2000.12.16(土)
|
今週も前回と同じく、清水港に釣行する事にしました。本日は、友人との忘年会が夕方に控えており、長時間は
出来ない予定です。そうとは分かっていても時間が有れば釣りに行きたい気持ちは押さえきれませんね。(笑)
そんな訳で、ハードスケジュールを承知の上で午前4:30に自宅を出発しました。清水に向かう途中、バイパス
からみた工場の煙突の煙をみて不安になりました。地上ではそれほど感じないのですが、北西の方角から風が
吹いているようで、南東の方角に向けて煙が流れています。しかし、いざ現地に到着すると、風に関しては
無風状態に近く、ほっと胸をなでおろしました。また、目指した堤防には先客がおらずどの場所でも選び放題です。
早速、前回釣果を得た堤防中央部よりも先端寄りのケーソン1個分戻った位置に釣り座を構えました。
本日の配合は以下の通りです。前回の反省はアミエビの量でしたので、今回は半角程に減らし様子を見ながら
調整する事にしました。
糠 8杯(1L容器)
砂 4杯(1L容器)
細引きさなぎ 900g
おしむぎ 300g
アミエビ 水気を絞らず半角
水分は全く入れません。アミエビブロックを半角も入れると十分な水分量となります。それと、前回の釣行時
に判明したのですが、この場所はボラを避けて通れないようですので、この時期とは言えどカチカチ団子は
必須です。まずは、団子を作り、2個程ポイントに投入後仕掛け作りに入りました。
仕掛け作成後、水深を測る為に空針を団子に包み投入します。大体いつも3〜5投位で測定できますので、
いつもの様に測定していた2投目・・・空針を回収しようと竿を立てます。と、重い反応。何だ?と思っていたら
急に強い締め込み。正体はボラでした。途中で外れたので、スレだとは思いますが、たった2〜3投でこの
ありさまです。先が思いやられます。
さて、今回私が掲げたテーマが1つあります。本命アタリを見極める事。分かっている様で実に難しい課題です。
上手な方は本命以外は殆どアワセを入れないし、また掛けないと聞きました。また、ボラを掛けて暴れる事により
黒鯛に警戒心を与えてしまう様です。
また、今日は孔雀の羽で作成した新作永易ウキの実釣テストも兼ねています。ウキはかなり良い出来で大満足
で、手返しを続けました。午前9時を過ぎたその時・・・急に風が強くなりました。方角を確認すると西風。
間違い無く季節風です。昨日まで穏やかな日が続いていたので、安心しきっていたのですが・・・甘かったようです。
風は次第に強くなり、最終的には竿を片手で支えきれなくなりました。ウキは斜めどころか、水面に寝そうな程
風に煽られて倒れています。アタリが全然取れません。時々スーと入るアタリがありますが、明らかにボラアタリ。
それは見逃します。と次の瞬間、ススッとゆっくり入りました。瞬間的にアワセます。グングンと引く魚信。
ついに来たか?と思い竿をためていると一気に下に突っ込みました。あぁ、ボラだ。残念。魚体は見ていませんが、
間違いありません。でも一向に浮く気配がありません。格闘する事5分強。浮いてきたのは60cmを超える巨ボラ
でした。この時点でも、相当な風が吹いています。風が吹いたからといって途中で投げ出す事は、本意では
ありません。逆に風が吹いた事によって、強風時の練習が出来ると、良い方向に考え、練習のつもりで投入を
繰り返しました。風に流される浮き、道糸、煽られる竿、頻繁に修正しなければならない糸、どれも過酷な状況下
では必ず対応しなければなりません。釣りやすい状況での練習も必要かとは思いますが、逆にこの様な釣りに
ならない状況での練習もきっと必要です。私が、この様な中で釣りきれる様になる日は、何時来るのでしょうか?
風で釣りにならなかったとはいえ、また数々の課題を作ってトボトボと帰路につきました。
戻る