篠原温泉


篠原温泉

田舎民家にしか見えない 湯に入って驚いた

高尾の湯  400円  9:00〜19:00  金曜定休
比婆郡西城町高尾52
2004/09/26訪問

PH10.9 無色透明、硫黄と似た鉱物味ほぼ無臭
浴槽内部と注水口にカルシウム風析出物の層あり 

国道沿いの何もない里山風景のなか、ひょうたん型をした「高尾の湯」という看板を発見。
道路から、看板下を見下ろしてみるとポリタンクに水?をくんでいる人がいました。農家風建物入り口には自販機が一台置かれてあり、なにやら張り紙も見えます。
むむ、これはくさい。
高速への道を急いでいたのですが誘惑にかられてふらふらと農家風建物玄関口へ。
玄関を入ったところには小さな和室があっておばちゃんたちがコーヒーとお茶菓子を食べています。張り紙には入浴のみ400円と書いてあります。
ここまで来て入らぬ訳にもいくまい。お金を払っていざ入浴。
狭い階段を下ると渓流を望む浴室がありました。たまさかこの日は男は崖側で展望なし。小さな小さな浴槽には無色透明の湯が貼られています。温泉分析書もなし。
こりゃあ、ただの名水を沸かした地域のコミュニティ入浴施設かもしれんな、 そんな風に考えて、湯舟につかってびっくり。
湯に入ったとたんに身体がつるつるします。浴槽を子細に眺めると内部や源泉注油口には白い沈殿物が固まっています。
バルブを開けて冷たい源泉をどばどば注ぎながらつるつるの湯を楽しみます。そうして源泉を口に含んで見ると、やはりというべきか、なにやら独特の風味がします。硫黄に近いけれど、ちょっと違う気もします。
経費やらなにやらで、温泉浴場としては届けていないのでしょうが、はっきりと温泉であると認識できました。
たぶん、昔から近在で高尾の湯といわれ親しまれていたのでしょう。その「効能」を慕って多くの人が「水汲み」に来ているのでしょう
思いがけない秘湯の発見に嬉しい思いで帰ろうとすると、おばちゃんが「どこからきたの? コーヒー飲んでいきなさい」。ますます嬉しくなりました。
昼食も食べずに走ってきたので勧められた柿の種を恥ずかしいくらいの勢いで食べて、至極満足して、この地をあとにしました。
この湯が、どの程度、知られているのかは解りません。
でも、現代において、秘湯というのはこんな浴場を言うのかもしれないなあと思いました。

 

 

 

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