2001.1.6(土)

時間 AM7:00〜PM16:00
天気 曇り時々晴れ
潮回り  
水温 17℃
釣法 はわせ・ずらし
刺し餌 オキアミ、大粒アミエビ
同行者

納竿寸前に食ってきた27cmの本命と、団子で釣れたヒトデ

 本日は、記念すべき21世紀の初釣行です。竿を出す場所は、既に昨年の年末より決めておりました。
昨年の納竿釣行で波が這い上がり、入れなかった波止です。本日は、季節風の西風は吹いておらず、
北東の非常に冷たい風でした。天気予報では晴れの筈が、現地に到着すると厚い雲に覆われ曇り。
震え上がる様な寒さでした。
 本日の水温はなんと17℃。しかも朝7時の測定でこれです。この時期にこれほど高い水温は経験が無い
のですが、やはり、異常気象なのでしょうか?気温よりも水温がかなり高い為に朝方は海から湯気が立ち上って
いました。

本日は今年最初という事で、酒と塩を持参しました。釣り座を決めてから、酒を海に撒き、塩を釣り座に撒いて
お清め後支度を開始しました。(ちょっとやりすぎですね(笑))

今回の団子配合は、以下の通りです。

糠 6杯(1L容器)
砂 1杯(1L容器)
荒引きおから 1杯(1L容器)

細引きさなぎ 1s
おしむぎ 2握り
アミエビ 水気を絞らず半角

釣友まけらいおんさんの配合よりヒントを得た、荒引きおからが入っています。その代わりに砂を極端に減らし
団子がゆっくり沈む様にしました。また、時期を考え、おしむぎは2握りに抑えました。

 まずは、これでスタートします。いつもの通りに空針を団子に包み水深を測ります。3〜4m程度か・・・。
数投し、大体の水深を計りましたが、団子が潮に流されます。ちょっと砂が少ないかな?と思い、両手に3杯程
追加します。そして、今度は餌を付けて投入します。ところが、水深をしっかり計ったはずなのにウキが沈みます。
どうやら、初期配合は砂が足りなくて団子が浮いていた様子。今は、ちゃんと着底しています。再度、水深を測り
直すと、竿1本強程でした。いつもよりかなり着底に時間が掛かります。砂が少ないから当然ですが、5〜6m沈む
のに20秒弱掛かります。また、本日はおからを入れている為、カチカチに握っても、大体70〜100カウントで
割れます。時間に直すと、1分半から2分程度と言うところでしょうか。

 数投後、早速ウキにアタリが出ます。見た瞬間餌盗りと分かる鋭いアタリが連発します。投入回数に対して8割位
餌を盗られます。これも、この時期にしては驚きです。昨年の同時期はフカセで攻めて全く餌も盗られません
でした。本日の刺し餌はオキアミとサシアミ。オキアミは、どの状態が一番良いか分からない為、1匹がけ、
頭部カット、むき身のそれぞれをローテーションしながら探ります。サシアミは房掛けにします。その結果、どうも
オキアミの方が良いようでしたので、頭部カットを中心にしました。

 そのうち、10時を過ぎると続々釣り人が集まってきました。皆さん常連さんで、ほとんどがカゴ釣りです。
ここ沼津は、30m〜50m程度の距離に養殖イケスがある波止が沢山あり、その様な場所はイケスのキワに
ポイントを定めて真鯵、真鯛狙いの方が沢山おります。皆さんご多分に漏れず、本命は真鯛狙いの五目釣り
です。しかも、アミエビをジャンジャン撒いています。せっかく私の団子に集まってきた餌盗りが引っ張られないか
心配。とりあえずはしばらく様子を見て、明らかに引っ張られている様だったら集魚を効かせればいいやと思い、
そのまま続けました。しばらくしても、相変わらず餌が盗られ続けます。どうやら、問題無い様子。それにしても
本日は、全然潮が動きません。午前中は非常にゆっくり左〜右に流れていたのですが、午後になって完全に
止まってしまいました。沖から堤防側にゆっくり流れてくるだけです。

そのうちカゴ釣りの方々は、良型の鯵が釣れ出しました。時間は午後2時を回っています。自分の方は、突然
餌盗りがいなくなり、オキアミでもサシアミでも残ってくる様になりました。カゴ釣りに餌盗りが引っ張られたのか
はたまた、本命が寄ってきて餌盗りが散ったのか・・・それによって対処方法も違うので、状況判断が難しいところ
ですが、本命が寄った事にかけてそのまま続行しました。1時間程経過してから、ウキに変化が現れる様に
なりました。相当微細なアタリで、ウキが1cmも沈みません。あわせて良いものかどうか判断に悩みます。
とにかく、大きく沈むアタリを待つ事にしました。既に時刻は15時30分を回っております。団子は既に後3投分
程しか残っておりません。1投毎に気合を入れて握ります。遠投する団子。着水、着底。ウキが手前に流れて
来てしばらくし、また微細なアタリが出ました。と、その後ゆっくり大きくトップまで沈むアタリ!瞬時にアワセました。
グングンと首を振る黒鯛の引きが伝わってきます。水面に浮いてきた魚体を目視すると小さいですが、念の為
玉網を使用し、取り込んだ本命は27cm。年始一発目の幸先の良いスタートです。

 結局その後、残った3投分の団子を投げた時点で、16時になり日も落ちたところで納竿しました。

【小さな疑問】
 団子で「ヒトデ」が釣れました。あと、「ガンガゼ(うに)」も釣れました。それらもオキアミを食うのでしょうか?(笑)

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