TRIMMEAN 平均(対象外を割合で指定)
 
 
 TRIMMEAN(セル範囲対象外の割合

セル範囲に指定した値の平均を求める関数です。
ただし、AVERAGE関数と違い、割合で指定した値によって計算の対象外を決めることができます。

対象外になる値は、範囲内の値の上位と下位から、それぞれ決められた個数が対象外になります。
対象外になる値の個数は次のようになります。

対象外の個数=セル範囲で指定したデータの個数×割合÷2
たとえば、データの個数が40、割合が10%のときは
  → 40×10%÷2=
従ってこの場合は、セル範囲で指定した値の中から上位2つと下位2つの値が対象からはずされ、残った値で平均が求まります。
また、対象外の個数が3.2や6.3のようい小数がついている場合は小数部は切り捨てられ、3や6として扱われます。

セル範囲  平均を求める範囲を指定します。
対象外の割合  平均から除外したい値の割合をパーセントで指定します。
 もしくは小数点(0以上1未満の値)で指定します。




次のような値がセルに入力されているものとします。




TRIMMEANB3:E1010% 43.166667 データの個数32×10%÷2=1.6なので対象外は上位1つ、下位1つになる。
従って、範囲内の値の99と2が対象外になり、それ以外の値で平均が求まる。

TRIMMEANB3:E1020% 42.4230769 データの個数32×20%÷2=3.2なので対象外は上位3つ、下位3つになる。
従って、範囲内の値の99、93、91と2、3、5が対象外になり、それ以外の値で平均が求まる。

TRIMMEANB3:E100% 43.625 対象外が0なので、全体の平均が求まる。

TRIMMEANB3:E10100% #NUM! 対象外を100%にすると、計算する値がないのでエラーになる。