滝沢温泉


滝沢温泉 民宿松の湯

■施設名   民宿松の湯
■値段    100円
■住所     福島県大沼郡金山町大字滝沢字細田1455-1
■電話    0241-56-4970
■時間    11:00〜18:00
■定休    
■その他
■訪問日   2005/05/04  

ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
51.8℃
PH7.0
成分総計11760r/s

 

民宿松の湯の源泉は浴室のすぐ脇にあります。
敷地内庭先に湯が湧いているのです
成分濃厚で豊富な湯は、源泉場に「噴泉塔」を形成しています。
なかなか見事なオブジェです。

入浴料金がたったの百円
いまどき無人の共同浴場だってこんな安いところは少ないでしょう。
この日、民宿のおばあちゃんは孫と遊びながら、とれたての山菜を選別して居ました。
私は、百円硬貨一枚を手渡し、浴室にむかいます。

浴室で私は思わず目を見張りました
湯の表面に薄い膜のようなものが浮いています。
カルシウム華とでもいうのでしょうか。温泉成分の結晶です。

浴室の窓の目の前は例の源泉オブジェ。
ちょうどお父さんが大汗かいてパイプにこびりつく温泉成分を落とすメンテナンス作業をしていました。
そのため浴室には新しい湯の供給がストップせられていて、それにより温泉水滞留が湯船表面の膜を作ったのだと思われます。
こんな溜め湯なら値打ち物です。
しばし灰色の濃厚な湯を楽しんでいると、浴室ドアを開けお父さんは「ごめんごめんもうお湯流れるからね」と、人相風体とは裏腹に優しくいってくれました。

ほどなく熱い湯がどぼどぼ流れ込んで来ました。
温泉の膜を楽しみ、生まれたての湯もたのしみました。満足です。
このお父さんはなかなか文才もあるようで、浴室内には幾つかの石が展示され、みずから彫ったのでしょうか、相田みつをみたいな人生訓がかきつけられています。

俗物のわたしは、良質な湯に感心し、噴泉塔にも感心し、松の湯の人生訓にも感心し、玄関先で見た豊かな山の幸にも感心したのでした。
山深い会津の、こんな暮らしこそが豊かなのかも知れません
ふとそんな風に思いました

 

 

 

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