FMラジオ生出演,
番組は
「静岡情報館
レスト・ラ・トゥール」


5月23日ラジオ生出演
(初体験)
2回目6月14日生出演
おいしい卵づくりにこだわり続ける清水さんに奥深い話を聞きます。
エサは自家配合と言って原料を単品で仕入れ季節にあわせ一ヶ月ごとに栄養計算して作っています。カロリー、アミノ酸、ミネラル、カルシウム、ビタミンと専門の獣医さんにチェックしてもらい配合しています。栄養計算が必要なのは鶏は卵を産むたびに体の栄養分を卵として出て行ってしまいます。生きていく栄養と卵を産む栄養がバランスよく取れていないと卵を産めなくなってしまいます。一般の卵のエサには許可されている添加剤が使われていますが私のところでは作って一週間以内に消費してしまうので保存料などを入れる必要がありません。その為、卵アレルギーの人でも私のところの卵は食べられると喜ばれています。
(それってすごいことですね)
鶏の飲む水も気をつけています。水質改善プラントを設け弱アルカリのミネラルイオン水を飲ませています。弱アルカリは体液に近く、体に優しい水です。酸性に近い水だと酸性の水を弱アルカリに変えてから吸収するので疲れやすくなってしまいます。
良い卵はカラがしっかりしていて若い鳥の卵は殻がすべすべしています。人間の肌とにています。子供と老人の肌の違いがあるようにカラも違ってきます。私の所では鶏は卵を産み始めてから一年で入れ替えています。
鶏の卵は黄身を作るのに9日間、白身とカラを作るのに1日で10日間かけて作ります。ですから10日間のエサの結果が卵に反映されます。雛を育てているエサから卵を産むエサに切り替えると7日で黄身の色が変わってきます。結構早く結果が出るので気をつけて管理しています。
黄身の色について、お客様から黄身の色について聞かれますが卵は自然に作られるものなので全部同じ色に作ることはできません。食べているえさの量、産んでいる卵の産卵率によっても変わってきます。
鶏も飼っている人の識別ができます。鶏はいつも見ている人は驚きませんが見慣れない色や大きさに驚きます。私の養鶏場では、ストレスのない環境でのんびり過ごしているので鶏は知らない人が来ても誰が来たかなと、迎えるようにのぞき込んできます。(愛情いっぱいですね。)
(なぜ、そこまでこだわるのか)
健康な鶏は健康なふんをする。健康なふんは臭くない。鶏を飼っていたら臭い汚いと言われますが、できるだけ迷惑をかけないで仕事をしていきたい。と言うことから環境を考え、その為には鶏を健康にする。健康にしたらおいしい卵になった。という流れで他の人はやらないことをやっていった結果です。今年は鶏糞の醗酵機械を入れ替え使いやすい肥料になりました。(ここをしっかりやらないとならないんですね。)
今、加工品として美黄卵の温泉卵、厚焼き玉子を作っています。
(スタジオの皆さんに食べてもらいました。どれも大変おいしいと喜んでくれました。)今後もおいしい卵を目指して作っていきますがおいしい卵をどうして食べたらおいしく食べられるかも加工品(プリンなど)を作ることも考えて行きたいです。また、取引先との連携、うちの卵を使っている取引先でも最近では美黄卵を使ったなにないと表示してくれています。将来、直売店を広くしたら週替わりで取引先の紹介をしながら美黄卵を使ったどこどこのなにないですと販売していきたいと考えています。(いいですね。楽しみにしています。)
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DJ佐藤智子さんと ディレクターの杉山さん