2000.11.25(土)

時間 AM6:30〜PM12:30
天気 晴れ
潮回り 大潮
水温 17℃
釣法 はわせ・ずらし
刺し餌 オキアミ、大粒アミエビ
同行者

見事に釣り座を塞いでくれた
問題の船。

 今週は釣行禁止のはずだったのですが、午前中という条件付きで行く事を許されました。
不意の釣行だった為、場所の選定に頭を悩ませましたが、既に黒鯛が落ちに入っていると判断し、先週の対岸
UKGに決定しました。この場所は、沼津でも比較的釣果が安定している場所で、爆釣こそ無いものの、しばしば
40cm級が上がっている場所です。(ただし、例年の話であって、今年はその他の場所と同じく絶不調と聞いて
います。)昨年末は、毎週の様に通い、一応水深やポイントは分かっているつもりです。

 AM5:00に自宅を出て、海岸線を走ります。辺りはまだ真っ暗。途中UHに寄り、様子を見ていきます。
UHは今年5月〜7月にかけて絶好調だった場所。でも、今は釣り人であふれている為、疎遠になってしまい
ました。それでも、釣行の度に釣果チェックは欠かせません。本日UHをのぞいた時刻が、AM5:40。いつもなら、
既に、先客が2〜3名ケミホタルを付けて団子を投げている筈です。どうしたことか、今日に限って先客0。
あまりにも沼津が絶不調で、常連さんも足が遠のいてしまったのでしょうか?朝から、少し気が重くなります。
とりあえず、気を取り直して、釣り場に向かって車を走らせました。

 釣り場に到着すると、先客はここも0。場所は選び放題です。私の知る限りの一番のポイントに入ります。
この場所を確保出来たことにより、心はウキウキモードです。団子を作成する手にも力がこもります。本日の
配合は次のようにしました。

糠 6杯(1L容器)
砂 3杯半(1L容器)
細引きさなぎ 900g
おしむぎ 300g
アミエビ 水気を絞らず500g

 アミエビは汁を絞らずブロック半角。海水は一切加えません。出来あがった団子を握ると、やけに握り易く、
きっとこれだと5分は割れません。砂を両手に2杯、糠を1杯追加し、いつもの団子感に近く仕上げました。

 用意が出来たところで、早速空針に団子を包み、水深を測りつつ釣りを開始しました。以前通っていたので
大体の様子はわかります。15m程先にカケアガリがあり、そこの水深が約竿2本。はわせるので2本半以上に
なります。ウキは水深の抵抗を考え、3Bの強を選択しました。

 早速、オキアミで開始しました。本日は、餌取りが食ってこようが、オキアミとさしあみで通す覚悟です。
ふと、足元に目をやると・・・なんじゃコリャ?まるで、餌取りのじゅうたんです。
表層にキビナゴ・キンギョ(ネンブツダイ)、中層にコッパメジナ・スズメダイ、中層〜底層にオヤビッチャ、
底にはボラの回遊も見られます。また、その数が半端じゃなく多く、早くもオキアミへの不安が募ります。

 でも、そんな中でも、団子が2〜3分近くも持ちます。まだ、餌取りが集まってないからだな、と判断し、
10投位はそのまま続けました。でも、釣れるのは2分後に割れた団子から出た餌を食ってくるベラだけです。
先週に引き続き今週もベラの猛攻。先週の場所とは、直線距離で目測300m程度しか離れていない為、
釣れる魚は同一で当然なのですが・・・。あまりに団子がもつ為、砂を両手に3杯追加し、割れを調整しました。
投入してみると1分〜1分30秒で割れます。バッチリの調整です。よしよし、これからだぞと思いながら
投入し続けました。
ハワセ幅は3〜4ヒロ、大体15m先のカケアガリに団子を投入し、ウキは7〜8先くらいにある感じです。
投入して着底までに30秒くらい、それから仕掛けが潮になじむまでに20〜30秒くらい、手返しに3〜4分、
そんなリズムで黙々と打ち返しました。

 刻々と過ぎる時間、釣れない黒鯛、焦りが募ります。4時間程度が経過したAM10:00過ぎアクシデントが
発生しました。それまで、吹いていなかった風が出て来ました。別に風程度なら問題ないのですが、今日の釣り座
は、船と船の間を釣る場所です。南東から吹く風に煽られた船が釣り座正面に動きます。それまで作っていた
ポイントは完全に船の下に潜りました。最悪。仕方が無いので、風がやむまでしばらく待つ事にしました。
20分位待つと風が少し緩み、船が潮の流れに沿って動き、それまでのポイントが出てきました。すぐに団子を
打ちます。するとまた、風。今度は休まずに、船と船の間隔が2m程度になってしまったポイントに投入します。
一歩間違えると、船に団子があたったり、仕掛けを絡めてしまいます。緊張の投入が続きます。
でも、本当の所はこの間1時間程度、ほとんど釣りになりませんでした。

 辛抱を重ね、1時間程経過してから、やっと、リズムよく釣りが再開できるようになりました。でも、釣れる魚は
ベラのみです。ベラの様な小型の魚が釣れるのは、大型の魚が寄ってない証拠です。時刻は既に釣り始めから
4時間半も経っているのに・・・。これは、ハワセの調整以前の問題で、魚が居ない様です。沼津の黒鯛は
一体どこに行ってしまったのでしょうか?

 時刻は既にPM12:30です。本日はここまでしか時間がありません。仕方なく諦めて、帰り支度をしていると、
隣りでウキ釣りをしていた方が、「この場所空きますか?」と話しかけてきました。どうぞ、どうぞと空ける私。
少しお話をさせてもらいました。私「全然だめですよ。」、隣人「黒鯛でしょ。今全然聞かないな〜。」、
沼津でも、実績の有るこの場所で、この会話。話になりません。

 はぁ〜、今年中に何とか後1枚は上げたいですねぇ〜。1日時間が取れる日が有る様なら次回は沼津を
少し離れて、清水港に伺ってみたいと思います。

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