2001.7.21(土)

時間 AM5:30〜PM17:30
貴重な一枚となった33cmの銀鱗
天気 晴れ
潮回り 大潮
水温
釣法 紀州釣り
刺し餌 オキアミ、コーン、練り餌、さなぎ、ボケ
同行者 永易さん、沖さん、田中さん
まけさん、かじさん

 今回は20日(金)〜22日(日)の連休を利用し、5月にも遠征した湯浅へ再度挑戦してきました。
何故湯浅なのでしょうか?湯浅は熱いフィールドです。魚影は濃いのですが、誰でも釣れる訳ではありません。
キッチリした設定、一日を通しての釣りの組み立てをしっかりしないと、魚が居てもまず釣れません。大変に
デリケートで繊細な釣りが要求されます。私は、前回の遠征ですっかり湯浅に惚れこんだ私は、次回の遠征も
絶対湯浅と心に決めていました。

 20日(金)AM11時頃自宅を出発します。途中、Freedomの沖さん、田中さんと待ち合わせ、なぎ丸旅館に
向かいました。今回は、掲示板の常連さんのファイアーかじさん(以下かじさん)も参加されて、総勢6名と
なりました。20日は、前夜祭と言う感じで深夜まで全員で釣り談義に花が咲きました。

 翌21日(土)、睡眠不足で眠い目をこすりながら、朝5時の一番船に乗ります。磯に上がって団子を作り始めると
早速、沖さんからのアドバイスがありました。ここ湯浅は餌取りが異常に多い事で有名です。ですから団子も
餌取りに負けない事が基本になります。糠多め、砂、さなぎ少なめの配合に海水を両手に一掬い半入れ、それを
思い切り握ります。比率で言えば、糠:砂が8:1ぐらい。いつもは、もっと砂が入っていて団子自体の比重がある
ので結構飛んでいる様に見えるのですが、何しろ軽くて飛びません。沖さんは軽々と投げています。そんな調子
なので、棚取りに四苦八苦してしまいました。さて、当日朝の状況ですが、なぜか餌取りがあまり居ません。
全く居ない訳ではないのでまだ良いのですが、お手上げ程の数が居るわけでもないです。この配合では釣りに
ならないので、沖さんのアドバイスを受けながらさなぎ、砂を更に追加していきます。ある程度の所で、大体
良いタイミングに割れる団子になりました。そこからが本番スタートです。餌にオキアミを付けて様子をみます。
すると、なぜかオキアミが残ってきます。餌取りがあまり居ない様です。どうしてしまったのでしょうか?
それでも、何投か投げるうちに時々オキアミが取られるようになってきました。少しずつ餌取りが増えてきた
様です。その後もしばらくは、オキアミで様子を見ながら投入を続けました。と、その時、浮きがスポッという
感じで勢いよく沈みました。後ろにおられた、永易さん、沖さんがあ!入った!と、瞬間をしっかり確認されて
おりました。ワンテンポ置いてビッシッとアワセます。次の瞬間ゴンゴンと魚信が手に伝わってきます。
「ヨッシャ!幸先良いスタートだ」と考えていると、ふっと竿がテンションを失いました。痛恨の針外れでした。
とにかく、居る事がわかったので、気合が入ります。同じ設定で団子を思い切り締めてほぼ同一のポイントに
投入します。団子が早めに割れたと思った瞬間、また勢いよく団子が沈みました。なんと連発。今度は気を付けて
やり取りをします。魚信からはかなりでかい魚です。竿で溜めていると浮きかけた魚が根に向かって走りました
タモを用意して頂いている沖さんが心配そうに見ている矢先に竿がまたもやテンションを失います。今度は
ハリス切れ。底の様子を教えていただくと、丁度魚が走った位置にハエ根があり、そこに張りついたそうです。
実に残念でした。連発でバラシたので皆の様子が心配です。もしも、私のせいで一日の釣りが終わって
しまったら・・・そればかりが気になっておりました。それからしばらくは、全く雰囲気が無くなってしまいました。
餌が取られる状況は続いています。餌取りが多くなってきた様なので、サシエをコーンに変更します。
しばらく経過し、あまりにも状況に変化が無い為、寝ウキに変更して様子を見ます。沖さんに寝ウキの使い方を
教えていただき数投すると、ゆっくりウキが立ちました。きた!バッシッとアワセます。水面に浮いた魚は33cmの
本命でした。その後も雰囲気がムンムンと漂っています。上手に釣れば間違い無く数枚は追加できると
思いました。が・・・この時合いで釣ったのはこの一枚だけ。自分の腕の無さに涙が出てきます。その後、日中は
辛い釣りが続きます。暑い、とにかく暑い。じっとしていると、汗が玉の様に吹き出してきます。飲料も3リットル
用意しましたが、あっという間に減っていきます。昨夜の睡眠不足も祟って、ボーっとする事も多くなります。
あまりにも変化が無い厳しい状況についに睡魔が襲ってきてダウン。切り立った磯の日陰になっている
窪み部分を見つけ休憩する事にしました。1時間程無理な姿勢で仮眠し、目が覚めても状況に変化は無い様
でした。(まけさん談)

 その後、夕方の時合いに入る為、ラストスパートに向けて気合をいれます。サシエをオキアミにした時、
ウキが少しゆっくり目に入りました。アワセ!魚は暴れます。巻ける所までリールを巻き、竿で溜めていると
またもや根に走られ根ズレでプッツリでした。ここで竿をシマノ鱗海からダイコー強豪に変更します。
今日は既に3枚のバラシ。(全部が本命とは限らないですけど・・・)何とかもう一枚追加したい所です。
しかし、釣れてくるのはベラばかり。最後の最後に気持ち良く沈んだウキには、ボラが食い付いていました。
残念ながら初日はここまで。大変厳しい状況と、チヌが来ているのに釣り切れない自分のもどかしさばかりが
目立った一日でした。

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