ENGINE

これは納車してまもなくどーもエンジン右に傾いており変だという事になり下に潜ってみると見事に右のエンジンマウントボルトが2本とも折れて無くなっていました、それで最初は搭載したままエキストラクターで抜きに掛かりましたがどーしても抜けませんでした。それからレストアといういばらの道へ突入していきます。
まずは建設用の足場パイプを使ってやぐらを立ててEGをおろす準備をしました。写真の様な感じで上のパイプを3本にすることで重さに耐えられるようにします。チェーンブロックは1t用です。最初から180度マフラーが装着してありましたが、さすがはアメリカ製だけあってフランジ加工ではなく差込式の為固着して外れません、仕方なくサンダーで削り外しました。
これがおろしたばかりのEGですがオイル漏れもありかなり汚れた状態でしす。右のMTはボルトが刺さったままです。
早速分解に入りますが今まで使っていたKTCの工具では歯が立ちませんなんと言ってもボルトが全部インチなのですから、友達にインチ工具を借りて何とか分解しました、エンジンスタンドは以前7M改や13Bサイドを組み立てたので持っていましたが桁はずれに重いので心配ですがまー良しとします。
見た所メタルやピストンにも傷は無く大丈夫なようですが用心の為メタルは010アンダーのclevite77に親子で変えておきます。カムは作用角不明ですがとりあえずそのまま使用することにしました。
ヘッドですが右が仕上げ済みで左が仕上げ前です。カーボン付きまくりで真っ黒です。とりあえずポート研磨をして燃焼室もサラッと加工します、燃焼室の形状は多分オープンチャンバーの4Vヘッドだと思いますが、円球です、詳しい方がいたら教えて下さい、特にヘッドの歪もなく面研はしませんので軽くオイルストーンでさらっておきます。