ごらんの通り、外観は今風の町中銭湯です。
建て込んだ街路の真っ只中にあり、およそ温泉情緒や風情は感じられません。
新しく清潔ではありますが休憩スペースも狭く、浴後にゆったりと過ごすにはすこし厳しいかもしれません。
しかし、ここ、おとめ塚温泉はそれを補ってあまりある良質な温泉があります。
ここは浴槽でゆったりと過ごす処なのです。
脱衣場から浴場へは階段を上がります。
浴場には白湯のジェット風呂やら電気風呂やらがありますが露天風呂に直行しましょう。
ここの露天風呂をはじめて眼にしたとき、私は思わず目を見張りました。
驚愕したと言ってもいいでしょう。
淡黄茶色の湯がすさまじい量で注がれています。
湯舟の縁をオーバーフローする量は町中銭湯の想像を超えています。
そして多量に注がれる湯からは細かいクリーミーな泡がびっしりと沸き立って居るではありませんか。
この光景を見て興奮しない人がいるでしょうか。
源泉が41度と適温。
ゆったりと湯に浸かり、外壁に切り取られた小さな神戸の青空を眺めました。
たったひとり始発に乗って、はるばる神戸まで来て、こんないい湯に巡り会えたことに嬉しくてたまりません。
身体全身が泡に包まれて我が浪漫の思い昇華して行くごとし。
2003年は、3月、8月、12月と、3回も通っちゃった。
2005年3月に久しぶりに訪問。
モール臭というのでしょうか、うっすらとした臭気にうっとり。あいにくの曇り空ですがお湯は相変わらず絶好調。まさに名湯だと思います。