2001.4.7(土)
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【AM6:00〜AM10:30 前半戦 蒲原】
今回も、ここの所通い詰めているテトラに乗ってフカセをする事にしました。一応、フカセ修行は今日で終わりと
自分で決めています。その為、嫌がおうでも気合が入ります。前回は、5時半に自宅を出たのですが、現在では
既に、明るい状態。夏場は、暗い内に釣り座を確保し、手元が見える位になると同時に釣りを開始する自分に
とっては、随分出遅れたスタートでした。その為、今回は、4時半前に自宅を出発します。
現地到着は、5時ちょっと過ぎ。早速テトラに乗って状況を確認しようと、ポイントに向かうと、既に浜でキャストを
繰り返している方がいました。お話を聞くと、ヒラメ狙いとの事。そう、ここ蒲原はキスはもとより、ヒラメも狙える
キャスターにとっても嬉しいポイントです。しかし、ここの所ヒラメも芳しくない様子です。「頑張って下さいね。」と
一言掛けた後、テトラに向かいました。
当日は、大潮の為、ベストポイントのテトラに乗れるか心配でした。そう、ちょっとでも波気があるとまともに潮を
かぶるのです。しかし、心配は無用でした。波はベタベタ、潮は動かず濁った泡が漂ってる始末。釣り人にとっては
実に釣り易い環境ですが、魚にとっては最悪でしょう。まあ、一日こんな状態である事は無いでしょうから、
潮が変化する事を期待しながら支度に取り掛かりました。本日の配合は、オキアミ1.5キロにダイワの4倍コマセ
チヌ。それに、糠と少量のおからを加えて混ぜ合わせます。4倍は初めて使ってみたのですが、ニンニク臭が
強烈で、足元に置いてあるバッカンから臭いがぷんぷん漂ってくる位です。作ったコマセのバッカンを片手、
竿、玉網を片手にしてテトラに乗りました。
ポイントにたどりついたら、早速潮の確認をします。ここでの潮の読み方は、前回望月さんに詳しく教えて
いただいたので、おおよそ分かる様になってきました。釣り始めて直ぐに分かった事は全くのダメ潮。右〜左の
パターンが良いそうですが、今は左〜右。しかも、手前に押しつける潮がきつくて、ウキが沖目から手前に
流されてきます。仕方がないので、沖目にコマセを投入し、仕掛けも沖に投入します。そして、数m沖に転がって
いるテトラの裏を通して、手前に流す様にしてみました。1投目・・・餌無し。2投目・・・針無し。この時点で、フグが
大量に居る事が確定します。3投目、4投目、次々手返しを続けます。毎回の様にフグが反応し、そして入れ食い。
何匹釣ったか分かりません。その間にも、潮は多少変化を続けています。完全に止まってしまったり、非常に
ゆっくり左〜右へ流れたり・・・。左右の潮に変化してからは、横のラインを作る事に専念してみました。
沖目に一つ、そして、手前から払い出して、斜めに流れる潮に一つ。余り複雑な事をすると自分でもわからなく
なりそうなので、この2本で攻めてみました。先程までとは、随分変化し、餌が余り取られなくなりました。
明らかにチャンス到来。1投1投を丁寧に流します。でも、食わない。何故でしょう?明らかに気配バッチリ、
潮も良し、コマセのラインもイメージ通り、でもアタリがありません。その間僅か30分足らず。潮は直ぐに
止まってしまい、逆に今度はポイントを前にして見渡す限りの場所が半円を描いた様に元気の無い茶色の泡が
停滞する様になりました。きっとこれが、最高にダメな潮なんでしょう。直感的にそう感じただけですが・・・。
既に、釣り始めより時刻はかなり経過しています。当日の潮周りは、AM11:30頃に干底を迎えます。満潮時でも
2m程度しかないこの釣り場は、大潮の干底になると全く釣りにならなくなってしまいます。案の定10:30頃には
釣りにならなくなり、蒲原は納竿しました。
しかし、これで収まりがつくはずがありません。ここしばらく団子がご無沙汰だった為、団子握りたい病が発病
していました。と、言うわけで、後半戦は沼津に移動して団子を投げることにしました。
【PM12:30〜PM17:30 後半戦 沼津】
蒲原から車を飛ばし、向かった先は、沼津のUTでした。この場所は、私の一番お気に入りの場所。
