2001.1.13(土)

時間 AM7:00〜PM16:00
天気 曇り
潮回り 中潮
水温 15℃
釣法 はわせ・ずらし
刺し餌 オキアミ、大粒アミエビ、イワイソメ
同行者

自己記録更新。41cmの銀鱗。

 本日の釣行は、前回と同様の「UT」。この釣り場は、実はかなり風に弱く、西風や北東の風は命取りになります。
ここ2〜3日雨が降り、更に強い季節風がふいたので、本日も非常に心配です。現地に到着した時刻がAM6:00
過ぎ。まだ、辺りは真っ暗です。一番気がかりは風なので、早速車から降りて、まずは釣り座の確認です。
堤防上に立つと、強い西風。一瞬不安がよぎります。それでも、「絶対にこの場所で竿をだしたい!」そう、強く
思っていたので、多少風が強くても後悔しない様に竿を出す事にしました。

 ところが、どうでしょう。道具を取りに車に戻り、堤防に向かうと何と風向きと風の強さが変わっているじゃありま
せんか。ついさっきまで、強い西風だったのが、かなり弱い北東の風になっていました。釣りには全然問題無し。
相当ツイテいます。よっしゃ!と思いながら本日の団子作成にはいりました。

今回の団子配合は、以下の通りです。

糠 8杯(1L容器)
砂 2杯(1L容器)
細引きさなぎ 750g
おしむぎ 3握り
アミエビ 水気を絞らず半角

前回釣行時に、以外に餌取りが多かった為、今回は、オカラを入れずに作成しました。その代わりに、バラケの
調整は砂とさなぎでする事にしました。

本日の潮回りは中潮で、満潮8:31、干潮14:09です。要するに干潮を釣る感じ。あまりいい感じでは
ありません。釣り始めて直ぐに、上げ一杯になりました。ふと、一段低くなった部分の荷物に目をやると・・・
なんと、堤防上に潮が少しかぶっています。中潮なのに異常に潮位が高いです。まるで、大潮みたい。
これで、風が出ると、間違いなく堤防に波が這い上がります。荷物を高い場所に移動し、再度続行。

途中で、声を掛けてくるおっさんがいました。一生懸命団子を握っていると、
おっさん「何を狙っているだい?ああ、メジナかい。」
私の心の中(団子を握っているのに、どこがメジナじゃい!)
私「黒鯛だよ。」
おっさん「ああ、黒鯛か。しかし、この釣りは金がかかる釣りだねぇ。」
私「・・・いや、糠と砂とさなぎとおしむぎで作ってるから、600〜700円だよ。」
おっさん「ああ、それならまだいいよね。市販の餌使うと3000円くらい掛かるからね。」
私の心の中(おっさん、分かってんじゃん♪)
〜団子を投入する私〜
おっさん「あれ?団子釣りなのに、ウキが沈まないねぇ。」
私の心の中(余計な御世話じゃい!!!ハワセだから当たり前だ!!!)
私「ん、これね。這わせているからね。」
おっさん「そうだろうねぇ。あと、団子はもっと水を入れなきゃ握れないよ。」
私の心の中(全くお節介なおっさんだよ。俺の団子はこれで十分握れるんだよ!!!怒)
私「・・・」

やり取りの一部始終を書きましたが、全くお節介な方がいるもんです。自分は、他の方の釣り方に関して、
とやかく言うのは嫌いなので、自分もほおって置いて欲しいと常に思っております。(笑)

さて、横道にそれましたが、肝心の釣果は41cm1枚。本日初めて使用するイワイソメを食ってきました。
その他には、オキアミ、サシアミを用意しました。最初は、オキアミの丸ごと/頭部カット/剥き身、サシアミを
ローテーションし、魚の活性を確かめる事と、アタリ餌を探る為に色々試しました。しかし、オキアミが
時々盗られるものの、先週の毎投餌が盗られる状況とは打って変わり、丸ごと残ってくる事がほとんどでした。
午前中は、手の打ち様がなく、12時にお昼を食べに車に戻り、弁当を食べながら再度作戦を練りました。
それまでの、途中経過の反省点としては、まず、見逃しているアタリは無いかどうかでした。今週は雨、風により
海が荒れた後と言う事もあり、水温が1週間前より2℃も低下しています。その影響がかなり出ていると
思われます。まずは、餌取りを集める事が先決。でも、集魚を効かせすぎるのはかえって逆効果だし、
悩むところです。そこで、忘れていた「イワイソメ」を使う事を思い出しました。こちらでは関西とは違い
大変高価な餌です。7匹で1000円。これを用意していたのです。

早速釣り座に戻り、イワイソメを取りだし続行。するとどうでしょう。オキアミでは、ウンともスンとも言わなかった
ウキが高反応を示す様になりました。「時合いかな?」とも思ったので、試しにオキアミにしてみました。すると、
やっぱり無反応。これで、刺し餌は決定しました。それから間もなくしてからです。団子が着底し、少し経ってから
ウキにボラそっくりのアタリが出ました。午前中もボラを1本掛けたので、全く疑いはしません。すれアタリの様に
フワフワした後に非常に勢い良くスポッと沈みました。水中に消しこんでもまだ私は合わせません。ボラが
餌を離すのを待っているのです。しばらく待ってもウキが浮いてこないので、仕方なく仕掛けを上げました。
その瞬間にギュイーンと竿が締めこまれ、かなりの走りを見せました。でも、ボラの60cmに比べたら
たいした事はないパワーです。3〜4回の突っ込みを見せた後にそいつは浮いてきました。ボラと信じて疑わ
なかったので、魚体を見てびっくり。何と本命。視認するだけでも、40cmはありそうです。慎重にタモ入れして
検寸すると、自己記録となる41cmでした。(実は38cmが最高だったんですねぇ。)
更に、雰囲気がかなり良いため、2枚目を狙いました。時々、刺し餌をローテーションして状況を確かめますが、
やはり、オキアミは駄目でイワイソメなら食ってきます。それも、相当ハッキリしたアタリ。先程の例があるので
アワセに迷いが生じています。30分程、そんな状況が続きました。と、急に風が吹き始めました。季節風の西風。
それから30分もしない内に暴風となり、とても竿を片手で持てなくなりました。でも、諦められない私は、
釣れなくても、風の練習だ!と勝手に理由をこじつけて釣りを続行しました。海がウネリが出始めてからは、急に
餌取りのアタリも遠のき、餌も取られなくなって16時少し前に納竿しました。

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