山形県肘折温泉の奥にこの石抱温泉は有ります
石抱温泉と書いて「いしがかえ」と読むのだと、どこかで読んだ記憶があります
ずいぶんと変わった名前です
名前の由来はなんでも、温泉に含まれる炭酸成分が凄くて石を抱えていないと身体が浮き上がってしまってまともに入浴が出来ないのだとか…
イスラエルの死海なみの入浴体験が出来るのでしょうか
勇んで肘折りからダート道数キロを走り、石抱温泉にやってきました
駐車場所から数十メートル
生い茂った草をかき分けて進むと、おお、見よ
行く手には美しい湯舟がひとつあります
灰色がかった湯がとろとろと流れている様は魅惑的です
いささか落ち葉の堆積や藻が繁茂しているようですが、入らずに帰る人はいません
青空の下、一枚の簀の子の上で脱衣し、勇躍入浴です
35℃ほどの湯。季節柄、温まりはしませんが寒いほどでもありません
浴槽の所々からぷくぷくと泡が沸きたっています
これが石を抱いていないと浮き上がるという炭酸でしょうか
私にはそれよりもむしろ、繁茂した藻やヘドロになった落ち葉がぬるぬる滑って、こちらの方が「石抱」の必要性をより感じました
それはさておき、はるか肘折りの紅葉真っ盛りの山中で、ただひとり自然の湯を独占できるのは何というぜいたくでしょう
青空と紅葉を眺めて至福の入浴体験をさせていただきました