寺に泊っていた信長は、部下の光秀の軍勢に取り囲まれ、ついに自殺した。天下を握る直前だった。この光秀も、13日の「山崎の合戦」で秀吉に敗れてしまう。
6月第3日曜日 父の日〜父に感謝する日。1910年米国ワシントン州のジョン・ブルース・ドット夫人が、「母の日」があって「父の日」がないのはおかしいと、男女同権の見地から、父に感謝する行事を行ったのが始まりといわれている。母の日のカーネーションに対して、バラの花を贈ったりする。
6月22日ころ 夏至〜24節気の一つ。1年中で最も昼の長い日。
7月1日 山開き〜「山開き」は、山岳信仰の宗教行事から来ている。昔は、一般の人は山へ入ることは出来なかったが、夏だけは期限付きで開放される風習があった。これが山開きの風習とされている。
7月7日 七夕〜天の川をへだてた牽牛星と織女星が1年に1度、天の川をわたって出会うという伝説による星祭り。
笹や竹に願い事などを書いた5色の短冊を飾って祈ったりする。
7月7日ころ 小暑〜24節気の一つ。西日本の方から、梅雨が次第に明けて、いよいよ本格的な暑さが始まるころである。
7月15日 〜盂蘭盆会(うらぼんえ)の略で、あの世で苦しんでいる人を助ける法事という意味。
初物の野菜などを供えて、祖先や父母の冥福を祈ると言う仏教の宗教行事である。
8月12日

日航機が墜落520人死亡昭和60年のこの日、日本航空の羽田発大阪行きのボーイング747が、群馬県の山中に墜落。乗員・乗客合わせて524名のうち、4名が奇跡的に助かり、残りは全員死亡するという航空史上の大惨事となった。原因は後部の隔壁が吹き飛んだためだった。

8月15日 

終戦記念日昭和20年日本はポツダム宣言を受諾して、この日の正午、昭和天皇はラジオを通じて、第2次世界大戦が終戦になったことを国民に伝えた。昭和12年の日中事変から8年間にわたる戦争で、その犠牲者は、軍人・軍属、外地で死亡した民間人、内地で戦災にあって死亡した人たち合わせて310万人といわれている。

9月中 がん征圧月間がんによる死亡者は年々増加して、昭和56年より国民の死亡原因の一位になっている。そこで国民に、がんについての正しい知識を普及して、予防や早期発見、早期治療の重要性を周知徹底しようという運動が行われている。
9月1日 二百十日立春から数えて二百十日のことで、91日ごろにあたる。古くから暴風雨が起こりやすい日とされている。
台風の来襲状況
枕崎台風〜昭和20917日、死者・行方不明者 3746人、建物被害466897
室戸台風〜昭和9年9月21日、死者・行方不明者 3036人、建物被害38711
伊勢湾台風〜昭和34926日、死者・行方不明者5098人、建物被害1352717
9月中 がん征圧月間がんによる死亡者は年々増加して、昭和56年より国民の死亡原因の一位になっている。そこで国民に、がんについての正しい知識を普及して、予防や早期発見、早期治療の重要性を周知徹底しようという運動が行われている。
9月15日 敬老の日〜国民一人ひとりが老後や老人問題を、自らの課題として考え、敬老思想の普及と老人福祉の進展を図り、明るく活力ある長寿社会を築いていこうと言うもので、「国民の祝日」である。
9月21日 秋分の日〜祖先を敬い、亡くなった人をしのぶという国民の祝日。秋の彼岸の中日である。
秋分は、春分と同じく、昼と夜の長さがほぼ同じくなる。この日を境にして、昼よりも夜の方が長くなる。
10月1日 東海道新幹線が開通〜昭和39年のこの日、午前6時東京駅を出発した。それまでの特急の東京〜大阪間が6時間半だったのを4時間(後に3時間10分)に縮めた。東京オリンピック開会の10日前に開通の運びとなった。
10月8日 寒露〜24節気の一つで、晩秋から初冬にかけての冷たい露のことをいう。
10月10日 東京オリンピック大会〜秋晴れに恵まれたこの日午後2時から東京代々木の国立競技場で、入場行進が行われた。ギリシャを先頭に94カ国、6千人の選手団の入場は全国民をテレビの前に釘付けにした。

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