横浜市南区。
京浜急行の弘明寺駅の北側に弘明寺公園があります。
都会の真ん中に鬱そうとしげる小高い竹林の山です。お墓もあってなかなか情緒があります。山頂の歩道の一角に崖下に向かって急下降する道があります。
その脇に「中里旅館」という看板がたっています。
看板通り昼なお暗い竹林を下っていくと緑色した大きな屋根が見えてきました。それが目指す中里旅館です。
その昔は栄華を誇った時期もあったのでしょうか、なかなか堂々とした造りにも見えます。
ここのお湯が温泉だと聞いたら一応は入ってみたくなるのが人情でしょう。
この日、私はここの旅館でとある宴会があり遠路はるばる横浜まできたのでした。
昼酒を食らい、ごちそうを食べ散らかして、待ちかねて入浴しました。
浴室はひとつ。入浴客が多数の時は男女、グループで時間差で入浴します。
お湯ははっきり言って特徴を感じることができません。
無色透明無味無臭。
井戸水を検査してみたらメタけい酸の項目で合致したと言ったところのようです。
それでも、都会の真ん中に隠れ家のようにひっそりと残る、古びた和風旅館というのもなんだか楽しくて、ついつい飲み過ぎてしまって、帰りの18切符東海道線がかなり苦痛でした