2001.8.18(土)

時間 AM5:00〜PM17:00
左が私、右がかじさん。それぞれの
釣果を手にパチリ。小さいですが、
一応両方30cm級です。
天気 曇り 強風
潮回り 大潮
水温
釣法 紀州釣り
刺し餌 オキアミ、コーン、練り餌、さなぎ、磯エビ
同行者 かじさん

 今回は、お盆休みの連休を利用しての釣行となりました。場所は、ここのところずっと通い詰めている
ホームグラウンド沼津の波止です。いつもは単独での釣行が多いのですが、今回は、掲示板の常連さんでも
ある「かじさん」が御一緒する事になりました。かじさんは、7月に和歌山県湯浅へ釣行した際にも御一緒されて
ます。今回は、沼津で竿を出したいとの事でしたので、御案内する運びとなりました。

 朝3時30分に沼津IC付近で待ち合わせ。時間通りに待合場所に伺うと、既にかじさんはいらしてました。
どうも、どうもと挨拶もそこそこに早速釣り場に向かいました。

 現地到着はAM4:00時前。急いで波止に向かうと、幸いまだ誰も居ません。この場所での一級ポイントに
荷物を置き、早速支度に取り掛かりました。すると私達とは、タッチの差でもう一人団子師が向かってきます。
この場所では、何度かお見かけしている方ですが、残念ながら集魚コテコテ団子である事は以前確認して
おります。先行きに不安を感じながら団子の作成に取りかかりました。餌取りが多い事が予想される為、
糠を多めにして思い切り締めます。釣り始めると、案の定餌取りは多く、団子が割れた瞬間にオキアミが
取られます。餌取りの種類は、確認できるだけでもベラ、木っ端メジナ、カワハギ、ボラ。それに今回は掛けません
でしたが、周りの状況などからキンギョ(ネンブツダイ)、スズメダイ(オセン)も沢山居る様子です。
 幸い朝のうちはボラがうるさくなく、いつも房総のボラ軍団に頭を悩ませているかじさんも、この釣り易さには
御満悦の様子です。(笑)
 さて、開始から50分程経過した頃でしょうか?雰囲気が出てきました。そろそろコーンの出番かな?なんて
考えていると、ウキがゆっくりとトップまで沈んでいきました。これには、え?と、少々戸惑いました。
自分が考えているよりも、かなり早いタイミングで良いアタリが出たからです。一応チヌを期待しながらも、
半信半疑の部分もあったので、軽く合わせをいれてみました。すると、重量感のある引きが伝わってきます。
でも、なんだかパワー不足で動きも遅いし、直線的にしか動かないし、チヌともボラとも言えない感じでした。
「なに?なんだろこれ?」浮いた魚を見てビックリ。本命でした。目寸はそれ程大きくなかったのですが、大切な
チヌですから、タモですくいます。こうなると、楽しみは連発になります。小さめの団子を思い切り握って投入。
連発を狙います。が、雰囲気はあるのに食ってこない。いつものパターンに見事にハマッテしまいました。
その時合いは30分程度で終了してしまいました。かじさんは、時合いの終了前位にトップまで完全に沈む
良いアタリで一枚仕留められました。
 苦戦はそこからでした。朝のうちは、風も緩く大変釣り易い状況だったのですが、9時過ぎくらいからでしょうか?それまで、緩やかだった北東の風が急に強風となってしまいました。時折、竿を両手で支えなければならない位の強い風が襲いかかります。ですが、向かい風で無い所が救いでした。大変釣り辛い事には間違いないですが、
逆にそういった難しい環境も練習しないといけません。そんな風にも関わらず、かじさんも黙々と団子を投げ続けて
います。「この人も好きなんだなぁ」内心思いました。
 餌取りは居るけど、チヌの気配が無い。そんな状況が延々続きます。この時点で私と、かじさんが一枚ずつ、
隣りの集魚団子の方が0。そしたら、しばらくして集魚団子の方が一枚上げました。この方は、10時過ぎに
帰っていかれました。で、その後に残されたお土産はボラ。集魚がキツイ餌を撒くと本当に効果満点です。
それまで、それほど気にならなかったボラが、お隣さんが居なくなった途端に我々に攻撃の矛先を向けたのです。
団子投入〜ボラの団子引っ張り〜着底〜ボラのアタック。この繰り返しとなってしまいました。こうなると、釣りの
組み立てを変えなければいけません。団子に糠を足して更に締めます。ふと隣りを見るとかじさんも、ボラの
猛攻を受けておられる様子でした。

 あまりにも変化の無い状況なので、12時前くらいに一旦休憩をとりました。その時点で釣り人は、私とかじさんの
二人だけ。ほぼ貸し切り状態です。しばし手を休めて釣り談義。房総の現状を色々聞かせていただきました。
ゴミ問題、ルール・マナー違反、どの地域も抱えている問題ですが、房総も例外では無い様子でした。

 30分程の休憩を終了し、再開は12時頃でした。するとどうでしょう。何投か投げるうちに雰囲気が
でてきたのです。今度こそ!と気合を入れますが、やはり手も足も出ないまま終了してしまいました。

 時刻は過ぎて15時過ぎ。団体さんがやって来ました。その中のバッチリ格好を決めた若手の方がフカセを
始めました。その途端、ボラが池の鯉状態となり、コマセを打つたびに水面でバシャバシャと暴れながら
我先にと捕食している姿が確認出来ます。それでもお構い無しにコマセを打ち続けています。ボラは半狂乱
状態になってますます群れを大きくしながらヒートアップしています。更にその奥側には、こちらも集魚コテコテの
団子師が2名入っています。直後から、アッと言う間に我々のポイントから餌取りが消滅しました。風はますます
勢いを増し、普段は湖の様におとなしい沼津の海に波がたっています。夕方17時頃には、大分風も落ち着き
ましたが、団子切れと区切りの良い時刻と言う事で、17時納竿としました。

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