2001.6.30(土)

時間 AM4:30〜PM18:00
25cmと小さいですが、一応
本命です。
天気 曇り時々雨
潮回り 長潮
水温
釣法 紀州釣り
刺し餌 オキアミ、コーン、ボケ、練り餌、さなぎ
同行者

 今回は、実に3週間ぶりの釣行です。ここの所、仕事が忙しく釣行予定を返上しての休日出勤が続いていた為
です。そちらも大分落ち着いてきて、やっと釣行出来た次第です。

 さて、今回の釣行場所は沼津です。沼津も6月に入ってから、のっこみが本格化した様で、現在の様子はと
言うと、餌取りが激しい中に混じって孕んだ黒鯛が釣れるという、おかしな現象が続いています。本日も例外では
無かった様です。4枚上げた常連さんの話ですと、2枚が卵を持っていたそうです。既に季節は夏まっしぐら・・・。
そろそろ落ち着いてくれないと、今後に不安が残ります。あと、今回気になったのは潮の色。黒鯛釣りには
程良い濁りが入っており、濁りだけを見たら最高の状態です。ただ、潮の色が非常に悪い。何て言ったら良いので
しょうか?澄んだ濁りではなく、澱んだ濁りなのです。もしかしたら、湾内に潮が溜まっているのかも知れません。
少々不安でしたが、朝4:30に団子を作成してスタートしました。

 スタート時点の団子師は私を含め2名。この場所の常連さんです。団子は見る限り配合団子。私は、集魚を
合わせる為に、アミエビを3つかみ、チヌパワーV9を片手一杯追加して開始しました。
私が棚取りをしていると、何と隣りの竿が曲がっているではありませんか。竿先は黒鯛独特のガツンガツンと
叩く動きで、浮いた魚は勿論本命でした。話を聞くと一投目にヒットしたそうです。群れが異常に濃いか、
状況が異常なのかは分かりませんが、居る事は確認できましたので、俄然やる気がでます。
その後、常連さんは僅か1時間強の間に合計4枚を連発し、10時頃に帰っていかれました。
 私の方はと言うと・・・13:30頃に25cmがヒットしました。小さいですけど、永易ウキを使用したハワセで
餌は冷凍ボケ、「来た!」と雰囲気を感じて3投目のヒットでした。アタリは前アタリからゆっくりトップを大きく
引き込む理想的なアタリでした。その後も、群れが大きいのか雰囲気がむんむんと漂っていたのですが、
後から来た常連氏のチヌパワー団子で餌取りもろとも居なくなり、次に雰囲気が消滅して終わってしまいました。
15時頃からは斜め正面から強い風を受ける格好になり、釣りになら無くなってしまい18時に終了しました。

当日気づいた事、状況などを下記に記述します。

【海況と私の対策】
 まず、海の状況なのですが、餌取りが非常に多くコーンでも全く餌が残らない始末です。でも、餌取りが多ければ
多い程、そして海況が悪ければ悪いほど釣りが楽しい・・・(波、風、早い潮流で釣りにならない場合は除きますよ。
念の為)そんな自分に呆れます。そんな場合は、糠を足し、団子を思い切り締めます。次に潮ですが、これまた
悪く、潮が全く動かない状態です。自分の正面に投入したウキが3分経っても左右どちらにも動いてない状態。
波も無い。風も無い。まるで池みたい。5段階評価で言えば2でしょうね。間違い無く。ちなみに1は前述プラス
赤潮ですね。(笑)

 で、動かない潮にどうしたかというと、玉ウキを持ち出しました。潮が動かないから、魚も動かない。だったら
餌を動かして魚にアピールしないと駄目と判断したからです。この判断合っていたか、間違っていたか
分かりませんが、玉ウキで当日3回程バラシました。内1回は恐らく90%ボラスレだと思います。残り2回は
正体を見ていないから分かりません。
 潮が動き出してからは、永易ウキと寝ウキを使い分けました。

【集魚】
相変わらず強い集魚で魚を引っ張られる事が多い様です。本当は、糠、砂、さなぎ、押し麦だけで勝負したいの
ですが、周囲がそれを許してくれません。
また、今回気づいたのですが、群れが結構大きい様です。しかし、上記の集魚でおかしくなって、アタリも小さく
くわえても離してしまう事が多い様です。当日の状態で、全員糠団子だったら、一人5枚以上は釣れていたでしょう。

【サシエ】
餌取りが本格化するのは、これからだと思いますが、この場所ではオキアミでは殆ど釣りにならないと思います。
餌取りの数が半端じゃないです。

【遠投について】
常連氏は「皆、遠くに投げているけど、そんな事しても釣れない。」と仰ってました。が、それは違うと思います。
近投でも確かに釣れるかも知れませんが、それは釣った魚ではなく、釣れた魚と思います。私の理解する遠投は
ポイントの探索や餌取りの溜まるゾーンの把握、しかも潮の流れによってもそれが変化しますから、当然
投げるポイントは遠くなったり、近くなったりしています。勿論遠くが良いわけでは有りません。その時々によって
ポイントが遠ければ遠投するし、近ければ近投します。どちらが良いなんて事は言えないと思います。



 最後になりますが、沼津は今期かなり好調ですが、まだまだ本格化(餌取り)には至っていません。
一日中、どうしようもない餌取りの中で早く釣りをしたいものです。

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