しかし、普段からカゴ釣り師が多い為、出遅れた釣りになると思い通りの場所に入る事が困難になります。
所が、到着すると、全く人がいません。遠目にみると、まともな釣りをしている人は僅かに二人。それでも、まずは
海の様子を確かめないとと思い、先客に声を掛けて見ました。その方は、フカセだったのですが、全く餌も
取られないとの事。「やめた方がいいと思うよ。」とも言っていました。どうしようか迷いましたが、フカセ師との
トラブルを避ける意味も含めこの場は退散する事にしました。
次に向かった場所は、UH。昨年、実績を十分残した場所です。到着すると、5名程が波止にいました。
釣りの種類も、タコ狙い、投げ釣り、フカセ、団子が入り乱れてめちゃくちゃ。こりゃ釣りにならんとも思いましたが
ここでは、既に半年以上も竿を出していないので、様子見も含めて釣りを開始しました。見る限り魚が全く
見えないので、集魚をかなりきつめに設定。アミエビ+マダイパワーを配合します。団子を投入。3分以上も
割れません。次に投入。また3分以上も割れません。何回繰り返しても、状況は変わりません。しばらく経ってから
後ろで団子を投げていた若者が声を掛けてきました。何でも、午前中はベラが多少動いていたとの事でした。
でも、今は全く魚が居ません。おかしい。通常なら、水温の低い午前中がダメで、多少は水温が上がる午後の方が
期待が持てるはずなのに・・・。当日は、かなりの晴天です。少なからず、午前中より1〜2℃は上昇しているはず。
しかし、いくら投げようが、全く生命感無し。結局2時間団子を投げて一度も餌を取られずに場所を移動する事に
しました。
次は、UTAを見る事にしました。ここも実績場です。しかし、到着した時には、小学生が護岸の上から
海に飛び込んで遊んでいました。この時点でこの場所は早々に諦めました。
そして、最後にたどり着いたのが、UKG。ここは、ちょっとした護岸の癖して、実績十分の場所です。
何人かは先客がいますが、竿を出せるスペースは十分です。早速荷物を運び、釣りを開始しようと海の中を
見ると・・・なんじゃこりゃ???餌取りがうじゃうじゃいます。上から下まで見事にびっしり。まるでシーズンを
思い出させるその数に唖然としました。団子を投入すると、UTでは3分持っていた団子が、ここでは1分程度。
こりゃ期待大だ!と思い、手返しを続けました。途中、ベラやカサゴが釣れます。あまりにも団子が早く割れるので
糠を両手に2杯追加し、団子を締めます。そしたら、今度は急に割れなくなってしまいました。また、2〜3分持つ
団子に逆戻りです。急いで、手直しをします。砂の追加・・・さなぎの追加。ようやく割れのタイミングが良くなって
きたと思ったら、今度は餌取りがつつかなくなってしまいました。クロダイがよって来たかな?と思いましたが、
何時までたっても、魚が寄ってこない。付け餌は全く取られない。ウキに気配を感じる変化も現れません。
どうやら、単純に餌取りが居なくなっただけの様です。5m程隣りで、遠投カゴ釣りをされている方々も全く反応は
無い様子。この方々、色々話しをするとかなりつわものの様子。この日のタックルも超大型に備えて、3〜4号
クラスの遠投磯竿、両軸リール、ハリス3号、まるでヒラマサでも狙う様なゴツイものでした。以前にも、4号ハリスで
ハリスを切られているらしいのです。実はこの場所は常連の間では、45cmではリリースサイズと言われていて、
本格的にクロダイを狙っている方々は、皆50オーバーに狙いを定めています。その代わり数は出ません。
私のタックルを見て、その方、「3キロが来たらどうすんの?」と一言。3キロ?60オーバーですね。果たして、
この仕掛けで仕留められるかどうかは、掛けてみないと分かりませんよね。話しが横道にそれましたが、
結局この後は、ウキが見えなくなるまで粘りましたが、15cm程の小カサゴが釣れただけでした。
う〜ん残念。
【自信喪失】
今回の蒲原は、確実に仕留められる状況となっていたにも関わらず、結果が出せませんでした。イメージ通りの
展開でのボーズに自分自信に対して、大変な憤りを感じ、へこみました。
しかし、もう大丈夫。次回の団子復帰釣行に向けて既に、作戦を練っている最中です。(笑)
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