2001.1.20(土)

時間 AM7:00〜PM17:00
天気 晴れ時々雨
潮回り 若潮
水温 16℃(3m底)
釣法 はわせ・ずらし
刺し餌 オキアミ、岩いそめ
同行者
 

 本日の釣行場所は、今年に入ってから自分にとって好調が続いている「UT」。厳寒期に突入したとは言え、
前回までの、釣果、餌取りの具合からまだまだ期待出来そうです。また、今日は団子団内浦支部久々の
OLM?(2人なのに?(笑))です。


団子団:「黒鯛団子釣り名人への道」作者の竹下さんを団長とし、HP、掲示板を本部とする団体?(笑)
団子団内浦支部:私ふくちゃと、「糠と砂のラプソディー」作者のまけらいおんさんの2人で構成する、団体?(笑)ちなみに
           普段は、私は「ふくさん」、まけらいおんさんは「まけさん」と短縮された愛称で呼ばれています。

 時期が時期だけに、一番の心配はやはり風。天気予報だと、北東の風で2〜3m程度とか。西風さえ
吹かなければ問題ありません。朝到着した段階では、時折北東の風が吹きますが、背から受ける形になる為、
気分良く釣りがスタートできました。

 さて、気になる団子配合ですが、実は思うところあって今回よりきっちりした計量は止めました。
団子の配合を計る基準は自分の手。何十年も修行を重ねた寿司職人は毎回握るシャリの粒がほとんど同じと
言います。料理と釣りはもちろん違いますが、自然相手の釣りには決まった形は無いと言う事でしょうか。
ただ、手で測るとは言ってもそれは団子の最終仕上げでのお話です。混ぜ合わせる段階では、糠はバッカンの
半分くらいだな?とか砂は大体この辺りまでだなとか、大体の目安を立てて目分量で混ぜ合わせます。
もちろん、こんな事をするのは本日が初めてなわけで、いきなりドンピシャに上手くいく筈がありません。
当然、出来あがったものは上手く出来ている筈も無く、まけさんと団子比べをしてもその差は歴然。極普通の
団子から見れば恐ろしく握りにくい団子ではありますが、片手でぎゅっと握って形になってしまうくらいです。
当然手直しをします。砂とさなぎを様子を見ながら追加、もっとパサパサにする為に糠も追加して何とか
いつもの団子に近い感触に仕上げました。その時の感覚で大体の配合はこんな物だと思います。ただ、
先に申し上げた通り、手で触れた感覚を元にしている為、下の配合はあくまで目安と思ってください。

手感覚の初期配合。但し、団子の割れや餌取りの状況を見ながら変化するので、最後までこの配合と言うことは
100%ありません。

糠:砂 多分手で触った感触で2:1位でしょう
細引きさなぎ ダイワ新鮮パック特用半袋
おしむぎ 3握り
アミエビ 水気を絞らず半角
出来あがりが、丸バッカンに7分くらい

 さて、団子が出来たら早速釣り開始。私はこの瞬間が一番大好きです。なんて言うんでしょうか、期待に
胸を膨らますと言うか、とにかくワクワクするんです。きっと皆さんも同じだと思います。隣では、一足先に
まけさんが棚取りをしています。私も、空針を団子に包み団子を投入して棚を計ります。大体の水深は分かって
いるので、3投程度で刺し餌を付けて団子を打ちます。最初は餌取りの活性を確認する為に若干底を切る
様な形に設定します。それで数投。すると、餌が毎回取られます。どうやら本日は活性が高い模様です。
餌取りの活性が分かったので、そこからハワセに持っていきます。投入毎に50cm位ずつ棚を深くしていきます。
餌取りのアタリが分からなくなる位置までハワセを大きくして、様子を見ました。
相変わらず、毎回餌は取られます。今回は、前回の反省を踏まえて、ここぞと言う場面では直ぐに岩いそめを
使用できる心構えがあります。でも、そんな時に限って雰囲気が出ないものです。
天気良し、風は無風でべた凪、緩い潮、そして毎回取られる餌。かなり良いコンディションの気がしますが
肝心の黒鯛の気配が出ません。そのうち、潮が完全に止まってしまいました。何時までたっても、潮は動きません。
時刻は12時。弁当を取りに車に戻りました。帰ってくると、まけさんより「潮が変わったよ。」との事。確認すると、
それまで止まっていた潮がゆっくり動き出しています。とりあえず腹ごしらえをして、直ぐ釣りに戻りました。
再開してしばらくすると、また潮が止まってしまいました。それと同時に雲行きが怪しくなってきました。
天気予報によると、本日は曇り時々雨の予報。雨程度だったら釣りには問題ないのですが、冬の雨はつらい
ところです。時刻は14時過ぎとなりついに雨が降ってきました。カッパを着込み続行します。あれだけ天気が
良かった午前中がまるで嘘の様です。雨は容赦無く冷えた体を叩きつけます。相変わらず餌は取られません。
濡れた手で団子も異常に握り難いです。堤防上に5〜6名いた釣り人も次々にギブアップしていきます。
ついには、私、まけさん、カゴ釣りの常連さんの3名になりました。粘って粘ってついにウキが沈みました。
上がった魚はなんてことは無いクサフグです。あわせるつもりは無かったのに、反射的に体が動いてしまいました。
終了間際に釣れたフグで、疲れが一気にでました。それをあざ笑うかの様に堤防上でフグがブーブー鳴いて
います。時刻は既に16時を回っています。だんだん薄暗くもなってきました。今日はウキが見えなくなるまで勝負!
と、気負っていましたが、結局16時45分位に雨に雪が混じってきた段階で終了しました。

 そういえば、釣友まけさんが雪の為、東名通行止めにあってしまいました。夕方まで付き合わせてごめんね。
まけさん。

【教訓】
  冬の雨は辛い・・・でも釣りは止められません。(笑)

P.S 家に帰って道具の手入れ時に、リール内部に砂が侵入している事が発覚しました。雨により手に付着した
団子が溶けて入ってしまった様です。今、全てばらしてメンテナンス中です。

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