平治温泉


平治温泉

こんな奇跡の湯小屋に入れる幸せを君知るや この人が伝説の黒岩平治氏かもしれない

平治温泉 200円 群馬県 2004/05/11

万座鹿沢口駅から国道を東に数百メートル。車だったら1分かかるだろうか。
家並みがとぎれたあたりから、すこし入ったところに平治温泉はあります。
何を隠そう、ここは黒岩平治さんという人の私有の温泉なのです。
4年前の秋、この地を訪れながら、この平治温泉を予習不足で見つけられませんでした。おまけに立ち寄った鹿沢や半出来や嬬恋温泉のデジカメデータを破損してしまうという無残な思い出もあったのですが、今回はどうにか無難に平治温泉発見。しかも、鍵はかかって居らず、入浴可能。
喜び勇んで粗末な湯小屋に足を踏み入れました。
木造、今にも壊れそうな建物、ガタガタの木枠、思わずにんまりしてしまいます。
脱衣場から浴場にはいると先客がひとり。軽くあいさつを交わして入浴すると、先客は洗い場に腰を下ろしたまま、じっと湯を見つめています。
そして、「きれいなお湯だなあ」と詠嘆するように言いました。
お湯はほぼ透明ながら、若干の白っぽい濁りがあります。
昼下がりの光線に照らされて、銀色に輝いているようにも見えます。
「本当にきれいですね」 私が相づちを打つと先客は満足そうにうなづきました。
40℃くらいでしょうか、まったりと湯浴みするのに最適な温度です。
そして、おお、いつのまにか全身に微少なアワがびっしりとついているではありませんか。柔らかな、生まれたてのお湯はまさに至福。
草津を素通りしてきたことをちっとも惜しいと思いませんでした。

 

 

 

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