2001.7.14(土)

時間 AM4:30〜PM16:00
26cm〜28cmの銀鱗7枚。
右下はメジナ。メジナは小さい
ですが、針を飲まれて絶命した為
キープしました。
天気 晴れ
潮回り 小潮
水温
釣法 紀州釣り
刺し餌 オキアミ、コーン、練り餌、さなぎ、岩いそめ
同行者

 今回も、今期好調が続く沼津への釣行となりました。静岡では、先週くらいから連日35度を越える猛暑が
続いています。今回も天気予報では晴れ。炎天下での釣りが予想されておりました。実は私はコレが好きなの
です。何も暑いのが好きなのではありません。暑ければ暑いほど、冬ならば寒ければ寒いほど釣り場に人が
少なくなり、思い通りの自分の釣りが出来るからです。(変でしょうか?(笑))
今回の状況は朝から風が強く、予報も猛暑。朝4時に釣り場に着くと、まだポイントには誰も居ませんでした。

 早速本命ポイントの釣り座を確保し、準備を始めます。今回の団子は最初に紀州マッハ。それが終わり次第
自前団子を作る事にしました。マッハを使った理由は、餌取りの多い時期にどれだけ耐えられるかという事と、
沼津で何処まで結果を出せるかと言う事を確認したかったからです。事前に餌取りが多いとの情報が有った為、
アミエビは念の為用意しましたが、使用しませんでした。当日の大体の配合は以下の通りです。

【紀州マッハ】
紀州マッハ 一袋
海水 200ccカップ×2
 ※途中餌取りが増えて団子の割れが極端に早くなったので、濁り団子を200ccカップ×1を2回に渡って追加

【自前糠団子】
糠、砂、細引きさなぎ、押し麦
海水 両手にすくって2杯
 ※分量は都度変化します。今回は糠:砂=3:1程度、さなぎは500g程度、押し麦200g程度からスタート。


今シーズン初の極薄集魚団子です。これでは、心もとないと感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、私は今回
これで餌取りもどっちゃり団子に寄っています。本命もバッチリ釣っています。周りの釣り人の状況にもよりますが、
活性気ならばこれで十分です。
 水深は分かっているので、2〜3投の確かめ投入をした後、早速開始しました。最初の付け餌はオキアミ。
いきなり一投目から餌がありません。二投目、三投目、餌がありません。これには嬉しい悲鳴。これだけ餌取りが
多ければ、一日の釣りがメリハリがありとても面白いと思います。数投後、掛かってきた魚はここでの常連「ベラ」と7〜8cmの「チャリコ」でした。しかし、これだけ多い餌取りも、2〜3m程度手前に投入すると全く反応が
ありません。その奥にある掛け上がりでは、団子が底までもたないほどいるのに。これは、明らかにおかしい状況
で、餌取りの反応が無い場所にはチヌの群れが入っていると判断し、手前側を集中的に攻める事にしました。
朝4時半から団子を打ち始めたのですが、7時位までは何事もなく時間が過ぎて行きました。7時を過ぎた頃
でしょうか?完全にオキアミが残って、更に浮きに時々では有りますが、非常に小さなピクン、ピクンという当たりが
出る様になりました。雰囲気バッチリ!ここで釣らねば!そして、待望の1枚目を掛けたのが7時20分位でした。
当たり餌はオキアミ。前アタリから浮きのトップ目印位置まで沈みしばらく止まる教科書とおりのチヌアタリでした。
幸先の良いスタートに気分は上々です。本日は、2〜3枚上げる事を目標にしていたので、その後も気合を
入れます。何といっても、チヌの雰囲気が随分感じられるので一投一投に集中します。餌も、練り餌を除いた
全てをローテーションしていきます。コーンに変えたその時・・・。今度は、浮きが勢いよく消し込みます。しかし、
ベラや、チャリコのツンツンしたアタリではありません。ビシッと合わせると浮いたのは本命!群れがでかい!
2、3、4枚目は夢にまでみた連発でした。僅か1時間程度の間に連発。これには自分でもビックリしました。
とても、去年の沼津では考えられないです。こうなると、目標は5枚となります。がそれも直ぐ現実のものと
なりました。5枚まで数を伸ばした所で団子が切れました。実はこれまでの釣果は全て、「紀州マッハ」での
ものです。前回は御前崎で好釣果を記録したのですが、沼津でもOK。紀州マッハの威力を感じました。但し、
時期的に団子の締めがキーとなりそうなので、その辺りに気を付ければどんなフィールドでもイケルと思います。
 さて、話が横道にそれましたが、何時も12時まで持つ紀州マッハが10時に無くなってしまったので、自前団子を
作ります。さっきまでの好調が、実は紀州マッハのお陰だったとしたら・・・。そんな事ばかりが脳裏を霞めます。
が、間もなく6枚目が来ました。またもやコーン。7枚目はお昼を過ぎた1時頃に来ました。もはや頭の中は目標が
2桁に変わっています。(笑)急に気が大きくなり隙が出来たのか、実はその後2連発でバラシました。(涙)
で、最後の一発にコーンでドデカイ魚の引きを味わい、5分程度のやり取りの末ハリス切れでバラシました。
どうも最近バラシが多く、気になっています。何なのでしょうか?また、今回そんな保険の意味も含めて、針は
カットチヌ2号を使用しました。途中1号を使用したのですが、なぜか1号を使った時にはバラシて、2号は確実に
仕留められました。単なる偶然かもしれません。だって、今までずっと1号を使用してきたのですから・・・。

 そうそう、午後14時過ぎに団子師が一名いらっしゃいました。この場所の古くからの常連のオヤジさんで、
泥団子(沼津では、赤土や粘土質の昔ながらの団子はこう呼びます)を操るこの方、結構な腕前の持ち主です。
土にさなぎを混ぜただけの非常にシンプルな団子ですが、いきなり2枚連発してました。それでも、私の所の魚が
寄せられたわけでは有りません。この方の腕でしょう。それと、集魚弱めの団子が皆で楽しめる環境を作っている
とひしひしと感じました。団子師が何名並ぼうと魚の奪い合いではなく、何時までも皆で楽しめる釣り場で
有りたいですね。

 釣果はもとより、常連さんの団子、隣りの方への気遣いなどに気分よく、16時納竿しました。

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