2002.3.3(日)

時間 9:00〜18:00(内休憩1時間半)
左)やり取りの最中の写真です。あまり上手に取れていませんが
  赤丸の部分が最後の抵抗を見せるチヌです。
右)自己新記録。47.5cm。
天気 曇り(東の風強し)
潮回り 中潮
水温
釣法 ウキフカセ
刺し餌 オキアミ、生ミック
同行者

 今回は日曜釣行となりました。しかし、本当は土曜日に釣行予定でした。が、子供の不調により断念。
本日は、大丈夫との事で日曜と相成ったわけです。

 場所は、恒例となった蒲原。実は、この蒲原海岸は、風に極端に弱い釣り場構成の為、釣行出来る日が
限られてきます。詳しく言うと、南、西、東の風は×。北よりの風は背から受ける形になるのでOK。特に西の風
が吹くと猛烈なウネリと高波となります。こうやって考えていくと、抜群の魚影の濃さは釣行を遮る自然条件の
多さにより、無用な場荒れを防いでいるのかもしれません。実は今回の釣行も、朝到着した時に風が猛烈に
吹いていました。東からのまともな風。でも、西の風とは違って東の風が一日ずっと続くとは考え難いので、
様子を見ながら釣る事にしました。しかし、いつまで経っても風はおさまる気配がありません。いつもの事ですが
蒲原では、風が強いと波が出ます。で、またまたいつもの事ながら飛沫を浴びます。それだけで、釣りに支障を
きたさなければ別に構わないのですが、風が強い為に竿先〜ウキまでの道糸が大きく風下に膨らんでウキを
引っ張ってしまいます。また、障害物(テトラ)が有り、道糸が引っ掛かる為に不用意に道糸を膨らめるわけにも
いきません。加えてウネリも強く、最前列のテトラが波を被っている為に後列に釣り座を取らざるを得なく、
これによって私の実力では、まったく釣りにならない状況となってしまいます。さあ、どうしよう?考えます。
とりあえず回避しなければならないのは違うタナと釣る事だと思い、ウキ下を固定仕掛けとしました。こうすれば、
ウキ下の仕掛けを不用意に引っ張る事も無いし、バッチリだろうと思いました。しかし、そうそう上手く行く筈も
ありません。風が強い為に、投入した仕掛があっと言う間に流されます。仕掛が馴染むとか、そういったレベル
ではなく論外です。それでも、なんとかだましだまし続けました。

 午前中は、ずっとこの様な展開でした。しかし、いつもは滅入る程沢山居るフグが、どうも今回少ない気がします。
後で分かった事なんですが、今現在猛威を振るっているフグは10cmにも満たないピンフグともいうべきサイズ
ばかりで針まで咥え切れないみたいです。その為に餌は取られるけど、アタリが出ないという結果となる様です。
オキアミが残る事は皆無といって良いほどなんですが、アタリが出ない為に空針を流す事に成りかねません。
その為に仕掛を投入してから、回収までのタイミングを自分で計ります。
 今回の干底は14時頃なので、午前の部は13時に切り上げて別のポイント探しと休憩に入りました。(干底に
なると、かなり砂が舞い上がる状態になって釣りにならなくなります。)

 で、ポイント探し。基本的にここのテトラ帯は何キロにも及んでいる為、探し甲斐があります。そして、以前から
気になっていた場所を見学に行きました。干底で風も強いとあってか釣り人は皆無ですが、有るわ有るわ
見る限りの一級ポイントの山。そして、その付近のテトラには海草、イガイ、フジツボなど、チヌが数百匹まとまって
食べても食べ切れない程、豊富な自然の餌が付着しています。そして、数m沖目に転がっているテトラと手前の
テトラで幾つもの小さなワンドを形成しています。竿を出してみようか、散々迷った挙句に時間が無いので今回は
パスしました。

 そして、午後の部。13時〜15時まで休憩して、15時〜スタートしました。
午前中から変化した所といえば、風がかなり弱くなった事。それでも吹いてはいますが、ラインコントロールで
かわせそうです。それに伴い波が小さくなりました。その為に、本命の一番手前側テトラに乗る事が可能と
なりました。ウネリは多少有りますが、少しの飛沫を浴びる程度ですから、問題ありません。
波が小さくなったので、午前中に使用していた重い仕掛2Bのウキを外し、Bをセットしました。
始めると、さほどフグも元気ではありませんが、確実にオキアミが無くなります。
コマセ始めて1時間半くらいでしょうか。そろそろ、時合いに入るかな?と思っていた矢先に、ゆっくり潮に
流されていたウキがポチョーンポチョーンと波紋を描きました。???何だろう???まあ、どうせフグか波の
上下動だろうな。と思いましたが、それでもと思い2〜3回誘いを入れて見ました。そしたら、急激に締め込む反応。
慌てて体制を整え、やり取りを開始。全く糸を出さずに浮いてきたのは、自己記録となる47.5cmの良型でした。
唇の皮一枚に針が掛かっていた危険な状態でした。ちなみに針はオーナーの速手チヌです。この針刺さりが
鋭いそうですが、私にはよく分かりません。(笑)
 その後も、薄暗くなる18時まで粘り、18時直前頃からオキアミが残ってくる様になったので期待したのですが、
ウキも見えなくなって来たので納竿としました。

 自分では、45cmを越えたら魚拓を取るつもりだったので、帰り際に釣具店に魚拓の依頼と魚を置いて帰宅。
翌日に作成してくれるといっていましたら、拓寸は縮んでいる事が予想されます。(笑)


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